片想い特集 スペシャル・ボーナス・トラック 「片想いのもと」

片想い   2013/08/08掲載
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片想い特集 スペシャル・ボーナス・トラック
片想いのもと
個性豊かな8人のメンバーからなる片想い。ここではメンバーから、それぞれ片想いの音楽および活動に影響を与えた(であろう)3つのモノ・コトを挙げてもらいました。
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片岡シン (唄と鳴らない三線とフライングV)
桂枝雀(2代目)
上方落語の天才。時に客席がうねるような混沌に包まれる瞬間がすごい! 伝統芸能の真髄、ライヴエンターテイメントの奇跡をみせてくれます。音声だけでも想像して笑えます。あー、すごい。
江戸前鮨
板前の“技”でネタのポテンシャルを最大限に引き出す“江戸前鮨”が好きです。
是非にカウンター越しの特等席で美しい所作に酔いしれたい。柚子やネギなどの脇役が大活躍!
ライブのお手本です。

アップルマンゴー(石垣島産)
もしかしたら違うかもしれませんが、「スモーキーオモロ」という曲は石垣島のマンゴーを想って作ったような気がします。
暑い石垣島でも夏の短い期間しか食べられない貴重な果物です。宮崎産もオススメ!

MC.sirafu (唄とラッパとギターとスティールパン)
中日ドラゴンズ
高校生の時、中日ドラゴンズの私設応援団でラッパを吹いていた。それが僕のラッパのルーツ。
ちなみに名古屋球場に広島戦を観に行ったら、試合開始10分で雨で中止に。それは北別府200勝の前日のこと。

『アニー・ホール』ウディ・アレン
世界で一番好きな映画。
人生なんてものはどうなるかわからないし、君とはもう会わないかもしれないし、ばったりどこかで会うかもしれないよ。
そういう音楽をやりたい。人生のような。

「333(バーバーバー)」 ビール
僕のビールとの出会いはハノイでのこと。
なんとなく街のその雰囲気が、呑めない僕にビールを口にさせた。
「呑」という長い旅のはじまり。

Issy (唄とピアノ)
ワイン(赤)
結成時、僕の家に集まると百貨店のワインセラーで高級ワインを買ったりしてた。銘柄を知る訳でもないのでラベルの雰囲気でジャケ買いする。[チーズと合わせるとこんなに甘くなるよ!]とか言ってはしゃいでた。
石垣島
皆でそろって行った事無いですが、何かと縁がある、シンと始めて話したのも、シラフと電話越しに初めて話したのも石垣でのこと。新空港出来たので、今年は行きたいな。無理ですかね?
地方
地方に行くとその土地の味に魅かれてた、ライヴそっちのけで。博多に行った時は、豪遊しようとシンと僕は前日の朝から乗り込んでのOL二人旅。でも端から見れば完全にゲイカップルだ。
伴瀬朝彦 (唄とベース)
松本人志
片想いのルーツは、オリジナルメンバーである片岡シン、MC.sirafu、issyの3人の中に固まっている、といっても過言ではないでしょう。
まず「笑い」の追求。これなしに平和はありえんと言わんばかりに、音楽の練習そっちのけで、しゃべり、表情、動き、間合いの訓練ばかりしています。その趣向は、さながらオジャパメンから『ビジュアルバム』まで切り口の幅広さが底知れぬ松ちゃんのようです。これでは「音楽」よりも「笑い」を大事にしている、と思われても仕方がありません。

マイケル・ジャクソン
「笑い」だけでは音楽は伝わらない、ということももちろん熟知しており、ボップ性の追求も怠りません。
ポップの王者であるマイケル・ジャクソンへ捧げる追悼歌も作ってしまうぐらい、マイケルへの賛辞は目を見張るものがあります。
ポップの追求とは、普遍性の追求のことだと思います。そしてマイケル同様、既に存在自体が普遍になっているissyという男が、片想いにおける音楽の核を担っていることだけは確かなのです。

