抜群の歌唱力としなやかなダンスで魅了する
THE ポッシボー。彼女たちは
ハロプロエッグ(研修生)出身のメンバーによって2006年に結成されたグループだ。長きにわたる活動の中では、良いときもあれば、解散寸前まで行ってしまったこともある。アイドル・グループで一度人気が低迷すれば、そのままフェイドアウトしてしまうのが多い現状。だが、彼女たちはそこから奮起し、地道なライヴ活動を展開し、絶対的なライヴ・アクトとしてのスタンスを確立するまでに至ったのだ。4月からバンド編成でのロング・ツアーを行ない、そのツアー・ファイナルは、11月16日、結成から8年越しの中野サンプラザ公演。ニュー・アルバム
『1116』は、中野に向かっていく彼女たちの思い、現在が姿がたっぷり詰まった作品となっている。充実の新作について、5人に話を聞いていこう。
――全国ツアー〈祝THE ポッシボーJapanツアー2014〜8年かかりましたわ〜〉が続いていますが、ロング・ツアーでどんな手応えがありますか。
岡田ロビン翔子
岡田ロビン翔子(以下、ロビン) 「20数ヵ所終わったんですけど、初日のリキッドルームはほぼ満員で良い感じでスタートが切れたんです。でも今回初めて行く場所がほとんどで、実際、透明人間が多いところもあったりして(笑)。みんなで“ヤバいね”って気を引き締めました。逆に空間を利用して客席に降りちゃったり。でも最近は当日券が30枚以上出たりとかするんです」
――またリアルな数字を(笑)。
ロビン 「ポッシボー、ガチなんで(笑)。初めての方も増えている手応えを感じています」
――ツアーはバンド編成で行なっていますが、印象深いライヴは?
橋本愛奈(以下、橋本) 「滋賀の公演がメチャクチャ熱かったんです。ライヴはいつも熱いけど、あんな熱かったのは初めて。酸欠でドラマーさんが“全身がつった”って言ってました(笑)」
ロビン 「あと今回のツアーのアンコールはアコースティックで、ソロで歌うときもあるんです。はしもん(橋本)が歌うことが多いんですけど、リハーサルで急遽、本番ではマイクを通さず生声で歌うことになったりして」
橋本愛奈
橋本 「ライヴハウスならではのことをしようって。ただ、生歌だとノドが大変で(笑)」
ロビン 「で、はしもんの選曲が、
斉藤和義さんの〈歌うたいのバラッド〉、
中島みゆきさんの〈ファイト!〉、
エレファントカシマシさんの〈悲しみの果て〉とかなんです。はしもんが歌ったあと、いつも“あれ? ポッシのライヴだったかな?”って雰囲気になっちゃって(笑)」
――はしもんワールドができあがっちゃうんですね。
後藤夕貴(以下、後藤) 「そうなんです。そのあと出づらいんです(笑)。私が煽って盛りあげなきゃいけないのに、煽りがヘタすぎて笑いが出ちゃうくらいなんですよ(笑)」
ロビン 「ソロでは、もろりん(諸塚)が
新田恵利さんの〈冬のオペラグラス〉を歌ったよね」
諸塚香奈実(以下、諸塚) 「前の日、寝ずに練習してたんです。でも、本番緊張しすぎて歌詞を飛ばしてごめんなさいって感じになってしまって。そのあとリベンジをしたんです」
橋本 「もろりんソロのときは、すごく会場が一体となって温かくなるんです」
秋山ゆりか
諸塚 「西川口のライヴでは、昔、
時東ぁみさんのバックダンサーで踊らせてもらった〈TAWAWA 夏ビキニ〉を、7年越しに初めて歌わせてもらったんです。そのときもみんなしゃがんで、後ろの人も見れるような環境を作ってくれたり、みなさんのまなざしが、“もろりんがんばって!”って感じでした。みなさんのおかげで助けられてます(笑)」
秋山ゆりか(以下、秋山) 「あと今回、全部生バンドでのツアーなんですけど、ライヴ中に2曲だけ2MIX(オケ)で歌うコーナーがあって、そこでは初期の曲とか、シングルのカップリングとか、数回しか歌ったことない曲も歌うんです。昔の映像を観て、振りをいちから確認したりして。思い出すのが大変でした」
――初期のごはん時代の曲(※2007年リリースの「主食=GOHANの唄」からはじまる、ごはん3部作)とか(笑)?
