村上春樹の最新刊『1Q84』が大ベストセラーを記録し、冒頭に登場するヤナーチェクの「シンフォニエッタ」のCDがクラシックでは異例のヒットを続けています。村上春樹の小説には、クラシック、ジャズ、ロック&ポップス……あらゆるジャンルの音楽が登場し、ときには時代の空気を映すBGMとして、ときには物語の鍵となる重要なファクターとして、印象的に使われています。 本特集では、「何故この曲がこの場面に登場するのか」「村上春樹が好きな音楽とは」「ミュージシャンによるエッセイ」など、音楽誌ならではの切り口で村上文学を解析します。特集巻末には小説、エッセイなど各著作ごとに登場する音楽を100枚のアルバムで紹介。村上作品のコアなファンにも初心者にも充実の内容です。
スティーヴ・アップルトン 思わず走り出したくなるような若さ弾けるデビュー作
鈴木慶一 / Captain HATEand The Seasick Sailors ヘイト船長ふたたび現る!?
ソフィー・ミルマン 成熟したバンドで聴かせる自信に満ちあふれた3作目
ポール・ポッツ 大逆転の人生を謙虚に受け止めイタリア語で歌い上げたセカンド
■Book Review ・日本フォーク紀 コンプリート ・小田和正という生き方 ・マーシャル・マルクーハン広告代理店。ディスクガイド200枚。小西康陽。 ・マーヴィン・ゲイ物語 引き裂かれたソウル ・オルタナティヴ・ミュージック ・逆光 ・ナゴム、ホラーライフ 怖い映画のススメ ■ロックンロールストーブリーグ[89](安田謙一+辻井タカヒロ) ■名曲物語【邦楽編】[31]「いかれたBaby / フィッシュマンズ」(兒玉常利) ■僕の音盤青春記[110](牧野良幸) ■本家! 特捜野郎Aチーム(石塚 隆 + 相田晴美) ■We Talk ■プレゼント ■編集後記・広告インデックス