無線LAN対応BDドライブ「Pioneer BDR-WFS05J」
快適なワイヤレス接続を可能にしたBDドライブ
BDR-WFS05J
オープン価格 / 25,000円前後■記録ディスク: BD / DVD / CD ■再生ディスク: BD / DVD / CD ■ワイヤレス準拠規格: IEEE802.11a / b / g / n ■インターフェイス: USB2.0 ■バッファーメモリーサイズ: 4Mbyte ■ドライブ本体外形寸法: 135W x 20H x 135Dmm ■重量: 330g※お問い合わせ: パイオニア(株)
pioneer.jp ノート型PCを使うユーザーにとって、周辺機器とPCを接続する際のケーブルは煩わしい。そんな悩みを解消してくれるかもしれない製品がついに登場した。昨年秋に登場したPioneer(パイオニア)製BDドライブ「BDR-WFS05J」である。
PCの携帯性を高めるために本体の小型化・軽量化と低消費電力化が徹底された結果、最近では外付けUSBタイプの光学ドライブを使うのが一般的だが、どうしても携帯性が著しく損なわれるという欠点があった。これを解決したのが、BDR-WFS05Jに搭載された、USB機器をLAN経由で使えるようにする技術である。
BDR-WFS05Jは非常に高性能なドライブ部と、USBポートを備えた無線LAN機能を有するワイヤレスドック部とで構成されている。
ドライブ部はUSB経由でPCと直接接続する使い方も可能で、その性能は折り紙付きのもの。CDリッピング時などに高いデータ読み取り精度を実現する「Pure Read 2+」を搭載している。Windows環境だけでなくMac環境でも利用可能なので、MacでBD(書き込み可能メディアを含む)環境を構築したい場合には、非常に有力な選択肢となるだろう。
ワイヤレスドック部もドライブ同様にWindowsおよびMacに対応しているが、使い方は通信速度に由来する機能の制約もあり、やや個性的だ。
本製品は接続方式に応じて2つのモードが用意されている。設定方法などは誌面の関係で省略するが、筆者がお薦めしたいのはステーションモード状態で、《BDR-WFS05J》 - (無線A) - 《無線LANルータA》 - (有線) - 《無線LANルータB》 - (無線B) - 《PC》とする方法だ(無線Aと無線Bは異なる無線LANとする)。
本製品の最大の特長は、USB機器を無線化することで、PCの携帯性を犠牲にしないという点にある。ならばこそ、利便性を一切犠牲にせずこの製品の特長を最大限に活かして使うことで圧倒的な利便性を享受すべきだろう。
製品化が予定されているというUSBスピーカー。アンプを内蔵しバスパワーで動作する。
そのほか、今回は本製品と関連して製品化が進められているUSBスピーカーを試聴することができた。ヘッドフォンユーザーを意識したという新開発のドライバーと金属製筐体が実現する定位感のよさは、これまでの小型卓上スピーカーの平均的印象を大きく上回る素晴らしいものであった。
じつはBDR-WFS05Jのワイヤレスドック部は本製品のドライブ部以外のUSB機器であってもLAN経由でPCに認識させることが可能で、すでに他社製品との互換性なども一部公表されている。同スピーカーをドック部に接続するというのも面白い試みだろう。
プレゼント
Pioneer BDR-WFS05J
本記事に登場した「Pioneer BDR-WFS05J」(写真)を、CDジャーナル読者2名様にプレゼント。プレゼント・コーナーのフォームより奮ってご応募ください。ご応募には、“ご意見・ご感想”欄に下記アンケートのご回答をお書き添えいただくことが必須となります。[アンケート]各項目最長200字程度でご回答ください。1. パイオニアのBDドライブへのご意見ご要望2. 机の上で気軽に高音質が楽しめる高音質DAC内蔵型USBスピーカーについてご意見ご要望3. パイオニアで商品化するとよさそうな、PC関連機器、AV関連機器についてご意見ご要望