GO!GO!7188が大ヒット・カヴァー・アルバムの第2弾『虎の穴2』を発表!

GO!GO!7188   2008/05/23掲載
はてなブックマークに追加
 10万枚のヒットを記録するなど、カヴァー・ブームの先鞭をつけた感のある傑作『虎の穴』から約6年。GO!GO!7188が大ヒット・カヴァー・アルバムの第2弾『虎の穴2』を5月28日に発表! 各自のルーツが垣間見えるカヴァー・アルバムとともに、同日発売されるニュー・シングル「片思いファイター」についてメンバー3人に話を訊いた。


 このたび、カヴァー・アルバム『虎の穴2』とシングル『片思いファイター』を同時リリースするGO!GO!7188。『虎の穴2』は、カヴァー・ブームをかなり先取りしていた2002年のカヴァー・アルバム『虎の穴』の第2弾で、歌謡曲/懐かしのアニソン中心だった前作から、さらにパワーアップした内容となった。

 「今回の選曲は、以前カヴァーだけのライヴをやったときに演った曲や、前回よりちょっと間口を広げようと選んだ曲もあって。どの曲も“GO!GO!のいい部分が出るように”っていうのは考えてましたね」(アッコ)

 まず、前作に引き続いてのピンク・レディーからは「渚のシンドバッド」をセレクト。

 「やっぱりピンク・レディーはカヴァーするとハマるんですよねえ。ダブル・ヴォーカルだし」(アッコ)
 「ピンク・レディーって明るいイメージかと思いきや、マイナー・コードの曲や、ダークなところも多くて、GO!GO!と通じるものがあるような気がします。この曲はビーチが舞台だし、サーフィンって感じかなーと思ってサーフ・ロックにアレンジしました」(ユウ)



 アッコ、ターキーら、メンバーのソロ・ヴォーカルが聴けるのもお楽しみ。

 「〈飾りじゃないのよ涙は〉は、カヴァー・ライヴのときに、ターキーのアイディアで、KISSの〈デトロイト・ロック・シティ〉でアレンジしたのが面白かったから、今回形にしたいと思って。“歌いたい!”って、たしか自分から言ったと思う(笑)」(アッコ)


 「〈ギンギラギンにさりげなく〉は……本人は真剣にやってるんですけどね……(筆者注:ある意味アルバム最強のキラー・チューンです)。レコーディングは、前回ほどは緊張しませんでした。前回はエンジニアさんがハンドマイクを用意してくれて、広いスタジオで一人で踊りながら歌ったんで」(ターキー)

 他にも、テクノ・ポップの「ジェニーはご機嫌ななめ」や「アタックNo.1」、「恋の季節」、イントロでラーズの超名曲「ゼア・シー・ゴーズ」がミックスされたスピッツの「スパイダー」など、数々の名曲をGO!GO!流にロックにアレンジ。記憶の中の曲を、新たに分析・再構築してみて、3人はその魅力に改めて気付いたという。

 「メロディもアレンジも、今じゃ考えつかないようなキメがバリバリで、詞も濃いし、本当にすごい」(ターキー)
 「昔のアニメとか、けっこう暗くて毒があって、今にはない面白さがあった。そういう、闇雲に元気な時代っていうのも関係あるのかも。そのテンションを踏まえつつ、どこまで真剣に演れるかっていうね」(アッコ)
 「いつもGO!GO!を聴いてくれてる若い子たちの親御さん、収録曲をリアルタイムで聴いていた世代にも楽しんでもらえるものがあると思います!」(ユウ)

 一方、シングル「片思いファイター」は、ベストセラー少女マンガをアニメ化した『イタズラなKiss』のエンディング・テーマとして書き下ろされた。

 「久々に読み返したら、高校時代の感覚がすごく蘇って。思わず昔、聴いてたMDとか引っぱり出した(笑)。当時のことをじっくり振り返って、その時の感覚の説明文にはならないようにしつつ、詞を書きました」(アッコ)
 「このマンガがアニメになるところを想像して、TVから流れてくるのを想像しながら曲を作ってます。自分も子供の頃にアニメを観てたとき、テーマ曲ってすごい重要だったから、今、自分たちの曲がアニメに使われるなんて、すごく嬉しいことだなあって思います」(ユウ)



取材/文 齋藤奈緒子(2008年4月)



【2マンTour徹子のHair】
●5/28(水) 松山 サロンキティ / with フラワーカンパニーズ
●6/1(日) 鹿児島 CAPARVO HALL / with THE BACK HORN
●6/4(水) 岡山 CRAZYMAMA KINGDOM / with 凛として時雨
●6/5(木) 大阪 BIG CAT / with 凛として時雨
●6/7(土) 京都磔磔 / with 凛として時雨
●6/10(火) 札幌 PENNY LANE 24 / with ミドリ
●6/12(木) 仙台 CLUB JUNK BOX / with ミドリ
●6/16(月) 名古屋 クラブクアトロ / with MONGOL800
●6/18(水) 金沢 AZ / with MONGOL800
●6/22(日) 東京 日比谷野外大音楽堂 / with フラワーカンパニーズ、ミドリ、凛として時雨、THE BACK HORN

【GO!GO!7188ワンマン・ライヴ“六・二一事件”】
●6/21(土)
●東京 日比谷野外大音楽堂
●開場:17:30/開演:18:15
●料金:指定/立見¥4,000円
※チケットは5月24日(土)より発売
(問)SOGO 03-3405-9999)
最新 CDJ PUSH
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[インタビュー] 中国のプログレッシヴ・メタル・バンド 精神幻象(Mentism)、日本デビュー盤[インタビュー] シネマティックな115分のマインドトリップ 井出靖のリミックス・アルバム
[インタビュー] 人気ピアノYouTuberふたりによる ピアノ女子対談! 朝香智子×kiki ピアノ[インタビュー] ジャック・アントノフ   テイラー・スウィフト、サブリナ・カーペンターらを手がける人気プロデューサーに訊く
[インタビュー] 松井秀太郎  トランペットで歌うニューヨーク録音のアルバムが完成! 2025年にはホール・ツアーも[インタビュー] 90年代愛がとまらない! 平成リバイバルアーティストTnaka×短冊CD専門DJディスク百合おん
[インタビュー] ろう者の両親と、コーダの一人息子— 呉美保監督×吉沢亮のタッグによる “普遍的な家族の物語”[インタビュー] 田中彩子  デビュー10周年を迎え「これまでの私のベスト」な選曲のリサイタルを開催
[インタビュー] 宮本笑里  “ヴァイオリンで愛を奏でる”11年ぶりのベスト・アルバムを発表[インタビュー] YOYOKA    世界が注目する14歳のドラマーが語る、アメリカでの音楽活動と「Layfic Tone®」のヘッドフォン
[インタビュー] 松尾清憲 ソロ・デビュー40周年 めくるめくポップ・ワールド全開の新作[インタビュー] AATA  過去と現在の自分を全肯定してあげたい 10年間の集大成となる自信の一枚が完成
https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
e-onkyo musicではじめる ハイカラ ハイレゾ生活
Kaede 深夜のつぶやき
弊社サイトでは、CD、DVD、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015