この人、いったい何歳でしょ〜?

2006/03/17掲載
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ロックは若さを保つ、俳優・女優は人の目を意識するから老けない、などと言われるほど、ミュージシャンや俳優ってみんな若く感じませんか? そんなショウビズの世界で活躍する人々の、オドロキの年齢をほんの一部のみチェック。周りの同世代の方々と見比べてみては?
※年齢は2006年3月1日現在

■スティーヴン・タイラー&ジョー・ペリー(エアロスミス)

 
 ロック界で“若い”といえばまずはこの人たち、エアロスミスのフロントを張る“Toxic Twins”ことスティーヴン・タイラー(vo)とジョー・ペリー(g)。スティーヴンは1948年3月26日生まれの57歳、ジョーは1950年9月10日生まれの55歳! デビュー当時よりも若いんじゃないの?という意見も大袈裟じゃないかも。それは言い過ぎだろ〜、という方も、今の方がカッコ良いと言えば認めるのでは? だってデビュー作『野獣生誕』(写真・73年)のジャケットに写るスティーヴンはまるでゴリ……、失礼。ジョーだってベタついた髪に変なメッシュが……、またまた失礼。人類の奇跡とも言えそうなこの不老具合、二人のDNAは絶対に残すべきでしょう。ちなみにエアロスミスでもっとも年下なのは、一番ジジくさい(重ね重ね失礼)ブラッド・ウィットフォード(g/1952年2月23日生まれ)だったりします。

■イギー・ポップ

 
 若い頃はガラスの上で転がり回り、血だらけになっていたイギー・ポップはさて何歳? 1947年4月21日生まれの58歳! 58歳であの筋骨隆々の肉体(写真は『アンソロジー』)は反則でしょう!? ザ・ストゥージズ時代は細かったのに、30年経って逆に筋肉質になっているのが凄過ぎ。先述のジョー・ペリーも相当な肉体美だけど、イギー御大にはかなわない。体脂肪率はいくつなんでしょうか? 最近は音沙汰がないようだけど、ひょっとして還暦を迎えるころに、もっと鍛えて登場する気じゃないでしょうね?

■シェール

 
 60年代から活動を続ける女性歌手、シェールはなんと、1946年5月20日生まれの現在59歳! キャリアを考えれば当然とはいえ、最新にして最後と言われている2002年のツアーを収めたDVD『ザ・フェアウェル・ツアー』のジャケット(写真)を見ても、とてもまもなく60歳とは思えませんよね? この人、いつの時代もその時に合った音楽性を取り入れ、常にシーンの最先端にいることでも有名(流行に目ざとい、とも言う)。80年代にはハード・ロックも演ったし、90年代後半にはダンス・ポップも。そんな貪欲さが若さを保つ秘訣なのかも。80年代の濃〜いメイクで気合入れてる時期よりも、今の方が若く見えませんか? 写真は公式HPで確認すべし。

■アレックス・カプラノス(フランツ・フェルディナンド)

 
 英国期待の若手、フランツ・フェルディナンドの連中は若いとか老けてるとかの話ではなく、単純に年齢不詳。見た目から年齢が伝わってこない気がしませんか? 若手というくらいだから若いんだろう、と思っていたら、中心人物のアレックス・カプラノス(vo)は現在33歳なんだとか。ただ、1972年3月20日という生年月日には諸説いろいろあり、75年や76年というウワサもあって正確には不明。かつて在籍したカレリアが97年に『ディヴォース・アット・ハイ・ヌーン』(写真)でデビューしていることを考えても、どの年齢でも当てはまるような……。それにしても30代で“若手”ということは、お笑い芸人とミュージシャンは同じ感覚?

■マイケル・J.フォックス

 
 米国の映画俳優、マイケル・J.フォックスは小柄で童顔という親しみやすさもあり、日本でも人気を博しました。そのマイケルは1961年6月9日生まれの44歳。それだけなら取り立てて驚かないかもしれませんが、彼の代表作『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(写真は『20thアニバーサリーBOX』)出演時の年齢にはちょっとビックリ。同作の公開は85年ということで、映画では高校生役だったマイケルは当時24歳だったことに。仲村トオルが『ビー・バップ・ハイスクール』を“高校生役はもう無理”との理由で完結させたのは23歳の時。それを考えると24歳で高校生役をスタートさせたのは凄いと思いませんか? そんな訳で、『〜フューチャー』のPart 2(89年)とPart 3(90年)は、彼の年齢を考慮して同時に撮影されたんだとか。いくらベビーフェイスとはいえ、三十路近くになって高校生は……、ね。

 そんなマイケルは現在パーキンソン病で闘病中。あの爽やかな笑顔をスクリーンで観ることはもうないかもしれないけれど、彼の名作の数々は残り続けるのです。


 上記は氷山の一角なんてモノじゃないくらいに、極めて一部のそのまた一部。いろいろ調べる内に判明していった、アノ人とこのヒトが同い年などの興味深い人物は多数いるのです。それらは次の機会に譲るとして(次の機会はあるのか……?)、今回はこの辺で。皆様方々も、独自に調べるとステキな事実に出会えるかも?
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