FUJI FILMの企業メッセージ「一枚の写真」は、大きく映し出された写真とそこで交わされる会話だけのシンプルなCMですが、大切な人への想いが感じられて、思わず胸が熱くなってしまいますよね? CMはたくさんのヴァージョンがありますが、音楽はすべて同じ、温かみのある優しいアコースティックな曲が使われています。
FUJI FILMのHPによりますと、このCMは音楽製作会社ブギー・ヴォックスの作品で、“マーク・マザーズボー(Mark Mothersbaugh)”が今回のCMの為に書き下ろしたオリジナル曲ということ。現在までのところ、CDなどは発売されていませんので、テレビか、
FUJI FILMのHPの
CMギャラリーでCMを視聴するのみとなっています。もし反響が大きければCD化を検討するかも知れませんので、今後の動向には注意ですね。
ところで、この“マーク・マザーズボー”なる人物ですが、CMのアコースティックなサウンドからは想像出来にくいのですが、じつは、革新的なテクノ・ポップ集団であり、またニュー・ウェイヴの変種(!)などと評された、あの
“ディーヴォ(DEVO)”の実質的なリーダー“マーク”のことなのです!
記念すべき1st
『頽廃的美学論』にて、ザ・ローリング・ストーンズの「サティスファクション」をカヴァーし、衝撃的なメジャー・デビューを飾ったのが78年。90年以降は、音楽制作会社Mutato Muzikaを設立して、数々の映画やCMの音楽を手掛けています。“ディーヴォ”としては一時期活動を停止していましたが、まさかの“SUMMERSONIC'03”への出演など、まだまだ健在です。
Mutato MuzikaのHP(海外)には、ディーヴォ情報も掲載されていますので、興味を持たれた方はぜひ訪ねてみてください。
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