秋山 「まさにです(笑)。その頃の曲を知らないファンの方もいて、新しい姿を見せられたかなって」
――逆に新鮮ですね。ライヴ以外でのエピソードはありますか。
諸塚香奈実
ロビン 「ライヴ後の反省会で、ご飯屋さんでその日の映像を2時間半フルで観るんですよ。バンドで回ってるし、今は一番がんばりどきなので。仙台のときは牛タンを食べながら反省会しました(笑)」
橋本 「なんか、バンドの人っぽいです。移動も車だし」
――今回、ツアーは車移動なんですよね。結構大変じゃないですか?
橋本 「14時間くらいの移動は人生であまり経験できないので、良い経験できたなって(笑)」
後藤 「前は移動が4時間でも長いと思ってたけど、14時間とか経験しちゃうと、4時間なんて余裕です(笑)」
全員 「余裕だよね〜」
――素晴らしい。
秋山 「愛媛に行くときだったかな? 朝出発してずっと車に乗ってたら、夕方6時くらいのタイミングで、いきなりロビンが“みんな喋らないから気持ち悪い!”って叫んだんです(笑)」
後藤夕貴
ロビン 「私は喋りたい人なんですよ(笑)。ポッシって普段みんなひとりの時間が多くて、車の中もずっとシーンとしてるんです。10時間くらい我慢してたけど、我慢できず、はしもんに話しかけました(笑)。だって、みんな寝てたり、音楽聴いてたり、サングラスかけてたり……」
――え? 車中でサングラスは誰ですか(笑)。
ロビン 「後藤さんです。サングラスしてマスクしてて、“誰?”って感じなんですよ(笑)」
後藤 「私、真っ暗じゃないと寝れないんです。光が入るとダメなので、髪の毛でカバーしたり、車中では、かなりヘンな姿なんです(笑)」
ロビン 「後藤はいつもは穏やかなんですけど、車内でよくキレてましたね」
――なんでですか(笑)?
ロビン 「私たちの移動車って前後で2人、3人にわかれて座るんです。心優しい後藤さんは真ん中の席が多いんですけど、ある日、ごっちゃんが3人席の端っこに座ってたんです。そしたら、あっきゃんともろりんが左右両方のドアから入ってきて、無理矢理真ん中にさせられてガンギレしてました(笑)」
――真ん中の座席は座りづらいと。
後藤 「あと、シートが固くて腰が痛くなるんです。景色は前が見えるからいいけど。真ん中ってだけでツラいのに、たまに横の人が寝て肩に頭乗せてくるのがキツいんです。でも今は、じゃんけんでローテーションで座るルールを決めましたので、平和になりました(笑)」
――それは良かったです。あと、バンドでのツアーだと、ステージングも変わってくるんじゃないですか?
