10月9日は東急グループが「とう(10)・きゅう(9)」の語呂合わせにちなんで、「東急の日」に制定。そこで、歌詞に“東急”が登場する楽曲をいくつか紹介。
古くは「東京ブギウギ」「買物ブギー」など“ブギの女王”としてしられる、
笠置シヅ子が1949年に発表した「ホームラン・ブギ」に“東急”が登場。この曲はタイトルからもわかるとおり、プロ野球(当時は“職業野球”と称していた)の歌で、歌詞に登場する“東急”は東急フライヤーズ(現・北海道日本ハムファイターズの前身)のことです。笠置が歌う前には、国民栄誉賞受賞歌手の
藤山一郎が歌っていました。
「愛は勝つ」の大ヒットで一世を風靡した
KANは、「REGIKOSTAR 〜レジ子スターの刺激〜」にてテクノポップ風のサウンドに乗せて“各駅停車東急線”と歌っています。ちなみに、タイトルは
バグルス「ラジオ・スターの悲劇」(VIDEO KILLED THE RADIO STAR)をもじったもの。2010年リリースのアルバム『
カンチガイもハナハダしい私の人生』で聴くことができます。
ゆずは、「カーテンのせい」という曲で“東急ハンズをいつもブラブラしてる”と生活雑貨をはじめとするショッピングチェーン「東急ハンズ」について歌っています。同曲は2003年発表のアルバム『
すみれ』に収録されています。
浅井健一&THE INTERCHANGE KILLSの「どっかいっちゃった」や、タレントや俳優として活躍する“ぐっさん”こと
山口智充の「神戸に行こう」でも“東急ハンズ”が登場します。
そのほか、
相対性理論「三千万年」、
TRIPLANE「タイムカプセル」、
松藤量平「MORNING GLORY」、
Best Partner「かげおくり」などでは東急線に、
POLYSICS「ラスポテトメモリーズ」でデパートの東急(東急百貨店)について、それぞれ歌詞で触れています。
また、渋谷の名所のひとつ“マルキュー”ことファッションビル / ブランドの「109」について歌っている楽曲も少なくありません。109の名前は「東急(とうきゅう)」を「1(いち)・0(まる)・9(きゅう)」との語呂合わせと、営業時間が「午前10時〜午後9時」ということに由来していることは、広く知られているところです。
やはり、渋谷を舞台にした楽曲に「109」のフレーズは数多く登場。「気分上々↑↑」「俄然Yeah!」などのヒットで紅白歌合戦にも出場した
mihimaru GTの「ええがな」をはじめ、
AKB48「109」(マルキュー)や
乃木坂46「革命の馬」、
DAOKO「ShibuyaK」、
さめざめ「裏SHIBUYA」、
ROOKiEZ is PUNK'D「eggmate of the year」、SOFFet「キグルミマスター」、
Omoinotake「fake me」、
般若「東京ONE feat.dj honda&Nashawn」、
CIMBA「イイ女 エエ女 (feat. TAK-Z & CHEHON)」などさまざまなアーティストの楽曲で用いられています。
それ以外にも、東急線沿線の風景や東急関連の店舗の光景を綴った楽曲があると思いますので、歌詞やリリックに出てくる“東急”のワードを少しばかり気にして聴いてみるのも面白いかもしれません。
(写真は、SUPER BELL“Zと向谷実とのコラボ・ユニットによる、東急東横線をモチーフにした2014年1月発表のアルバム『
東横特急2014」)
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