在りし日のCISCOをまぶたの裏から引っ張り出しつつ「MIC STORY」を聴く毎日。何だかポッカリ呆けてしまった2007年でした。OUT OF TOUCHをはじめ、ASBESTOS、LIFE、DISDOMESTIC VIOLENCE、VOCO PROTESTAを収録、何度観ても激烈!な映像記録集(3)。「言いたいこというぜ」なホタテマン・アティテュードを持つ人の凄さをあらためて痛感&ひたすら楽しい(4)。ジャケットの8ビット感も最高な“SAG DOWN POSSE”所属のTKCソロ(5)。そしてまさしく世界が待ち望んだ一発(1)。10年かけて味わい尽くします。(星)
2007年は、開催2回目となるピアノ・イベント“CDJ PIANO NIGHT 2007〜PIANO-ISM”がおかげさまで好評に終わりましたが、そのために“ピアノ”が印象に残る作品を聴きまくってました。ということで、ピアノに関連した5枚を挙げます。イベントに出演していただいたコトリンゴさんは、ファンタジックな柔らかい音楽の第一印象からは想像できなかったピアノの腕前にまずは驚きました。彼女の独特な世界観に惹き込まれる作品です。そして、同じく出演していただいた川江美奈子さんの「ピアノ」は、改めて音楽の素晴らしさを再認識させてくれた、意義深い名曲でした。メロディのよさだけでなく、丁寧に綴られた言葉から受ける感動は聴き込むほどに増してきます。イベントを観ていただいた方も、同じように思われたのではないでしょうか。一方で、ピアノ以外だとセリーヌ・ディオン「TAKING CHANCES」のパワフルなシャウトが新鮮に聴こえました。今のシーンを盛り上げる作品というのは、このぐらいの突き抜けたパワフルさが必要なのではないでしょうか。(清水)