井手良(元片想いメンバー)
今は沖縄で暮らしている元片想いギタリスト、井手良。彼の気まま(に見える)な生き方、生き方に直結する音楽、暗黒面、そして会った時の安心感。
ふとした瞬間、3人の中に井手の姿を垣間見ることがあります。きっと無意識に召喚させているに違いない。
片想い独特の緩い感じは、井手良の存在によるところがかなり大きいのではないかと思います。
彼は脱退した今でも「スタンド」として、片想いを続けさせられているのです。

大河原明子 (ホルンとお気に入りのトイピアノ)
福だるま
金沢でライヴの際に頂いた、差し入れのお菓子です。素朴で美味しくて、なんとも可愛らしい。
その時、ひらすら食べ続けていたような気がします。
ライヴで地方を訪れるとき、その土地の素敵なものに出会えるのは嬉しいですね。

パン
パンがとにかく大好きで自分で焼き始めたら、ライヴで振る舞うことにまでなりました。
好きなことを続けていると、関係のないと思ってたものが繋がることが面白い!
写真は、自家製ブルーベリー酵母で作ったカンパーニュです。

VILACのトイピアノ
雑貨屋さんで一目惚れをして購入。数多くのライヴやレコーディング、はたまた一面の銀世界で弾いてみたり、こんなにも活躍してくれるなんて、その時は思いもしませんでした。今では、なくてはならない大事なものです。
遠藤里美 (唄とサクソフォン)
プリンス
「何年のあのアルバムが…」という知識的なモノは持ちあわせていませんが、殿下の存在が好きです。ナルシシズムに見合った演奏力とパフォーマンス。説得力が半端ない。万が一、何かの事故で殿下のバックで演奏できる日が来たら白目向いて卒倒すると思われる。
山田詠美『フリーク・ショウ』
バブルっていう時代を一度は体験したいなあっていう憧れがあります。「あの時代は狂ってた」という人もいるけど、“上質なもの”に触れられた時代だと思う。音楽家にもパトロンが居たっていうし。粋でヒップで優しくて不器用な黒人と日本人のカラミが美しいです。
BECK『Midnite Vultures』
もし可能ならこんなアルバムを作ってみたい。と思う目標みたいなもの。BECKのアルバムの中で一番好き。とにかくアイデアもサウンドもスゴイと聞くたび何度も思ってしまう。どうやって作ってるんだろうと想像もつかないし10年以上経った今もワクワクします。
あだち麗三郎 (唄とドラムス)
大工哲弘『蓬莱行』
「管によせて」でも名が呼ばれている沖縄民謡だけじゃない歌い手・大工さんです。
ぼくが片想いのメンバーに出会うまで、大工さんの話ができた人はNRQの吉田くんだけでした。こんな三線やホーンや、色んな楽器が入り混じったバンドをやりたいと思ってたんですよ。

『民族音楽大集成 小泉文夫編』(LP50枚組)
古今東西には楽器やうたい方以前にいろんな音楽の在り方やスタンスがあります。
片想いのスタンスも特殊だなと思います。部族です。A tribe called 片想い。

発酵飲料つくり
ぼくの趣味は発酵飲料つくりです。
たぶん片想いメンバーみんなのんだことあります。

オラリー (唄とピアニカとギター)
シンクロ
「片想い」片岡シンさんと「ホライズン山下宅配便」黒岡まさひろさんのユニット。
遠征は車移動が多いのですが、車内で「シンクロ」がかかるとみんな自然と笑顔になります。
片想いメンバーの少ない共通点、“みんな「シンクロ」好き”。

シンさんのおもたせ
練習やRECの時、シンさんが「おもたせ」を持ってきてくれます。
みんなで同じものを食べると、がんばるぞという気分になります。
(見た目が素朴なお饅頭を買ってきてくれた時、イッシーにだけ「見よう見まねで作ってみたんだけど…」と言って渡してて笑いました)。

東京の演奏
こっちゃんが主催する「東京の演奏」というイベント。
「片想い」を語る上でかかせない、というか、「片想インダハウス」に寄せてもらった
みなさまのコメントに「東京の演奏」という言葉が連発されていて、「そうだよな」と改めて思いました。

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