オアシスのシンガー、リアム・ギャラガーが英国マンチェスターに生まれる。子どもの頃はアルコール中毒の父親に度々暴力を振るわれており、14歳の時、母親と兄弟とともに家を出た。10代後半から音楽活動を開始、もともとオアシスの前身となるバンドを組んだのはリアムだそうで、兄のノエルはなかば強引に加入したんだとか。兄とともにビッグ・マウスで有名。そんな訳だから兄弟ゲンカは強烈で、その度に解散騒動になるのでした。

シンガー・ソングライターのレナード・コーエンがカナダのモントリオールに生まれる。ユダヤ系の血を引いており、家は服飾店だった。9歳の時、父親と死別したことが後の人生に影響を与え、ドラッグの使用や“自殺志願の鬱病シンガー”と称される内省的な作風に繋がった、とされている。大学在学中には詩人として活動、詩集も発表しており、評価も得ていた。米国に拠点を移し、シンガーとしてデビューしたのは67年。33歳の時と実に遅かった。

矢沢永吉ソロ・デビュー。日比谷野外音楽堂でのキャロル・炎の解散コンサートを経て、シングル＆アルバム「I LOVE YOU,OK」をリリースした矢沢。18歳のときに広島で構想されたこのスロー・バラードこそ矢沢のすべてであったが、批評家やファンには「スピード感が消えた」と評されてしまう。同年の佐世保でのコンサートでは、悪天候も手伝って1,400人収容の会場にわずか100人。自らがタダ券を配りに走り回ったという。ちなみに、そのような波瀾万丈の人生は、28歳の時に出版した自叙伝『成り上がり』（構成：糸井重里）に詳しい。

SUPERCARが「creamsoda」でメジャー・デビュー。高校時代、メンバー募集の張り紙を見つけたいしわたり淳治は、幼なじみの中村弘二と張り紙の主、フルカワミキの三人で「students」を結成。デモテープをレコード会社へ送るがあえなく玉砕。その後、田沢公大を加えて「SUPERCAR」を結成。青森県の生んだ正統派ロックバンドとして活躍する。ちなみに田沢は、修学旅行先でシャツを買い漁るほどのB'zファン。また彼は〈ドラム＆ズッコケ〉担当でもあるとかで、ドラマーなのにクレジットでは「D'z」と表記している。

B'zが、シングル「だからその手を離して」、アルバム『B'z』を同時に発売しデビュー。バンド結成前は、アマチュアバンドで少し歌っていた程度の稲葉。しかしその歌唱力が噂となり、プロデューサーを介して当時すでにTM NETWORKなどのサポート・ギタリストであった松本と出会い、たった１度のセッションで意気投合。〈B'z〉を結成し、デビューに至る。しかし、現在のような爆発的ヒットにはまだまだ遠く、'91年「LADY NAVIGATION」で現在のような「究極のメタル歌謡」が完成。現在のトップ不動のバンドとなったのであった。

多くの人が涙した名作アニメ『火垂るの墓』。その主人公・清太が1945年9月21日、省線三ノ宮駅構内で衰弱死する。清太のたった一つの所持品である錆びたドロップ缶には、妹・節子の小さな骨片が入っていた。その缶を拾い上げた駅員が無造作に草むらへと放り投げると、こぼれ落ちた骨片の周りを無数の蛍が照らし、二つの光が上空へと舞い上がっていく……。戦争の中を生き抜く兄妹が遭遇する数々の苦難をリアルに描いた『火垂るの墓』の、悲しくも心温まる物語を象徴する名シーンである。

ホラー小説界の重鎮、スティーヴン・キングがアメリカ合衆国メイン州ポートランドに生まれる。映画化された作品は数知れず、感動を呼んだ『スタンド・バイ・ミー』『ショーシャンクの空に』から、ホラー＆サスペンスの代表作『シャイニング』『ミザリー』まで、両極端の作品を生み出し続けている。またメジャー・リーグのボストン・レッドソックスの大ファンであり、本拠地のフェンウェイパークで行なわれる試合では客席に座っている姿がカメラに映っていることもある。

ランチタイムにキャヴァーン・クラブで演奏した後、リザーランド・タウン・ホールで行なわれたブライアン・ケリー主催の『ロッキング・アワーズ』に出演。ビートルズ、ジェリー・アンド・ペースメイカーズ、ロリー・ストーム・アンド・ハリケーンズというリヴァプールのトップ・バンド３組が共演した。ビートルズは翌日以降も連日コンサートは続き、29日のヴィレッジ・ホールでの夜公演を最後にしばらく活動休止。これはジョンとポールがパリへ行ってしまったためで、帰国する10月中旬までしばらくのあいだ活動休止となった。