みんなで声を合わせて楽しむ“歌声喫茶”の雰囲気が味わえる『歌声喫茶ともしび 〜みんなで歌おう・旅立ち編〜』のデジタル配信が、3月24日（金）よりスタート。

　今から69年前、昭和29年に東京・新宿の地で生まれた「歌声喫茶ともしび」は、60年以上新宿での営業を続けてきましたが、コロナ禍となり“みんなで歌い合う”ことが出来なくなり、2020年から約2年の休業を経て、2022年11月に高田馬場へ移転し営業を再開しました。この春からマスク着用義務も解除され、コンサートやスポーツでの声出しも解禁となったことで、みんなで歌声を重ねて楽しむというスタイルの「歌声喫茶ともしび」にも連日多くのお客さんが訪れ、以前の様な光景が戻ってきています。

　その歌声喫茶の老舗である「ともしび」が、改めて“歌声喫茶”という文化を若い世代や、全国の歌声仲間に届けるべく新店舗にて録音された数々の名曲を、随時音楽配信サービスを通じてデジタル配信していくこととなりました。第1弾は、『歌声喫茶ともしび 〜みんなで歌おう・旅立ち編〜』と題し、コーラスグループのベイビーブーがコロナ禍で休業となった「ともしび」を応援するために作った「みんなのメロディ」をはじめ、「マイ・ウェイ」「また逢う日まで」「カチューシャ」といった、「ともしび」でも人気の曲や「早春賦」「春よ来い」「花」といった世代を超えて受け継がれる童謡や唱歌、さらには、「旅立ちの日に」「BELIEVE」「思い出のアルバム」といった春の旅立ちに寄り添う名曲が20曲収録されています。

　今回「ともしび」での雰囲気をそのまま録音した音源を配信することにあたり、同店の斎藤隆店長は、「1954年に生まれ、昭和の文化として長く多くのファンに愛されてきた『歌声喫茶』を、このようなデジタル配信いう形でより多くの皆様に届けられることをとても嬉しく思っています。コロナ禍もあり、新宿3丁目の店を2020年10月で閉店して以来“みんなで歌い合う”ということが出来なかったこの3年近くでした。多くの皆様のご支援により、昨年末に高田馬場で新店舗を再開することができました。おかげさまで連日、みなさんの“うたごえ”で大変盛り上がっています。この配信での音源をお聞きいただき、全国の歌声喫茶ファンの皆様や若い世代の方々が、いつでも手軽に『歌声喫茶ともしび』の雰囲気を楽しんでいただけることを願っています」と、新たな取り組みへの期待を寄せました。

　今回のデジタル配信を通じて懐かしい“歌声喫茶”の雰囲気や世界に触れ、実際に高田馬場の新店舗を訪れ思い切り歌声を合わせ楽しんでみてはいかがでしょうか。