オンエアが始まるやモンティ・パイソン好きが激しく反応を示しているこのキリンビバレジ「FIRE」のCM曲。これが少々ややこしい使われ方をしておりまして、曲調は
モンティ・パイソンの“お下劣”サイドを代表する曲のひとつ「Sit on My Face」なのですが、CMで聴ける歌詞は、どうやらこの曲のカヴァー(替え歌と言うべき?)元である「Sings As We Go」の歌詞が使われているようです。
オリジナルを歌っているのは、戦前から活躍し何本の映画にも出演しているイギリスの女性歌手グレイシー・フィールズですが、CMにより近い曲調で聴きたいのならばモンティ・パイソンのヴァージョンがベスト。以前にNIKEのCMに使われ問合せ殺到だった曲「Always Look On The Bright Side Of Life」も収録されている彼らのアルバム『Monty Python Sings』で聴けますよ。
また、「Sit on My Face」の面白さをより深く知りたい人は、彼らが80年にアメリカで行なった公演の模様を収録した貴重な映像作品
『ライヴ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル』(DVD:UIBE-1005/VHS:UIVE-1005)がオススメ。ユニバーサル ミュージックの
HP内で、ここに収録されているコントの一部が3分ほど視聴できますので、それを観て彼らの笑いに共感できた人は、ぜひ全編ご覧ください。
ちなみにこの「Sit on My Face」、残念ながら筆者は観ていないのですが、2002年暮れに行なわれたジョージ・ハリソンの追悼公演にて、エリック・アイドルらモンティ・パイソン関係者によって披露されたそうです。モンティ・パイソンが大好きだったジョージなだけに、さぞ天国で爆笑していたことでしょうね。
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