●キグルミ／たらこ・たらこ・たらこ たっぷりクリスマスBOX　

　2006年の音楽シーンを盛り上げた作品といえば、キユーピー「あえるパスタソースたらこ」CMより発信されたこの楽曲！ ハルカ（1996年生まれ）／レナ（1994年生まれ、）というチャイドル2人組ユニット“キグルミ”が歌います「たらこ・たらこ・たらこ」。携帯の先にブラブラ、カバンの脇にブラブラ、ヤング・チーム（『年の差なんて』）を中心に大ブレイクを果たしました。「たらこたっぷり」「たらこがやってくる」「たらこ」とことんリフレインを繰り返すこの中毒性、知らず知らずのうちにたらこスパをお口に運んでしまっている中高年の方も多いのでは。クリスマス・ヴァージョンに衣替えしようとも、やはり“たらこ”です！

●高木ブー／ハワイアン・クリスマス　

　その存在感だけで100点満点！ 日本お笑い界における“動かぬ巨人”こと、高木ブー。メンバー全員集合！なK'sデンキCM、そして「イインダヨ！ グリーンダヨ！」オマージュが絶妙に効いたKIRIN淡麗グリーンラベルCM（CMに登場するメンバーの名前は、ブラウン（茶）、ケント（けん）、アンカー（いかり）、マット（体操）、ジェイコブ（特技は居眠り））にドキドキしてしまうドリフ世代にオススメなのがこの作品。私的“レイが一番似合う芸能人”グランプリを贈呈したくなってしまう、イイ笑顔を披露していますね。ブーがブーらしくブーなるままに『レット・イット・ブー』！

●ベイビーフェイス／クリスマス・ウィズ・ベイビーフェイス　

　死ぬまで“童顔”なる名前を看板に掲げるのか？ 1958年4月10日生まれの48歳（！）の98年作。誇り高き同級生には、クリカンこと栗田貫一、すっかりパパさんタレントとなった高橋ジョージ（「ロード」）、川平慈英は弟ですジョン・カビラ、SODといってもS.O.Dではない高橋がなり、前髪にポリシーあり安藤優子、あの日愛がはじまった小室哲哉……などなど、各界での成功者が多数存在していることでも知られる彼。『クリスマス・ウィズ〜』と銘打っているだけに、吐息も漏れるスタンダード・ナンバーを披露。『グロウン・アンド・セクシー』とあわせて聴けば、きっとメロメロ腰砕け。

●シンディ・ローパー／メリー・クリスマス…ハヴ・ア・ナイス・ライフ!　

　クリスマス映画というわけではないけれど、なんとなくこの季節だからこそもう一度！観たい映画ってありますよね……（『ホーム・アローン』は除く）。クリスマス・プレゼントとしてやってきた“モグワイ”珍道中『グレムリン』に『ネバー・エンディング・ストーリー』、『ラビリンス 魔王の迷宮』『ショート・サーキット』『トータル・リコール』『ハワード・ザ・ダック』……目移りしているうちに疲れてしまったらこの1本、やはり王道『グーニーズ』。主題歌「グーニーズはグッドイナフ」にノリノリな体を、シンディ・ローパーのクリスマス・アルバムでアフターケアしてあげましょう。

●ヒラリー・ダフ／サンタクロース・レーン　

　子役出身、押しも押されぬディズニー・チャンネル・トップ・スター。“ダフ”といえば“マッケイガン”が一般的だったダフ名鑑に突如躍り出た彼女のクリスマス・コンピレーション。クリスティーナ・ミリアン、リル・ロメオ、ヘイリー・ダフ（実姉）なども参加し、まだカワイイ盛りの彼女を盛り立てております。ここ最近では『ポルターガイスト』リメイク作に出演？などという噂もありましたが、はてさてどうなることやら。何となく、ただ何となくではありますが、友近が演じるところの“キャサリン”声がハマっていそうなルックスが実に好感触。

●デスティニーズ・チャイルド／8デイズ・オブ・クリスマス　

　解散宣言！ バービー人形発売！ ベスト盤リリース！ ラスト・ツアーDVDリリース！ ラトーヤ・ラケット活動再開！ ケリー・ローランドのソロ登場！ といった具合に、世界の音楽ニュースのトップを飾り続けるデスティニーズ・チャイルド。たくましく踏み込む「サヴァイヴァー」の印象はどこへやら、彼女たちのキュートな一面を披露しました初のクリスマス・アルバム。スタンダード・メドレーにオリジナル・ソング、パーティ気分の豪華アレンジも随所で効いてくる決定盤。『ドリームガールズ』公開を楽しみにしている方はぜひお試しを。

●マライア・キャリー／メリー・クリスマス　

　実にあっぱれな復活劇をとげた「Return Of Voice」、7オクターブの声域を持つ歌姫マライア・キャリー。プライベートから音楽活動まで、紆余曲折を経て再びシーンへ返り咲いたその根性と実力の凄まじさたるや！ そんな彼女が1994年にリリース、今やクリスマスの定番アイテムとなっているのがこちら。ドラマ『ニューヨーク恋物語』、映画『戦国自衛隊』『探偵物語』『里見八犬伝』を手掛けた鎌田敏夫・脚本／山口智子・主演『29歳のクリスマス』主題歌に「恋人たちのクリスマス」が起用されるなど、日本での支持は絶大なものに。残念ながら『グリッター』を見直すにはもう少し時間が必要な模様です。

●Yuji Oda with Butch Walker／Last Christmas／Wake Me Up GO! GO!　

　『あいつがトラブル』『振り返れば奴がいる』での熱演も思い出深い、シリアス〜コメディまで多彩な演技で視聴者を魅了する“踊る”俳優、織田裕二。『ママハハ・ブギ』かつ『予備校ブギ』なセンスを生かし、音楽活動にも本気で取り組んでいる彼が2004年に発表したマキシ（プリースト）・シングル。まさかまさかのブッチ・ウォーカーとのコラボレートによって実現したワム！カヴァー、一面の銀世界に司馬江太郎がポツンと佇んでいるような切ない感動が胸を疾走します！ 自身初の時代劇主演となる映画『椿三十郎』の早い公開をサンタさんにお願いしておきましょう！