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テリー・ライリー、ジャズ・スタンダードのカヴァーとオリジナル曲を収めたニュー・アルバムを発表

テリー・ライリー   2023/09/05 12:20掲載
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テリー・ライリー、ジャズ・スタンダードのカヴァーとオリジナル曲を収めたニュー・アルバムを発表
 ミニマル・ミュージックの金字塔作『in C』(1964)、サイケデリックの不朽の名盤『A Rainbow in Curved Air』(1969)などで知られる巨匠、テリー・ライリー(Terry Riley)が、ジャズ・スタンダード・カヴァーとオリジナル楽曲を収録したニュー・アルバム『Terry Riley STANDARD(S)AND -Kobuchizawa Sesions #1-』を10月4日(水)にリリースします。

 テリー・ライリーは現在日本在住。佐渡でのプロジェクトのために来日した際、パンデミックのために米国への帰国が困難となったことがきっかけながら、そのまま滞在し日本で創作活動を続けています。待望の新譜は、2020年初春来日直後、まだ移住を決める前の山梨県小淵沢での録音。ジャズ・スタンダードとオリジナル楽曲で構成された本作は、緻密かつ繊細なピアノとサイケなシンセサイザーの幅広いサウンドで彩られ、“即興演奏家”としての彼の本質を鮮明に記録した作品に。全10曲のうち、6曲がカヴァー曲、4曲がオリジナル曲。若き日のパリ滞在時代に、ジャズ・スタンダードに親しみ、今回のカヴァー作品に繋がっているとのことです。

 CD購入者の共通特典に、テリー・ライリーが杖で天を指しているポーズに虹色で名前が入ったステッカーが封入。タワーレコードオリジナル特典として、非売品ポストカードが先着で付きます。

 なお、テリー・ライリーは、リリースを記念したコンサート・ツアーを開催します。10月7日(土)は、〈さいたま国際芸術祭2023〉のオープニング公演に出演。続く10月13日(金)、14日(土)には〈AMBIENT KYOTO〉の一環として、普段は一般非公開である能舞台での立体音響ライヴを披露します。詳細は、テリー・ライリー official Twitterをご確認ください。

 また、月に一度、インド古典音楽「ラーガ」を教える教室「KIRANA EAST」を鎌倉で開催しており、次回開催は9月16日(土)、17日(日)とのこと。御年88歳。生ける伝説のアーティストの活発な動きから、目が離せません。

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■2023年10月4日(水)リリース
テリー・ライリー
『Terry Riley STANDARD(S)AND -Kobuchizawa Sesions #1-』
(ヨミ:テリー・ライリー・スタンダーズアンド 小淵沢〈コブチザワ〉セッションズ シャープワン)


[収録曲]
01. Isn't It Romantic?
ヨミ:イズントイットロマンティック? ※カバー曲
(オリジナル:Lorenz Hart / Richard Rodgers)
02. Blue Room
ヨミ:ブルー・ルーム ※カバー曲
(オリジナル:Lorenz Hart / Richard Rodgers)
03. The Best Thing for You (Would Be Me)
ヨミ:ザ・ベスト・シング・フォー・ユー ※カバー曲
(オリジナル:Irving Berlin)
04. 'Round Midnight
ヨミ:ラウンド・ミッドナイト ※カバー曲
(オリジナル:Bernard D. Hanighen, Thelonious S. Monk & Charles Cootie Williams)
05. Ballade for Sara & Tadashi (Piano)
ヨミ:バラード・フォー・サラ・アンド・タダシ(ピアノ) ※オリジナル曲
06. Pasha Rag
ヨミ:パシャ・ラグ ※オリジナル曲
07. Ballade for Sara & Tadashi (Synth)
ヨミ:バラード・フォー・サラ・アンド・タダシ(シンセ) ※オリジナル曲
08. Yesterdays
ヨミ:イエスタデイズ ※カバー曲
(オリジナル:Jerome Kern / Otto Harbach)
09. It Could Happen To You
ヨミ:イット・クッド・ハップン・トゥ・ユー ※カバー曲
(オリジナル:Jimmy Van Heusen / Johnny Burke)
10. Gotcha Wakatcha
ヨミ:ガッチャ・ワカッチャ ※インプロヴィゼーション・オリジナル曲
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