ロビン 「今回のツアーでは、新しいアルバムにも入ってる〈なんかすんごい事もできそーだぞーう!〉という曲を1曲目に歌ってるんですけど、歌で始まるAメロを、20ヵ所目の公演以降はいきなり煽ることにしたんです(笑)。そういうのはバンドだからできるアレンジだなって」
橋本 「あと、〈恋がダンシン!〉の途中をミニ・コントにしてて、そのときどきで尺の長さを変えられるのもバンドならではだなって思いますね」
――では、ニュー・アルバム『1116』の話題に移りましょう。今回は、タイトルにもあるように、念願の11月16日、中野サンプラザ公演に向かっていくアルバムです。クールな楽曲から楽しい楽曲など、進化したポッシボーの現在が詰まってますね。ダークな雰囲気の「りぼん」、セクシーでアッパーなダンス・チューン「Do Me! Do!」とか、歌がしっかりしてないと形にならないけど、それができるのがポッシの強みだなと再確認しました。
ロビン 「ありがとうございます! どんどん曲が難しくなって、音程やリズムを取るのが大変で。でも、挑戦してる感じはありますね。あと、ポッシの曲って演奏もすごいんですよ。
〈乙女! Be Ambitious!〉は高速スカでドラムがメチャ速かったり、他の曲も、ギターやベースラインもカッコいいので、ぜひ歌だけじゃなく演奏の方も聴いてほしいです」
――こだわりを持って作られた音楽ってことですね。そして後藤さんのソロ「Lovely! Lovely!」が、アルバムのリード曲になりましたが。
後藤 「そうなんです。THE ポッシボーが8年活動してきて初のソロ曲を私がもらいました。初めは信じられなくて。私、ガヤの方が多かったり、サビしか歌わなかったりの役割で。初めて自分の声に合う曲を作っていただいたのがうれしくて。ライヴで毎回新鮮な気持ちで歌ってます。この曲でしかセンターにいれないし(笑)」
橋本 「この曲ができてから、ごっちゃん、良い意味でガツガツしてるんです(笑)」
後藤 「ちょっとずつ自信ができました。自分もポッシボーに必要なんだと思われてるんだと気づけたので」
全員 「8年経って?(笑)」
後藤 「うん。ほんと今まで、“自分はポッシにいるのかな?”“バックダンサーみたいだな”って結構マイナスに考えることが多かったけど、この曲をいただいてから前向きになれて」
ロビン 「マジか、知らなかった(笑)」
橋本 「そこまでとは。気づいてあげられなくてごめんね(笑)」
後藤 「ほんと、この曲に救われた感じです(笑)。しかも沖縄でMVも撮らせてもらって」
――MVは、4人がバックダンサー状態でしたね(笑)。
ロビン 「ブルーバックの布持ったりして、それこそ“私たちいるのかな?”って感じでした(笑)」
――では、それぞれお気に入り曲を挙げてください。
秋山 「私、〈さぁ来い!ハピネス!〉が大好きなんです。ライヴで初お披露目した頃は、自己紹介も入ってるので1曲目に歌うことが多かったけど、最近では、後半のラストスパートに入ってるので、最初のガラスが割れる音でテンションアガりますね。このアルバムはライヴ構成をイメージしてるので、後半の11曲目に入ってるのも良いなって」
――ライヴと違って、秋山さんの自己紹介の声がすごく高いですね。
秋山 「高いですね。バックのオケも違うので声色も変えようと思って、アニメ声みたいに歌ったらメッチャ難しくて(笑)。ライヴではやってないので音源で楽しんでほしいです」
――ライヴの自己紹介のパートで、諸塚さんが4人にグシャグシャにされますが(笑)。
諸塚 「いじられて、髪の毛ぐしゃぐしゃにされたり、スカートめくられたり、お腹つままれたり、どんどんいじられ度が増してるんです」
ロビン 「歌詞に、“いじられ屋”って入ってるからしょうがなくやってます(笑)」
諸塚 「でもたまに、今日はどんないじりが来るんだろう?と思ってたら、何もなくて“あれ?”って(笑)」
――いじられ待ちをしてると(笑)。諸塚さんのお気に入り曲は?
諸塚 「私は、〈さくら〉が好きです。元々、
ユニコーンの手島(いさむ)さんが作詞作曲された曲のカヴァーで、ガッツリ煽ったりイケイケのポッシとは違う、歌っててほっこりする曲なんです。ライヴではアコースティック・コーナーで歌うんですけど、歌った瞬間に会場があったかく包まれるんです。歌詞もきれいだし、みんなでほっこりしたいです」
――みんなでほっこりと。橋本さんは?
橋本 「やっぱり〈りぼん〉ですね。自分のソロ曲を1曲目に持ってきてもらって、しかもポッシは熱いイメージが強いけど、命について歌えるのも、8年間の歴史があるからかなって。歌詞もズシっと重たいし、簡単に歌える歌詞じゃないので。人が生まれてくる様と、ポッシがこれからどんどん上に上がっていく部分がリンクしてるので、歌詞をしっかり聴いてほしいなと思いますね」
――橋本さんの歌のパワーを感じる曲ですが、レコーディングではどうでしたか。
橋本 「結構強めな感じのアイドルらしからぬ曲で、レコーディングも緊張しました。集中型でいこうってことで、1〜2回しか歌わなかったんです。がっちり気合い入れて歌いました」
――入魂の歌だったと。ロビンさんは?
