98年以来、かつてないロングラン上演が続く劇団四季の人気ミュージカル。長期公演だけに、劇団のメンバーにも変動があり、本作はメイン・キャストを差し替えたリニューアル盤だ。2011年現在の中心的キャストの記録らしいこなれた演唱の中、ラフィキ＝金原美喜の力演が冒頭から耳を引く。

この作品の日本語版を待っていた人は多いはず。ただ、作品的には音楽だけでは物足りず、舞台をライヴで観てこその作品なのだと再認識。客席で感じたあの想いを思い出すためには最適の一枚だし、これを聴いて物足りないと思ったら、チケットを手に入れよう。