日本固有の文化=ジャズ喫茶。いま韓国・台湾などアジア諸国をはじめ、ロンドン・ロサンゼルスなど欧米でも“ジャズ喫茶=JAZZ KISSA”が登場して話題となっています。日本が生んだ“ジャズ喫茶文化”がいま世界に広がりをみせようとしています。
本書は台湾のオーディオ専門誌のジャーナリストが見た全国20店のジャズ喫茶の姿を、その魅力とともに紹介した“音楽文化論”ともいえる内容で、2020年7月に台湾で発売された『爵士喫茶案内所』を翻訳したものです。
日本版を出すにあたり、新たに2軒の台湾の音楽スポットを紹介するほか、日本のジャズ喫茶を代表する存在として、ファンの間では“聖地巡礼”の対象ともなっている一関「ベイシー」店主菅原正二さんと、中学生からベイシーに通いつめ、やがてジャズ喫茶を経営するようになった東京「ジャズ オリンパス!」店主小松誠さんとの対談を追加。“ニッポンのジャズ喫茶文化”の経緯と現況がわかるジャズ・ファン必読の音楽書です。
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