【2006年回顧録】〜vol.2 復活グループを追う

2006/12/26掲載
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政治経済、スポーツ、エンタテイメント……。今年も色々ありました“2006年”。姿勢正しく新年を迎える前に、世の音楽ファンの意表を突いた“再結成/復活”組をもう一度チェック! 一回ポッキリなのか、このまま続くのか? ファンの思惑もよそに、気ままな復活劇を遂げる彼らに要注目。
bis、再結成ライヴを開催!

グランド・ロイヤル閉鎖にバンド解散、同名バンドもいつの間にか増え、すっかりその存在を忘れかけていたお洒落っ子に喝! ちょっぴり太めな女子1名 + インドア派ガリガリ男子2名によって構成されるハチャメチャ・エレクトロ・ポップ・バンド“bis”が復活! デビュー作『The New Transistor Heroes』リリース10周年を祝し、来年4月に再結成ライヴを行なうそうな。メンバー3人が新バンド“Data Panic”に在籍しているため、今後にも期待したいところですが……。年をとってもあまり変わらないルックスには多少励まされた思いがしますね。日程の方は、4/6(会場:グラスゴー/King Tuts)、4/7(会場:ロンドン/Islington Academy)、4/8(会場:マンチェスター/Hollow)の3daysに決定!



ジャームス復活!オリジナル・メンバー+1にてUSツアーを開催

メンバーの誰かが欠けたとしても、意外とスンナリ話が進んでしまうのも“再結成/復活”にはよくある話で。栗田貫一(日本)がパイオニアとして世界へ広めた「モノマネから本採用」のアメリカ・ヴァージョン、ジャームス復活劇。日本での上映/リリースも? 期待されるジャームスの歴史を追った映画『What We Do Is Secret』にて、故ダービー・クラッシュ役を演じたシェーン・ウエストをヴォーカルに、Pat Smear(ギター)、Lorna Doom(ベース)、Don Bolles(ドラムス)といったオリジナル・メンバーが集結。“Germs Return 2006”を合言葉に、WARPED TOURから単独ツアーまで、アメリカ各地でライヴを行なっているとか。映画もバンドも併せて観たい!



スマッシング・パンプキンズ、復活を正式発表!

ファンのため、お金のため、何となく……“再結成/復活”の理由にも様々あれど、「心がバンドにあることを知ったから」という非常にセンチメンタル・ジャーニーな動機にて、見事復活をとげることとなったスマッシング・パンプキンズ。地元新聞に全面広告を出し、その切実なる思いを打ち明けたビリー・コーガンの声に誰が応えたのか? 未だメンバー編成は明らかにされておりません。公式HPに踊る「IN STUDIO NOW! ALBUM OUT SOON!」なる言葉と、コーガンくんを信じ、新作の登場を待ちましょう。「私はスマッシング・パンプキンズ、私の歌、私の夢が元通りになることを望みます」!



ブラインド・メロン、新ヴォーカリストを迎えて活動再開!ライヴ盤も登場!

「アクセル・ローズがGN'Rの新作発売日を明らかに!」という報道に、思わず息を飲んだファンの皆様ならば覚えているでしょう。「Don't Cry」でのお姿も懐かしい、故シャノン・フーン(ヴォーカル)が在籍したオルタナティヴ・ロック・バンド、ブラインド・メロン。なんとTravis Warren(Rain Fur Rent)なる新メンバーをヴォーカルに迎え復活、来年にはニュー・アルバムを発表予定。彼らのMySpaceでは、スタジオ内での様子を動画で観れる他、新曲「Make A Difference」「For My Friends」「Harmful Belly」の3曲が視聴可能に! 泣きましょう!



英男性グループ EAST 17、10年ぶりに再結成!

あの“流行”は消えたのか? 80〜90's前半に隆盛を誇り、当時のヒット・チャートを席巻していた「ボーイズ・グループ」。CDjournal.comが陰ながらエールを送り続けるニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック(NKOTB)をはじめ、イン・シンクバックストリート・ボーイズウエストライフBBマック……かよわき乙女心を迷わせる甘いフェイスとその歌声、いまだに切り抜きを捨てられないOGも驚きのEAST 17(E−17)復活! 「みずから運転していた車にひかれて重傷を負う」という伝説を持つBrian Harveyも、もちろん参加してますよ!



ボーイ・ジョージ抜きの新生カルチャー・クラブ、本格的に活動開始!

再結成はしたいけど、メンバーの1人がどうしても首を縦にふらない。じゃあ新メンバー募集だ!と、さわやかに公募。あれよあれよという間にイキの良い若者を加入させ、再びシーンを賑している?カルチャー・クラブ。凄まじい勢いで怒りを撒き散らしているボーイ・ジョージ(ベッカム好き)とは対照的に、現カルチャー・クラブの面々は至って冷静のご様子。メンバー間の複雑な人間模様を考えればボーイ・ジョージの気持ちも分からなくはない……。オーラの泉を湛えるそのお姿、ひとまずはシェイプアップを目標に頑張ってほしいもの。シェイプアップ乱!
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