矢沢永吉ソロ・デビュー。日比谷野外音楽堂でのキャロル・炎の解散コンサートを経て、シングル&アルバム「I LOVE YOU,OK」をリリースした矢沢。18歳のときに広島で構想されたこのスロー・バラードこそ矢沢のすべてであったが、批評家やファンには「スピード感が消えた」と評されてしまう。同年の佐世保でのコンサートでは、悪天候も手伝って1,400人収容の会場にわずか100人。自らがタダ券を配りに走り回ったという。ちなみに、そのような波瀾万丈の人生は、28歳の時に出版した自叙伝『成り上がり』(構成:糸井重里)に詳しい。 −2000年08月28日作成−