名前を思い出すよりも先に、頭の中で流れ出す“テーマ・ソング”を特集!ミュージシャン/お笑い芸人/女優/スポーツ選手……登場シーンには欠かせない、その人の個性を雄弁に語るテーマ・ソングの数々を特集してみました。
モハメド・アリから授与されたという「炎のファイター〜イノキ・ボンバイエ」といえば、
アントニオ猪木。
ペピーノ・ガリアルディ「QUE VEUT CETTE MUSIQUE(邦題:ガラスの部屋)」といえば、
ヒロシ。
長渕剛「とんぼ」といえば、
清原和博。姿形を見ずとも、この曲を聴けば自然とその人が思い起こされる“テーマ・ソング”。イントロがはじまった途端に、えもいえぬ期待(不安?)を巻き起こすテーマ・ソングをズラリご紹介!
●エスパー伊藤:
「東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード」 7:3分けの“高能力パフォーマー”!
公式HPでは、今ならもれなく“直筆サインポストカード付き”のグッズ販売も実施中(Tシャツ/ライター/トレーナーの3種)であります、エスパー伊藤。「テニス・ラケットをくぐる」「ゴム手袋を鼻息で破裂させる」「舌で扇風機の羽を止める」「逆立ちでジュースを飲む」「マンガ雑誌を破る」「カバンに入る」……などなど、決して「超」はつかない高い能力を駆使したネタを披露しては、ごく一部より熱狂的なラブコールをおくられる彼。登場の際に流れる曲といえば、泣く子もほほえむ「東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード」。愛、夢、希望、年金、国債、マイホーム……年を重ねるごとに憂鬱なことばかりが気になってしまう現代日本において、常に底なしのアメイジングな存在感を保ち続ける彼こそが、本当のミッキー・マウスなのかもしれません。
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Mr.マリック:
アート・オブ・ノイズ「レッグズ」 松尾幻燈斎/栗間太澄こと、日本が誇るマジック界ビッグ3のひとり、Mr.マリック(他は、マギー司郎、ナポレオンズ)。
吉川晃司にひけを取らないビッグなサングラスを装着し“超魔術/ハンドパワー”で今日も奇跡を呼び起こす、彼のテーマ・ソングといえば
アート・オブ・ノイズ「レッグズ」。部屋で聴くには少々大げさすぎるサウンド・プロダクションが、ピッタリはまった類稀なるコラボレートを実現しております。“コラボ”といえば思い出されるのが、Mr.マリック×
小室哲哉という組み合わせによってリリースされた音楽療法ものCD
『サイキック・エンターテイメント・サウンド』。体に効くか効かないのかは別として、確実に「きてます」サウンドが堪能できる1枚。大枚はたいてでも入手していただきたい逸品です。
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江頭2:50:
布袋寅泰「スリル」 昨年リリースされたDVD-BOX
『浅草橋ヤング洋品店 魂の在庫一掃大セール』にて、生死をかけたチャレンジの数々を再び拝見! あまりの雄姿に、目頭が熱くなったのも記憶に新しい、大川興業所属・お笑い芸人江頭2:50。どんな偉人の言葉よりも胸に沁みる「1クールのレギュラーより1回の伝説」なる信条を胸に、今日もどこかで過激に突撃している彼といえば、布袋寅泰「スリル」。扇情的なギター・サウンドにのせて、襖の裏、畳の下、はたまたウエディング・ケーキの中より突如登場! 「死して屍拾う者無し」とは、まさしく彼を称えた言葉かと。かつて“男同士”としてコンビを結成していたコンタキンテ(空手つっこみ)は現在ピン芸人として活動中です。
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杉本彩:
杉本彩「ゴージャス」 セクシー・アイドルとして90'sバブル時期に活躍、現在は酸いも甘いも噛み分けた“大人”の女優としてドラマ/映画/バラエティと精力的な活動を続けている杉本彩。彼女の個性を的確に表現していたのだな、と今になって心底実感してしまう「ハイレグV字振り付け」でもお馴染みの代表曲/テーマ・ソングといえば、1990年にリリースされた「ゴージャス」。『Matthew's Best Hit TV』(現在は『UV』)をはじめとするバラエティ番組で改めて観ても、そのドギツイ衣装とパフォーマンスには目を釘付けにされてしまいます。そんな彼女といえば、フレンチ・ポップス・トリビュートともいえる
『ファム・ファタル』、自身が主演をつとめた映画『花と蛇2』の公開に合わせて約12年ぶりに発表されたヴォーカル・アルバム
『デカダンス-杉本彩ヨーロピアン・セレクション-』など、音楽への造詣は相当なもの。
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猫ひろし:
THE WAVES「WE ARE THE CHAMP〜THE NAME OF THE GAME〜」 浅田美穂/
上原奈美/
虎南有香/橘美緒という4人のカリスマ・ティーン・モデルとともに結成された“パラパラ・ソーラン節ユニット”がすでに懐かしい気さえしてしまう今日この頃。「六本木生まれの身長147センチ/体重45キロ・目白大学文鳥部卒業」という、お笑い芸人として実に華々しい経歴を持つ、猫ひろし。ラッセーラー、ラッセーラー! の掛け声とともにちんまりと舞台へ登場する彼の入場曲といえば、日本サッカー協会公認'93日本代表オフィシャル応援歌「WE ARE THE CHAMP〜THE NAME OF THE GAME〜」。日本を一丸とさせた熱い咆哮にのって、Tシャツ1枚/パンツ1丁でギャグ100連発をくりだす無尽蔵の猫パワー! 全国のちびっこのヒーローとして、人気街道・猫まっしぐらで猛進中です。
●ダイナマイト四国:
BOφWY「マリオネット」 全日本国民が楽しみにしているであろう、日曜夜のハイライト『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』より生まれた覆面レスラー、通称“マイトさん”ことダイナマイト四国。「四ッ国、四ッ国」という決めポーズに狂喜乱舞のファンに応えて、「山崎邦正 vs.モリマン 魂のスーパーファイナルリベンジマッチ」(2005年2月27日/3月6日放送)に出演した際、入場曲として流れたのがBOφWY「マリオネット」。33歳(出演当時)という年齢からしても、BOφWY直撃世代であることは間違いありません。四国ファンならずとも、男道RECORDS/CONGA FURYの共同リリースによるハードコア・コンピレーション盤『TERRO-RHYTHM 死国 2006』は必携の逸品(隠しジャケット!)。