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クラシック
※ 雑誌「CDジャーナル」掲載インタビューを最新のものから表示しています。
マリオ・ブルネロ
自然を愛する才気煥発チェリストが満を持してついにＣＤ制作を解禁
（CDジャーナル2002年10月号掲載）
大自然の中のチェリスト、という表現はちょっと不可思議な印象をあたえるかもしれない。しかし、北イタリアの小さな村に住み、そこでの生活を大事にしながら演奏活動を続けるマリオ・ブルネロは、忙しくツアーを続ける他の……全文を読む»
ジョシュア・ベル
作品の本質と越境の意義を見据える類まれなるクロスオーヴァー確信犯
（CDジャーナル2002年09月号掲載）
札幌の“パシフィック・ミュージック・フェスティヴァル(PMF)”出演のために来日したジョシュア・ベル。PMFで共演した指揮のロジャー・ノリントンとはメンデルスゾーン/ベートーヴェンの協奏曲をリリースしたばかり。メンデルスゾーンはす……全文を読む»
安楽真理子
少女からレディへ――磨き上げられた柔軟な感性
（CDジャーナル2002年09月号掲載）
メトロポリタン歌劇場の専属ハーピストとなってもう7シーズン。筆者が初めてインタビューしたのは専属になりたての頃だった。少女の面影を残した彼女だったが、今やすっかり大人の雰囲気を身につけたレディとなった。さぞかしメト……全文を読む»
エマニュエル・アックス
円熟の時を迎えてますます意気盛んな探求と挑戦のピアニスト
（CDジャーナル2002年08月号掲載）
昨年に続いて来日公演を行なったピアニストのエマニュエル・アックス。今年は、まずN響の定期公演でブラームスの第2番の協奏曲を弾き、サントリーホールの“フェスティヴァル・ソロイスツ”公演ではモーツァルトとブラームスのピアノ四重奏曲を共……全文を読む»
ヴェッセリーナ・カサロヴァ
可憐で前途洋々なメゾの大スターが、変わらずに持ち続ける謙虚な素顔
（CDジャーナル2002年08月号掲載）
売れているアーティストのなかには、ときおり偽装の謙虚さを装う人もいなくはない。しかし、ヴェッセリーナ・カサロヴァの物腰や話しぶりから感じられたのは、とてもメッキとは思えない、近年、めったにお目にかかれな……全文を読む»
フアン・ディエゴ・フローレス
彗星のごとく現れた、当代一の“ロッシーニ・テノール”
（CDジャーナル2002年08月号掲載）
ボローニャ歌劇場来日公演の『セビリャの理髪師』でアルマヴィーヴ�'貅澆魃蕕検�歌唱至難なためにカットされることの多い第2幕大詰めの長大なアリア「これ以上逆らうのをやめろ」を見事に歌い切ったフアン・ディエゴ・フローレスは、早くも当代一の“ロッ……全文を読む»
マレイ・ペライア
表現テクニックと豊かな情感そして確かな解釈が本当の演奏を生み出す
（CDジャーナル2002年07月号掲載）
手の故障のために2年間演奏活動を休んだ以降のペライアの演奏は、聴き手の心に深く残るものだ。インタビューは終始静かな雰囲気で進められた。誠実な演奏をする人は言葉のやりとりも誠実である。まず新譜について。ショパンのエチュード集は素晴らし……全文を読む»
ケリー・ヨスト
音楽と自然をスピリチュアルな友とするヒーリング・スタイルのピアニスト
（CDジャーナル2002年07月号掲載）
「私の演奏は、ヒーリング・スタイルのものです。大学に入ったときは、非常に速く、また大きな音で弾いていました。先生は、そんな私の演奏に興味を示してくれませんでした。すべてを変えるべきだと言うのです。優しく……全文を読む»
五嶋みどり
記念盤２枚をリリース積み重ねと通過点であるこの20周年
（CDジャーナル2002年06月号掲載）
その名前だけですべての人が彼女を認識する演奏家、Midori=五嶋みどり。2002年、彼女はデビュー20周年を迎える。82年の大晦日、サプライズだったメータ指揮ニューヨーク・フィルでの演奏会デビュー。それから20年という時間が……全文を読む»
アナスタシア・チェボタリョーワ
テクニック、音楽性と伝統パーフェクトな才能を与えられた美女
（CDジャーナル2002年06月号掲載）
デビューとなった前回のアルバムもそうだが、今回のアルバムもジャケット写真のなんと美しいことか。これに魅せられてついつい買ってしまった男性は結構いらっしゃるに違いない(筆者はそのポスターを入手できないかと奔走した……全文を読む»
セルゲイ・ヴァシリエヴィチ・ラフマニノフ
ブラームスを奏でる時、それこそが故郷での憩いなのかもしれない
（CDジャーナル2002年05月号掲載）
「私には故郷と呼べる場所がないのです」フランス出身のピアニスト、エレーヌ・グリモーは、澄んだグレーの瞳をまっすぐにこちらに向けながら語る。「生まれたエクサン・プロヴァンスの街を離れてパリの音楽院へ入り、再びその街へ帰る時……全文を読む»
ポール・メイエ
お客さんには演奏家を信頼してほしい……現代曲をも開拓するクラリネット奏者
（CDジャーナル2002年05月号掲載）
