2027年から
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席指揮者となる指揮者の
クラウス・マケラが、音楽監督を務める
パリ管弦楽団と取り組むフランス音楽シリーズの第3弾として、
ベルリオーズの代表作「幻想交響曲」と生誕150周年を迎えた
ラヴェルの「ラ・ヴァルス」を収めるアルバムを6月6日(金)に発表します。
2024年12月に仏・パリのパリ・フィルハーモニーにてライヴ録音された「幻想交響曲」についてマケラは「ベルリオーズの傑作〈幻想交響曲〉は、パリ管弦楽団にとって特別な意味を持つ作品です。1967年にシャルル・ミュンシュが初代音楽監督として指揮・録音した楽曲のひとつであり、それ以来このオーケストラの中核的なレパートリーとして演奏され続けています。私自身も、パリを拠点に、そしてツアー先でこの楽団と何度も演奏する機会に恵まれましたが、作曲から約200年が経った今もなお、この音楽の新鮮さには驚かされます」とコメントしています。「幻想交響曲」は、ベルリオーズが1830年に作曲した交響的作品。
シェイクスピアや
ベートーヴェン、そして恋人であった女優ハリエット・スミスソンからインスピレーションを受けた本作は、主人公の妄執を象徴する旋律「イデー・フィクス(固定楽想)」を全曲にわたって繰り返し登場させるなど、当時としては革新的なオーケストレーションと感情表現によって大きな話題を呼びました。
アルバムの発売に先立ち、3月28日から「幻想交響曲より 第4楽章:断頭台への行進」が先行配信されています。
また、クラウス・マケラ指揮パリ管弦楽団は6月に予定している来日公演で「幻想教協曲」を披露する予定です。
Photo by Kaupo Kikkas