アルバム 『ON THE ROCKS!』 から約2年。ついにEGO-WRAPPIN’から待望の新作 「GO ACTION」 が到着!

EGO-WRAPPIN’   2008/07/08掲載
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 アルバム『ON THE ROCKS!』から約2年。ついにEGO-WRAPPIN’から待望の新作「GO ACTION」が到着! 中納良恵の情熱的な歌声と、目まぐるしく展開が変わるドラマティックなサウンドが絶妙にスウィングする今作は、まさしくエゴの真骨頂ともいえるハイブリッドな魅力に満ち溢れた一曲に仕上がった。


 前作『ON THE ROCKS!』から約2年、EGO-WRAPPIN’の待望の新作が、アルバムに先駆けて(エゴとしては非常に珍しい)シングルという形でリリースされる。その名も「GO ACTION」。
 「『ON THE ROCKS!』を出してから、私は半年ぐらい自分の時間があったので、ソロの新曲を作りながら、ライヴとかちょくちょくこなして。で、ソロ(『ソレイユ』)を出したりしてました。ソロは、ちょっとセンチなアルバムで」 (中納良恵)
 「僕も……何かはしてました(笑)。相変わらず音楽聴きまくりみたいな。音楽聴かない日はなくて、普通に聴きたくなるんですよね。それがすごいパワーの源になってるから。今でも“ここがええなあ、カッコええなあ”って影響されるし。それに飽きたら、もう音楽やってないぐらいの感じかもしれない」 (森 雅樹)


 そうして2年の間、貯めに貯めまくった2人のエネルギーが、「GO ACTION」では一気に爆発している。ルーディで不良っぽいブラスのイントロに始まり、レゲエの熱気やトリッキーなステップ、「それメタルじゃん!」なギター・ソロまで登場するトリックスターなアレンジ、中納良恵の強烈にパンチが効いたヴォーカルと、まさにEGO-WRAPPIN’の独壇場的な一曲だ。
 「曲ができたのは、今年の3月頃ですかね。アルバムに向けて曲を作り貯めしていた時期で。森くんちに行ったら、このイントロだけが最初にあったんですよ」 (中納)
 「始めっから全体の流れが決まってたわけじゃなくて、いろんな曲のコード進行とかアプローチとかをくっつけていったような感じです。1回目の練習の時に思いついて、間奏に突飛なもんを入れてみたり、うまく収まるまでけっこう時間がかかったほうで。“この感じは今までないやろ”という気持ちでやってるところはありました。自分たちの曲としても、他のアーティストの曲の中でも」 (森)

 また、〈赤鼻パンク〉〈泥だらけで分けあうストロベリーの味〉等々、独特のボキャブラリーで綴られる中納の詞もインパクト十分。

 「〈赤鼻パンク〉っていうのは国旗のことですね。自分たちがここにいる!っていう宣言みたいなもんです」 (中納)

 カップリングはなんとシンディ・ローパーのデビュー曲「Girls Just Want To Have Fun」という超大ネタ! 常に新しいもの、今までに無かった音楽を希求していながら、彼らの根本的なスタンスは、今からちょうど10年前の1stアルバム『ブルー・スピーカー』から今現在まで、何一つ変わっていないように思う。
 「好きな部分を、いいバランスで合わせていく、それで1曲成立さす、っていうのがEGO-WRAPPIN’の音楽なんかなって。なんか成立さしたいんですよ。その合わし方とか、リズムの乗せ方とかが、粋な感じで、それでちょっと笑えたりして。そういうのって、いいっすよね。今作ってるアルバムもかなりいいもんになりそうです。相当“ヤバイ”ですよ」 (森)



取材・文/齋藤奈緒子(2008年6月)
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