染井為人による傑作小説『正体』を実写映画化し、11月29日(金)に全国公開することが決定。7月11日に、超異例に主演の発表に先立って、“主演”以外のメインキャストとして
吉岡里帆、
森本慎太郎、
山田杏奈、
山田孝之の4名を発表しました。同時解禁された超特報・超ティザー・ヴィジュアルでも顔が見えない、謎に包まれた主人公・鏑木を演じる主演の“正体”が話題を呼び、解禁後すぐにXでトレンド入り、Yahooリアルタイム検索ランキング入りするなど、SNS上で大きな話題に。そしてこの度、主演の“正体”が
横浜流星であることが明かされました。5つの顔を持つ指名手配犯・鏑木に挑みます。
『
余命10年』(2022)が興行収入30億円を超える社会現象を巻き起こし、最新作『青春 18×2 君へと続く道』が日本のみならず現在アジア各国で大ヒットを記録中の
藤井道人監督が手掛ける、極上のサスペンス・エンタテイメントが誕生。日本中を震撼させた殺人事件の容疑者として逮捕され死刑判決を受けたが脱走し潜伏を続ける主人公・鏑木。吉岡里帆が演じる沙耶香は、東京でフリーライターをしている鏑木が家がないところを助け、一緒に暮らし指名手配犯だと気づきますが彼の無実を信じています。森本慎太郎が演じる和也は、大阪の日雇い労働者として共に工事現場で働く鏑木と親しい友人となりますが、犯人ではないかと疑っています。山田杏奈が演じる舞は、長野の介護施設で働く鏑木と出会い恋心を抱きます。山田孝之演じる刑事の又貫は、潜伏しながら各地に出没し日本を縦断していく鏑木を追っています。4人が出会った鏑木は、それぞれまったく違う姿をしていました。4人の視点から描かれる、鏑木の本当の“正体”とは――。彼は、凶悪犯なのか、無実の青年なのか?
この度、遂に決死の逃走を繰り広げる主人公・鏑木を演じる主演の“正体”が発表。主演は、2025年NHK大河ドラマの主役にも抜擢され国民的俳優の地位を確かなものにしている横浜流星。5つの顔を持つ指名手配犯・鏑木に体当たりで挑みます。公私ともに交流がある藤井監督とは、長編劇場映画では今回で『
青の帰り道』『
ヴィレッジ』に続き3回目のタッグとなります。
合わせて公開となった特報映像では、姿を変えながら逃亡を続ける鏑木(横浜流星)の姿と、日本各地で彼と出会った者たちの姿とが収められています。横浜流星演じる鏑木は行く先々で姿を変えて潜伏し、各地で出会った沙耶香(吉岡里帆)、和也(森本慎太郎)、舞(山田杏奈)らと関係を築いていきます。沙耶香は鏑木を信じ、和也は殺人犯ではないかと疑いを抱き、舞は鏑木に恋をするなど、それぞれの目に映るその鏑木の印象は異なるもの……。鏑木を追う刑事・又貫(山田孝之)は、「気づかなかったんですか?彼の正体に」と沙耶香たちに問いかけ、「殺人犯です」と確固たる意志のもと鏑木を追い詰めていきます。そして、又貫と対峙する鏑木……。彼の正体とは?そして鏑木の計画とは――。潜伏生活のなかで移り変わっていく鏑木のヴィジュアルと、多様なキャラクターに扮した横浜がみせる様々な表情にも注目の特報映像となっています。
[コメント]18年前に映画を作り始めてから、沢山の素敵な出会いがありました。
その中でも俳優・横浜流星との出会いは、僕にとってとても大きなものでした。
お互い売れずに苦汁を飲んでいた時期を経て、お互いを鼓舞し合って、沢山の時間を過ごして今の関係があります。
「流星主演で映画を作ろう!」
そんなことを合言葉に、我武者羅に駆け抜けてきました。
いまから4年前、その記念すべき1本目の作品として企画を立ち上げたのが映画「正体」です。
原作の染井先生は同世代ということもあり、会ったその日に意気投合しました。
染井先生が僕らのために多くの時間を割いてくださり、作品の話をたくさんできたこと、本当に感謝しております。
原作を提案してくれたプロデューサー、敬愛するキャスト、スタッフの4年間の想いが1本の映画になりました。
人と人との繋がりが希薄になっている今だからこそ、沢山の方に観ていただきたいです。
どうぞ、公開まで楽しみにしていてください。――藤井道人監督『正体』は監督と共に目標を決め、非常に思い入れのある作品です。
人生は一筋縄ではかない。
人が人を欺き、陥れ、間違いが起き、理不尽で、“正義”が通用しないことが多々ある。
状況は違えど、誰もが感じた事があると思います。
それでも彼は信念を持って生きます。
彼の生き様に何かを感じてもらえたら嬉しいですし、何故脱獄したのか、真意は何なのか、
劇場で彼の正体を目撃して頂きたいです。――主演・横浜流星©2024 映画「正体」製作委員会