【CDJスタッフ選】 ベスト・ディスクTOP3!【2008/1〜3月編】

2008/04/02掲載
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2008年、春真っ盛り? お花見気分もそこそこに、預金残高とお買い物帳とをにらめっこして、万年SOUND MARKETなHUNTER活動を続けるCDJ.comスタッフ。2008年1月から3月リリースの作品から、スタッフが実際に買った〜聴いた〜燃えたベスト・ディスク3選をここぞとばかりにご紹介。
(1) GORDON IVY & THE JAYBIRDS/A MIDNIGHT RAVE WITH
(2) SEX-Virgin killer-/SEX or DIE
(3) BRON-K/奇妙頂来相模富士



名作コンピ“DENY THE REPORT”シリーズ最新作にも参加している大阪産(1)。4月15日発売の1stアルバム『HAPPY COUPLES NEVER LAST』(AKASHIC RECORDS)に先駆けての7inchリリース! デモ以上の旨味濃厚モダンな激っぷり、何度も反芻。配布デモテープ、配布VHS&DVD(!)、そしてルックス含めのトータル・マナーがすこぶる“熱い”(2)は1stミニ・アルバム。線の細さが逆にたまらんのです。部活帰りにぜひどうぞ。そして街中散策のお供は(3)。時おりメランコリックな表情も覗かせるマイク・ストーリーにずっぷり。タイトルで分かる名盤!(星)






武蔵野レペゼン、MEDULLAの1stアルバム。THINK TANK以降のドス黒いモヤモヤ感とメロウなジャジー・ファンクネスを兼ね備え、ばっちりです! シアトルのメタル・クラスト新世代、SANCTUM。“新”なのはもちろん“世代”だけで、ボルト・スロワー丸出しで爆走。かっこよすぎるぞ!ANGELはPAN SONICのIlpo、近年ムームに加入したチェロ奏者Hildur(LOST IN HILDURNESS)、脱力エレクトロSCHNEIDER TMという布陣で挑むダーク・ドローン。ジャケットのレイアウトをSUNN O)))のStephenが担当しているのですが、今回はデザイン・ワークではないのでパッと見わかりません。(久)



(1) イナラ・ジョージ/オール・ライズ
(2) ザ・バード&ザ・ビー/One Too Many Hearts(EP)
(3) 石田ショーキチ/SLOW RIDER PLAYED LOUD〜LIVE YOUR LIFE TOUR 2007〜



やっぱり大好き、ザ・バード&ザ・ビー(以下、トリハチ)。トリハチ結成のきっかけとなった、イナラのソロ・アルバム(1)は、アコースティックで適度にゆるくて、可愛さもあって、ガーリーで。"素敵"って言葉がピタリとはまる、そんなアルバムでした。配信限定だった(2)は、もちろん配信開始日にダウンロード。今回もドリーミーな曲が満載で、「イチゴの片想い」のカヴァーにはやられました。(3)はとにかくカッコいい! 思わずギターを抱えたくなってしまう、ロック魂に火をつけてくれた一枚でした。他には、ヴァンパイア・ウィークエンド須永辰緒プロデュースによるディズニーのジャズ・カヴァー集などが良かったです。って、07年のベスト5と何ら変わりないチョイスですね、これ。(千)






(1)は鈴木慶一17年ぶりのソロ・アルバム……というよりも、曽我部恵一との共作という表現がぴったり当てはまりそうな作品。取材でお逢いしたWK1は、まるで歳の離れた軽音楽部の先輩/後輩のようでした。仲良きことは素晴らしきこと哉!(2)は街にマーチがやってきた!てな感じで、ずっと待ちわびてた1枚。やっぱ、この3人が集まると特殊な磁場が発生しますね。BIKKEの脱力トーキン・ブルース「メリー・メン」には思わず泣いて笑った。(3)は10周年おめでとうございます!ということで。ここまで素晴らしい音楽を作り続けることができるのも、ひとえに2人の“人間力”によるところが大きいのではないでしょうか。オサレ? どこが?(望)






新作は“化けた”印象を強く持った(1)のみだが、iLLプレジデンツ・オブ・ザ・ユナイテッド・ステイツ・オブ・アメリカゼイ・マイト・ビー・ジャイアンツ(のお勉強シリーズ第2弾)、TOKYO No.1 SOUL SETホット・チップなどの新作も良かった。(2)のDVD化や(3)のリマスター再発は長年待っていただけに涙もの。その他、トンプソン・ツインズ10ccの再発も朗報だった。あと、サンプル盤で聴いた水木一郎デビュー40周年記念ベストも燃えました! なお、この期間はあまり時間がなかったので、未チェックのDVDも多々あり、それを押さていればセレクトも変わっていたかも?(徳)




 

1〜3月は、ピアノ繋がりのCDばかり買ってました。一筋縄ではいかないアグレッシヴなピアノならH ZETT Mの(1)。卓越した技量とファンタジックな世界観を持つピアノなら(2)。今井美樹のやわらかなヴォーカルに寄り添う、武部聡志塩谷哲大野雄二小曽根真川江美奈子、河野圭、倉田信雄という豪華な7人のピアニストによる深みのあるピアノなら(3)。この3枚を聴いただけでも弾き手によっていろいろな音色があることが分かります。他には、シングルですが阿部芙蓉美「開け放つ窓/なみだは乾かない」安藤裕子「パラレル」はヘヴィ・ローテーションでした。バラードとアッパーな曲とタイプは違いますが、どちらもとてつもなく心に響く作品でした。(清)
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