

ソウル/R&Bシンガーのベン・E.キングが、米国ノース・カロライナに生まれる。本名ベンジャミン・アール・ネルソン。教会の聖歌隊に参加し、ニューヨークのハーレムに移住した後、高校時代にドゥ・ワップ・グループでストリート・パフォーマンスを行なうようになった。父親のレストランでウェイターとして働きながらチャンスを窺い、ついにドリフターズの一員として表舞台に。ソロに転進後は、かの名曲「スタンド・バイ・ミー」を大ヒットさせた。

ジャズの革命児マイルス・デイヴィスが65歳で死去。ひたすら速く盛り上がる「ビ・バップ」に対し、編曲重視の知的な奏法「クール・ジャズ」を確立したマイルス。緻密な編曲のもと、9重奏団でレコーディングされたアルバム『クールの誕生』は、後世に語り継がれる伝説のアルバムとなった。映画『死刑台のエレベーター』では、映画のラッシュを観ながら、トランペット片手に即興でメロディを作曲。静と動を併せ持った完璧主義者マイルスの演奏が堪能できる作品になっている。
歌手のヘレン・シャピロ、ロンドンに生まれる。'59年、当時弱冠12歳だったマーク・ボランらとバンド「スージー&ザ・フラフープス」を結成。その2年後、ソロで「子供じゃないの」でデビューし、同曲が大ヒット。ちなみにこのことは、マークの〈スターになりたい熱〉を強く刺激したとも言われている。そして第2弾シングル「悲しき片想い」も大ヒットし、ビートルズを前座にツアーなども行なっていた。が、そのビートルズの人気が爆発し、ポップス・シーンが様変わりしたことで、次第に姿を消していってしまったのであった。

女優のグウィネス・パルトロウがアメリカ合衆国カリフォルニア州で生まれる。映画『セブン』でブラッド・ピットの妻役を演じたことから私生活でも恋人となるが、結婚間近で破局してしまう。その後コールドプレイのヴォーカル、クリス・マーティンと結婚し、2児の母となる。身長190cmのクリスと身長178cmのグウィネスが産んだ子だけに、ビッグになるに違いない。
日本武道館にて映画『マジカル・ミステリー・ツアー』日本初公開。翌10月にはTBS系列にて全国ネットで放映された。しかし、このテレビ放送の際、4本あったロールの順番を間違えて放送してしまうというハプニングが起きたそうだ。しかし、視聴者の大部分はその間違いに気づくことがなかったとか。その後、この映画は「シェア・スタジアム」で行なわれたコンサートとの2本立てで、77年8月に劇場公開された。