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2009年6月23日発売 |
B5判 160頁 |
本体1,905円 + 税 |
雑誌コード:64371-53 |
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高田渡、吉田拓郎、中島みゆきに続く"読本シリーズ"第4弾!
1969年、山下洋輔トリオを結成――以後40年、一貫してジャズの最前線に立ち続けながらエッセイに、小説に異能を発揮する山下洋輔の魅力と全貌を解き明かす。
ぼくが今の仕事を選んだキッカケは、兄が作った。兄は当時、大学のアマチュアバンドでドラムをたたいていて、このバンドが、よく家で練習をしていたのである。このバンドにはピアノ弾きがいなかった。ぼくはそのころ、ずっとやらされていたヴァイオリンが、いやでいやで仕方がなかった。また、通っていた私立の進学校中等部のだめ派であり、勉強もいやでいやで仕方がなかった。兄はそれにつけ込んだのかもしれない。
「こら、お前はピアノをやれ。ネコフンジャッタを弾けるのだから、ジャズがやれないはずがない」
乱暴な話だが、これは今考えても本当である。
※山下洋輔「ピアノが憎くて弦をたたッ切るのか」(本書収録)より
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【主な内容】
・巻頭カラー: 山下洋輔オン・ステージ
・小説デビュー作: さらば碧眼聖歌隊
・コンバット・エッセイ: ピアノが憎くて弦をたたッ切るのか
・再録対談: 筒井康隆 / 村松友示見 / 相倉久人 / 日高敏隆
・プレイバック60&70年代エッセイ: 平岡正明 / 浜野サトル
・語り下ろし、書き下ろしエッセイ: 寮 美千子 / 相倉久人 / 村井康司
・ディスクガイド: デビュー当時からの30作品を徹底ガイド |
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