1977年に端を発する“パンク”ムーヴメント。社会へ対するカウンター・カルチャーとして生まれたこの動きは、年月とともに新たな側面を生み出すことに。生誕30周年という節目に届けられたドキュメンタリー映画『PUNK'S NOT DEAD』から、現在のパンク・シーンを紐解いていきましょう!
ここ近年、数多くの映像作品で語られてきたパンク・ヒストリー。音楽史を塗り替えたその衝撃、その影響力、今やアンダーグラウンドからメインストリームまで多くの支持者を生み出した“パンク”とは? そんな貴方の疑問に何らかの答えを導きだすであろう作品がついに日本公開! ドキュメンタリー映画『PUNK'S NOT DEAD』(写真)が9月1日にシアターN渋谷で期間限定ロードショー、そのほか全国各地で順次公開されます。 ■
『PUNK'S NOT DEAD』予告編■
総勢100にも及ぶバンド、レーベル、ファン、メディアへのインタビューはもちろん、ライヴ映像、ビハインド・ザ・シーンなどをちりばめながら、パンクの軌跡を探求し「いまパンクはどうなっているか」を描き出す『PUNK'S NOT DEAD』。あまりにも興味深いその内容へ迫ります!
『PUNK'S NOT DEAD』の監督は、自身もD.C.ハードコア黎明期を体験した“キッズ”のひとりだったスーザン・ダイナー(VOID/FAITHのスプリット・アルバムの写真クレジットに名前あり)。彼女は、10代の多感な時期に
Minor Threatのライヴに参加したことからパンクへと開眼。
Black Flag、
UK Subs、
GBH、
Exploited、
Circle Jerksなどの写真を撮影し、高校生にしてカメラマンとしてのキャリアをスタート。ライナー/ジャケット/フライヤーを飾ってきたのだとか。映画業界へと身を投じた後も、多くのバンドと親交を育んできた彼女。記念すべき監督デビュー作にて、青春の1ページでもあるパンクを取り上げたのは納得の一言。
新世代バンドがヒット・チャートを席巻し、ライヴ・ツアーを企業がサポートする、そんなパンクの現状を目撃した彼女は、ドキュメンタリーという手法でシーンを紐解いていきます。社会への浸透力という面でパンクの流れを変えた張本人ともいえる
Green Day、
Rancid、
The Offspring、そして今もなおネットワーク・オブ・フレンズを頼りにツアーを続ける
Subhumans、
The Adicts……。メインストリームとアンダーグラウンド、歴史を享受する若い世代と歴史を作ってきた先駆者、互いの視点から明らかにされていくパンクの“現状”。これまでの作品にない膨大な資料/生の言葉から浮かび上がってくる姿とは? 「You have your punk,I have mine」という言葉が胸に突き刺さる傑作ドキュメンタリーをとくとご覧ください!
■ 映画『PUNK’S NOT DEAD』監督:スーザン・ダイナー
出演:
マイク・ネス/
ビリー・ジョー・アームストロング/チャーリー・ハーパー/デクスター・ホーランド/
ヘンリー・ロリンズ/
イアン・マッケイ 製作年:2007年
製作国:アメリカ
配給:キングレコード
上映時間:97分
●公式サイト:
http://www.punksnotdead.jp/(C) 2007 Punk's Not Dead Productions, LLC.
■ 『PUNK’S NOT DEAD』公開記念 “PUNK/HC FILM FESTIVAL”8.25(sat)→8.31(fri)
シアターN渋谷にて連日レイトショー
8月25日(土) 「ワープト・ツアー2003」
8月26日(日) 「X:LIVE IN LOS ANGELES」
8月27日(月) 「AMERICAN HARDCORE」
8月28日(火) 「アグノスティック・フロント:ライブ・アットCBGB」
8月29日(水) 「バッド・ブレインズ:ライブ・アット・CBGB1982」
8月30日(木) 休映
8月31日(金) 「GERMS/MEDIA BLITZ」&「X : ライヴ・イン・ロサンゼルス」 連日21:10より、すべてDLP上映となります。
当日券のみ
当日料金:一般1,500・大学生1,200円・高校生・シニア1,000円
29日(水)はサービスデー 皆様1,000円
「PUNK'S NOT DEAD」の特別鑑賞券提示で1,000円
●シアターN渋谷 公式サイト:
http://www.theater-n.com/