19991年2月10日に「Good-bye My Loneliness」でデビューしてから、数々のヒット曲を残し、常に日本の音楽シーンを牽引してきた
ZARD。そのヴォーカル、坂井泉水の急逝から4年が経ち、デビュー20周年を迎えた今年、日本武道館にZARDが帰ってきた! ファンの要望に応える形で開催されてきた追悼ライヴ<What a beautiful memory>の東京公演が5月27日(金)に日本武道館で開催。
今年5月29日の大阪・グランキューブ公演を残し、最後となる<What a beautiful memory>。ZARDにゆかりのあるメンバーで毎回演奏されるこのライヴ、今回も総勢11名のバンド・メンバーにゲスト・アーティストが加わり、坂井泉水の貴重な映像と歌声が見事にシンクロしたステージとなりました。
オープニングでは、「私は いつも 本当に 言葉を 詞を 大切にしてきました。音楽で それが 伝わればいいなと 願ってます」という坂井泉水からのメッセージが流れ、デビュー曲である「Good-bye My Loneliness」からスタート。
自身の楽曲だけでなく、数々のアーティストに歌詞を提供してきた坂井泉水の軌跡を振り返り、ライヴ中盤ではコラボ作品も披露。
B'zの
松本孝弘による“TAK MATSUMOTO”名義でのアルバム『THE HIT PARADE』(2003年)の先行シングルとしてリリースされた「異邦人」(2003年)は貴重なレコーディング風景の映像と共に演奏。さらに様々なコラボ作品が披露される中、坂井泉水とのコラボで「君がいたから」(1995年)、「突然」(1995年)など多くのヒット曲を生んだ元
FIELD OF VIEWのヴォーカリスト、
浅岡雄也がステージに。
また会場を驚かせたのが、坂井泉水がZARDとしてデビューする前にビーイングのオーディションを受けた際の、
アン・ルイス「六本木心中」のカヴァーなど、これが初披露となる貴重な音源。ZARDとしてのデビュー前の写真や映像と共に会場に流れた後、数多くのヒット曲のオンパレードが続き、大ヒット曲「マイ フレンド」にて割れんばかりの歓声と共に、本編はフィナーレ。
アンコールは、代表曲「揺れる想い」と「負けないで」。観客席が総立ちの中、大合唱と共に武道館に響き渡り、トータル2時間45分に及ぶライヴは幕を下ろしました。