『オール・カインズ・オブ・ピープル〜ラヴ・バート・バカラック』
〜参加ミュージシャンからのコメント
グレン・コッチェ(ウィルコ)
(全曲にドラマーとして参加)
バート・バカラックのトリビュート・アルバムを制作することは、僕にとって興味深い経験になったよ。
今回取り上げたバカラック・クラシックスはみんなにとってなじみ深いものだと思うんだけど、ジムが新たに想像を巡らせて、CDにあるようなアレンジに再構築したことで、バカラックのソングライティングの芸術性や今回のプロジェクトの意味が新たに姿を現したんだ。
曲はかなり大胆な変化を遂げたけど、それでも曲の親密さや美しさが、曲がもともと持っている良質さと不変性を本当によく示していると思うよ!
Profile:米国のオルタナティヴ・ロック・バンド、ウィルコのドラマー。ジム・オルークとはウィルコのプロデューサー、ルース・ファーのメンバーとして活動をともにしている。ウィルコは最新作『ウィルコ(ジ・アルバム)』(写真)を引っさげて、4月22日(木)大阪 BIG CAT、23日(金)東京 ZEPP TOKYOで来日ライヴを開催。
■グレン・コッチェ オフィシャル・サイト /
http://glennkotche.com/■ウィルコ・オフィシャル・サイト /
http://www.wilcoworld.net/ 青山陽一
(M5.「ユーウィル・ネバー・ゲット・トゥ・ヘブン」参加)
実は10年ほど前、ジム・オルークさんに私のアルバムをプロデュースしていただく話が持ち上がり、東京で彼と打ち合わせまでしたものの、諸事情で実現しなかったことがありまして。その後は拙い英語で短いメールのやりとりを時々してはいたんですが、今回のこのアルバムへの参加のお話をいただいた時は、彼が私のことを憶えていてくれたことに感激しました!
録音は送っていただいたピアノトリオのリズムトラックに、自宅で自分の歌とギターを入れる作業だったので、直接セッションしたわけではないけど、そこに入っていた照れ臭そうなジム自身の仮歌を聞いて、10年前に会ったときのパーソナリティーを懐かしく思い出した次第。
で、先日久々に彼と会えたんですが、なんと日本語を自在に話せるようになっておりまして(!)その恐るべき向学心、たゆまぬ努力、謙虚さ、純真さには本当に頭が下がる思い。怠け者の私はジムの爪の垢をいたただきたかったです……。
Profile:シンガー・ソングライター。最新作は2009年8月にリリースされたオルガン・トリオによるマキシ・シングル「Guitar=Organ=Drums」(写真)。現在はアコースティック・ソロや、オルガントリオ〜大人数と多彩な編成のThe BM'sのほか、ナゴムレコードに在籍したGrandfathersを近年再始動させ、ゆるりと活動中。最新ライヴは、4月29日(木)東京・下北沢mona records、5月3日(祝・月)東京・武蔵野市 カフェ長男堂ほか。
■青山陽一オフィシャル・サイト /
http://yoichiaoyama.com/ <ジム・オルーク×バカラック トリビュート・ライヴ>
2010年4月15日(木)&18日(日)
場所:東京・ビルボードライブ東京
出演:ジム・オルーク、グレン・コッチェ(ds)、 ダーリン・グレイ(b)、クリヤマコト、黒田京子(18日のみ)(p)、須藤俊明(g)
ゲスト・ヴォーカリスト:細野晴臣、坂田明、青山陽一、カヒミ・カリィ、小池光子、やくしまるえつこ etc.
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ビルボートライブ東京2010年4月17日(金)
場所:大阪・ビルボードライブ大阪
出演:ジム・オルーク、グレン・コッチェ(ds)、ダーリン・グレイ(b)、クリヤマコト、黒田京子(p)
ゲスト・ヴォーカリスト:坂田明、青山陽一、小池光子 etc.
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ビルボートライブ大阪