【夏休み企画】わんぱく歓迎!どうぶつ映画特集!

2006/08/18掲載
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北は旭山動物園から、南は美ら海水族館まで、ここぞとばかりに全国の動物園/水族館を行脚する熱狂的どうぶつファンの皆様へ“どうぶつ映画特集”をご推薦!ムツゴロウさんもシャッポを脱ぐ、その驚異的世界観をご鑑賞ください!
 来週末に『24時間テレビ』を控えるということは……。ひそやかに忍び寄る“新学期”の足音に脅えつつ、宿題の山を虚ろな目でみつめる貴方へ“どうぶつ映画特集”はいかがでしょ?皇帝ペンギン、レッサーパンダ、コアリクイのタエちゃん、そして今は亡きみなぞうクンに至るまで、ホッコリと心暖まる愛らしさ&生きるための厳しさを教えてくれる“どうぶつ”に焦点を当てた名作/珍作/パロディ作の数々をご紹介致します!番外編もありますよ!

『チェブラーシカ』
 まことにやんごとなき見目麗しさ、そのカワイイっぷりたるや世界一!子グマのようで子グマでない、おサルのようでおサルでない“チェブラーシカ”(ロシア語で「ばったりたおれ屋さん」なる意)。2001年に日本でも劇場公開され、オリーヴ少女やキューティーおませさんのハートを射抜いたニクいあんちくしょう。その可愛さの影に隠された哀愁の佇まいときたら……。一人お部屋でモノマネ(寂しいステップを踏む、コテンと座る、ワニと仲良くなる)にふけること間違いなしの逸品。

『スクワーム』
 刺激が欲しくてたまらない!夏の陽気でちょっぴり大胆になってしまった貴方へ捧ぐ、奇跡の多毛類映画!異常繁殖&巨大化してしまったミミズ(正しくはゴカイ)がすったもんだの大暴れを披露します、生理的危険度数120%映画『スクワーム』。リアルといっていいのか何なのか、おびただしい量のゴカイがうごめく姿にたまらずOUTO!『フェノミナ』での名シーン「ジェニファー・コネリー、ウジ虫プールへ落下」以上の興奮と迫力をぜひホームシアターでお楽しみください。

『クロコダイル・ダンディー in L.A.』
 岩城滉一?と我が目を疑ってしまうほどのナイス・ミドル&ダンディズム・オーラに乾杯!あのムツゴロウさん(畑正憲)も一目おくという“現代のターザン”、ミック・ダンディーこと“クロコダイル・ダンディー”が帰ってきた!12年ぶり復活しましたシリーズ第3作『クロコダイル・ダンディー in L.A.』。お約束ネタも存分に発揮しつつ、いつの間にやらもうけました長男(ミッキー)とともに珍道中を繰り広げる!クロコダイル・ハンティングが違法となった現代社会にて、自身のアイデンティティを探すダンディーの姿も必見!

●『河童』 / 『ACRI』
 まさかまさかの9年ぶり!見事復活をとげた“米米CLUB”(2006年4月より7ヵ月間の期間限定)。そのフロントマンをつとめるカールスモーキー石井こと、石井竜也の監督作品『河童』(1994年公開)『ACRI』(写真はサントラ、1996年公開、原作:岩井俊二)。アート方面への造詣も深い彼だけに、ファンタジー色溢れるストーリーはもちろん、胸キュン必至の河童・テン(幼少時)/くんずほぐれつの人魚(演:吉野公佳(現・吉野きみか))など、そのこだわりが随所に散りばめられた、目に優しい映像美に納得至極。

『REX 恐竜物語』
 「具が大きい」なる名言を残した安達祐実の初映画主演作(当時11歳)。原作・畑正憲(『恐竜物語 奇蹟のラフティー』)、監督:角川春樹、脚本:角川春樹/丸山昇一(『いつかギラギラする日』)、ダイアローグライター:内館牧子、恐竜製作:カルロ・ランバルディ(『E.T.』)……といった実力者の数々が結集、世にもキモカワイイ恐竜絵巻物が完成と相成りました。ちなみに主題歌は米米CLUB「ときの旅路 〜REXのテーマ〜」。

●『ハワード・ザ・ダック〜暗黒魔王の陰謀〜』
 世界各国の少年少女に夢を与えた“80年代SFファンタジー映画”の名作の中でも、とりわけトラウマ要素をふんだんに含んだ世紀のアヒル映画『ハワード・ザ・ダック〜暗黒魔王の陰謀〜』。“大失敗作”との呼び声も高き今作ですが、ウィットにエスプリの効いたギャグの数々、憤怒の感情を呼び起こすハワードの顔、前年公開の『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に続き、可愛さ爆発のリー・トンプソン、若き日のティム・ロビンス……などなど、注目しがいのある愛すべきB級作品として殿堂入りを果たしております。




●【怪物編】『キラーコンドーム』
 “クリーチャーデザイン:H.R.ギーガー”の文字に間違いなし!「殺人コンドームが人類に無差別攻撃を開始した!!」という意味不明な煽り文句もグッドですね、奇抜すぎる広告戦略でお馴染みのアルバトロス・フィルム(最近では『笑う大天使(ミカエル)』の配給も手掛ける)配給映画『キラーコンドーム』。男子たるもの……という威厳も尊厳も崩れ去る局部集中攻撃、キラーコンドームを執念で追いかけるマカロニ刑事(ゲイ)の未来はいかに!バカ映画の定番として、燦然たるオーラに満ち溢れた作品。

●【昆虫編】『ザ・フライ』
 1986年度、アカデミー“メイクアップ賞”受賞!1958年に公開された同タイトル映画のリメイクとして世に生まれた『ザ・フライ』。物質転送装置(テレポッド)に一匹のハエが紛れ込んでいたことから、徐々にドロドロ〜ゴボゴボ〜グチョグチョとハエ人間へ変化していく主人公の姿に涙を禁じえません。世にも可憐なグロ作品を世に送りつづけるデヴィッド・クローネンバーグ監督ならではの人物描写が実にお見事。グロさ以上の感動をご堪能ください。


●【昆虫編】『アンツ』
 さんざん暇をもてあました挙句、みんなみんな〜生きているんだ〜友達な〜ん〜だ〜と能天気な歌声を轟かす、絶賛夏休み中の思考回路に真空飛び膝蹴り!ミクロ世界の「ありんこウォー」、スティーヴン・スピルバーグ率いるドリームワークスによる3DCGアニメ『アンツ』。憧れの女王アリを守るべく、一匹の働きアリが巻き起こす成り上がりストーリー!『バグズ・ライフ』『スターシップ・トゥルーパーズ』、数々の昆虫映画の中でもリアルなアクションに定評のある今作、『氷の微笑2』の日本公開も待たれるシャロン・ストーンも声優として参加しております。

『いかレスラー』 / 『コアラ課長』 / 『かにゴールキーパー』
 ファントム・フィルムが満を持して送り込んだ『いかレスラー』、まさしく映画界に竜巻を起こしたトルネード・フィルムによる『コアラ課長』、BBMCから世のサッカー・ブームへの大いなる刺客『かにゴールキーパー』!絶妙なるチープさ、くだらなくも涙を誘うのか?渾身の物語、世紀の快人監督・河崎実氏による奇跡のどうぶつ三本立てがこちら。作品年表を振り返れば「もれパス係長」(『世にも奇妙な物語』)を手掛けていたりもするその辣腕に敵うものなし!死して屍拾うものなし!彼の痛烈なメッセージが胸にこだまする「タバコを吸う女は人類の敵だ!!」TシャツはTシャツジャパンにて好評発売中です。
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