ロビン 「私は最後の〈愛しさを束ねて〉が好きですね。イケイケの曲が多い中で、久々のバラードで、レコーディングでも声色にすごく意識したんです。ツアーでは最後に歌う曲で、歌詞は今のポッシと重なる、ストレートで伝わりやすい感じになってます」
――たぶん、中野で泣く用の曲ですよね。
ロビン 「泣いちゃうんですかね? 最後の“約束だよ!”で涙腺崩壊してしまうかも(笑)。ずっと大切に歌っていきたい曲ですね」
――では、後藤さんは?
後藤 「今のポッシと言ったら
〈全力バンザーイ!My Glory!〉かなと思っていて。どこで歌っても盛りあがるし、初めて聴いた人でもバンザイしてくれる曲なので、この曲を中野でやったらすごい景色になるなって今から想像してワクワクしてます。バンザイするタイミングを覚えてもらって、中野でみなさんと素敵なバンザイをしたいです」
――満員の2222人のバンザイを目指すと。では、「なんかすんごい事もできそーだぞーう!」に掛けて、何かすごいことしたいっていうのはありますか?
橋本 「私たち、〈乙女! Be Ambitious!〉のMVでスカイダイビングしたんですけど、次はバンジージャンプをやってみたいなって思ったんです」
――やったことありますよ。“自分、変われた!”みたいな気持ちになれます、そのときだけですが(笑)。そういえば、アプガがバンジー飛んでましたよ。日本一の高さの、水上100mのヤツを。
全員 「え〜〜!!!」
――ぜひ、ポッシも負けん気で飛びましょう!
ロビン 「イヤ、ウチらはいいです。橋本だけで飛びます」
秋山 「私、絶対やらない! 高いとこダメなんで」
橋本 「ゆりか、スカイダイビングのときメチャクチャ怖がってて」
――でも、MVの主役になってたじゃないですか。
秋山 「いや、もういいです。遠慮します。逃亡します」
――断固拒否ですね(笑)。あと、中野サンプラザまでの公約があるんですよね。
諸塚 「ハイ、私は腹筋を縦に割らないと中野でビキニにならなきゃいけないので、追い込まれてます(笑)」
橋本 「残り2ヵ月だね。もろりん今はゆるゆるです(笑)」
諸塚 「私、直前追い込み型なので(笑)」
橋本 「守れなかった子だけの罰ゲームなので、もろりんだけビキニとかの可能性が(笑)」
――差し入れでケンタッキーとか買ってきましょうか(笑)。
諸塚 「やめてください、目の前にあると食べちゃうんで」
ロビン 「食べるんか(笑)」
――(笑)。みなさんの公約は?
ロビン 「私、“チョコを食べない”です」
――……え???
橋本 「ロビンにとっては一大事なんです」
後藤 「コンビに行ったらチョコと牛乳を買うのが、ロビンセットって言われてたくらい前は食べてたんです」
ロビン 「小学校からチョコを食べ続けてたから、禁断症状みたいな感じになっちゃうんですよ(笑)。でも、大好きなものを断ったら何か変わるんじゃないかと思ってガマンしてます」
橋本 「たまにみんなでひっかけようとして、“チョコっぽいけど違うよ、食べなよ”って惑わすんです(笑)。でも、手には取るけど食べないので偉いなって」
ロビン 「なので水着の可能性は低いです。4月のツアー初日のMCで言ったんですよ。真剣な顔で言ったら会場がシーンってなっちゃって」
――今と同じ状態がリキッドルームでもあったと。
秋山 「そうなんです。“中野決まりました! うれしいです!”って、結構感動の雰囲気だったんですけど、ロビンが公約で“私チョコ食べません!”って言ったら、会場全体“は?”みたいな空気になって(笑)」
ロビン 「初日に言ったからには守ろうと思って。それきっかけで徐々にみんなも公約を言い始めたんです。あっきゃんは?」
秋山 「“黒髪にする”です」
ロビン 「しかも当日だけって」
――夏休みの登校日だけ黒くするみたいな(笑)。
秋山 「(笑)。スプレーはダメだよって言われてるんです。でもこれ、4人が決めた公約なんですよ。私は個人的に違う公約を立ててたんです。ギターを弾きたいって」
――弾けるんですか?