フランスをというよりも、現代を代表するクラリネット奏者のメイエ。ル・サージュと録音したブラームスのクラリネット・ソナタ集は、ドイツ・オーストリア系の名手たちとは異なったフレッシュな表現が印象的だった。「晩年に……全文を読む»
鈴木慶江
クラシックへの掛け橋となるポップ・アリアの“花束”
（CDジャーナル2002年05月号掲載）
元旦生まれのため、“慶”の字が授けられた鈴木慶江。その名にふさわしく、皆に喜びを与える歌手として、観客の拍手で決める“明日のマリア・カラスをさがせ”コンクールで優勝。さらにイタリア声楽コンコルソなど、多くの優勝歴も持……全文を読む»
ルノー・カピュソン
美音のヴァイオリニストのデビュー盤はテンションの高いコラボレーション
（CDジャーナル2002年04月号掲載）
フランスのヴァイオリニスト、ルノー・カプソンの来日は今回で3度目。以前の2回は紀尾井ホールでの室内楽だったという。今回は東京フィルの定期演奏会のための来日。チョン・ミュンフンとブラームスの「ヴァイオリンとチェロのための二重協……全文を読む»
クリスティーネ・シェーファー
抑制の利いた透明な声が絶賛を浴びる、知的な歌姫
（CDジャーナル2002年04月号掲載）
アバド&ベルリン・フィルをはじめ、ブーレーズやラトルとたびたび共演し、ザルツブルク音楽祭の常連となった売れっ子ソプラノ、クリスティーネ・シェーファーが初来日した。今回はドイツ&フランス・リートのリサイタルとベルリ……全文を読む»
池松宏
待望の２枚目も、コントラバスの新しい楽しさ満載
（CDジャーナル2002年04月号掲載）
ファースト・アルバム『オーパ、コントラバス!』が大好評を博した池松宏のセカンド・アルバムは、ソロ用のコントラバス(6曲)に加え、オーケストラ用のコントラバス(1曲)やサイレント・ベース(2曲)を使い分け、……全文を読む»
クロエ・ハンスリップ
14歳にして完璧な技巧クロエ、爽やかにデビュー！
（CDジャーナル2002年03月号掲載）
�競�ロエ(本名はクロエ・エリース・ハンスリップ)は、ユーディ・メニューインが「最も尊敬に値する」と褒めちぎった天才少女ヴァイオリニスト。マスター・クラスで教えたイダ・ヘンデルやマキシム・ヴェンゲーロフらも「教えること……全文を読む»
中島康晴
世界の檜舞台へと飛び出した日本発の小さな巨人
（CDジャーナル2002年03月号掲載）
昨年12月に行なわれたミラノ・スカラ座の研修生募集オーディションに合格。今までに数多くの国際コンクールで優勝・入賞を果たしている彼だが、もしかしたらこの合格発表が一番嬉しかったかもしれない。「もちろん与えられるチャンス……全文を読む»
ユンディ・リ
蝶への大胆な変身を密やかにもくろむショパン・コンクールの覇者
（CDジャーナル2002年02月号掲載）
まだあどけなさの残る表情に、瞳だけが強い意志を表わしている。中国人として初めてショパン・コンクールの覇者となったユンディ・リに会って感じるのは、さなぎが蝶に変身する時のような、何か想像のつかない大胆な変身を準備している姿だ……全文を読む»
川畠成道
“マイ・フェイヴァリット”を奏で、聴き手に力と幸せを与えていきたい……
（CDジャーナル2002年02月号掲載）
川畠成道がロンドンで暮らすようになって8年がたつ。「毎日の生活のなかで学ぶことが本当にたくさんある――そういったら大げさだけど、ひとと接すること、街で出会うこと、散歩やTVをみることまで……。ただヴァイオリンの練習……全文を読む»
イアン・ボストリッジ
知的で洗練された独自の世界を展開する、ブリティッシュ・テノール
（CDジャーナル2002年01月号掲載）
伝統あるドイツ・リート界に爽やかな新風を吹き込み、特異なキャラクターを生かしてオペラ界に革新をもたらしているのが、ボストリッジである。オックスフォードとケンブリッジに学び、魔女をアカデミックに研究する歴史学者でもある。……全文を読む»
前橋汀子
来し方を反映した、ベテランによる表情豊かな小品集
（CDジャーナル2002年01月号掲載）
クラシック・ファンのみならず、幅広く支持されている前橋汀子。日本人初の留学生としてレニングラード音楽院、続いてはジュリアード音楽院に学び、さらにスイスでヨーゼフ・シゲティ、ナタン・ミルシュテインに師事した。……全文を読む»
デュエットゥ
明るく柔軟な感性を持ったニュー・タイプのピアノ・デュオ
（CDジャーナル2002年01月号掲載）
キュートでめっちゃ明るい性格のピアノ・デュオ。丸顔の方が大嶋有加里で、面長の方が木内佳苗。大の仲良しという二人、演奏の息はぴったり。一緒に暮らしているとか。「相手の練習をさり気なく聴いていると合わせた時にぴったりとい……全文を読む»
マキシム・ヴェンゲーロフ
ソロ、アンサンブルにと多彩な顔を見せる若きヴィルトゥオーゾ
（CDジャーナル2001年12月号掲載）
74年生まれの26歳。その自信にみちた演奏からもわかるように、マキシム・ヴェンゲーロフは21世紀のヴァイオリン界をリードする若きヴィルトゥオーゾである。神童ぶりはつとに有名だが、90年、カール・フレッシュ国際ヴァイオ……全文を読む»
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