秋山 「練習してるんです。ツアー初日から中野までなら1曲弾けるかなって思ってやろうと思ったけど、みんなが黒髪がいいって」
橋本 「ギター弾くなんてつまらない、黒髪にしてって」
――秋山さん的にはどっちがいいんですか?
秋山 「私はギターの方がいいんですよ」
橋本 「どうしよう、反発で中野が終わったら白髪くらいになってたら(笑)」
ロビン 「白髪でギター弾いたりとか」
――白髪ではないですけど、若干はたけさんみたいじゃないですか(笑)。
秋山 「はたけさんリスペクトでいつかギター弾きます(笑)。はしもんは?」
橋本 「私は、“皮膚を出す”」
――言い方が怖いです(笑)。
橋本 「(笑)。いつもは、衣装の布面積をなるべく多めにして、体のラインを出ないように衣装を作ってもらってるんですけど、身体のラインが出る衣装を着ますっていうのを公約にしてて。これも私の中では結構一大事なんです」
ロビン 「はしもんはいつもひとりだけお腹出さないけど、お腹出すって」
――腹出すぞと(笑)。
橋本 「ハイ(笑)。でも公約守れなくて水着になったら、余計出さなきゃいけないので、腹くくってお腹出します(笑)」
――爆弾ボディを……。
橋本 「爆発させます(笑)!」
――アハハハ。後藤さんは?
後藤 「私は“センターを取る”です。中野サンプラザのステージのど真ん中で景色を見たいので。普段は端にいるので、どかされてもセンターにいようかなって」
――でも「Lovely! Lovely!」があるから、安パイじゃないですか(笑)?
後藤 「そうなんですよ。のちのち、よく分からない公約だなと思ったんですけど、今さら変えられないしセンター立ちたいし、いいかなって」
橋本 「私はいかに阻止するか考えてます!」
ロビン 「私も!」
後藤 「怖い怖い〜(笑)」
――では、デビューから8年かけて中野サンプラザのステージに立つ思いを聞かせてください。
ロビン 「5人がこの世界に入って初めて立った場所が中野サンプラザで、そのときはモーニング娘。さんたちが前にいてバックダンサーだったんです。去年、ツアーで2222人集客できたら中野サンプラザができるってチャレンジをしたんですが、27人足りずで実現できなかったんです。あの悔しさをリベンジしたいし、ほんと今回の中野はポッシボーのターニングポイントになると思うんです。ツアーでバンド・スタイルも徐々に自分たちのものになってきたし、今まで自分たちがやってきたことを信じて、次の良い報告もできるようなツアー・ファイナルにしたいです」
――ハロプロエッグ(研修生)に入ったのが2004年で、初めて中野に立ったのはいつでしたか?
橋本 「入ってすぐの正月でした」
秋山 「赤組白組のとき、2005年ですね」
――エッグ選抜で全員出れたんですか?
全員 「ハイ」
ロビン 「なので、ポッシで8年、エッグからだと10年くらいなので、亀みたいなノロノロな私たちですけど、着実に進んでいきたいなって」
――中野の先はどんなことを考えていますか。
ロビン 「やっぱり武道館に立ちたいですね。ライヴにもっと力を入れていきたいし。ユニコーンさんみたいな、バンドっぽい自由な感じも出していきたいなって。もっと大人っぽい曲も歌ってみたいし。
MAXさんが再結成して大人っぽい楽曲を歌うじゃないですか。そういうことができるアイドルでいたいなって」
――大人の女性グループって、ほとんどいないですからね。
ロビン 「そうなんです。カッコいい感じを目指していきたいですね」