CDJスタッフが期待/妄想する“2010年のアレコレ”

黒猫チェルシー   2010/01/06掲載
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毎年恒例となりました、CDJournal.comによる初夢企画「CDJスタッフが期待/妄想する“2010年のアレコレ”」で本年も幕開け! 数々の野望を実現させてきたと噂の本企画(?)、年明け早々から欲望丸出しの悲痛な叫びをどうぞご覧ください。
●成就! INNER TERRESTRIALS来日


 UKがほこるSKA(アナーコ・ハードコア)DUBバンドの至宝、INNER TERRESTRIALS(http://www.myspace.com/innerterrestrials)がついに来日決定! 解散してしまったOUT OF TOUCHのメンバーもTシャツ&キャップを着用していましたっけ(羨望)。渋すぎるそのタッチとグルーヴは常に痛烈、説得力のあるサウンドとルックスをガッチリ目に焼き付けたいところ。日本からのサポートは、TURTLE ISLAND、DISGUSTなどなど。4月が楽しみです!(星)



●ショパン&シューマンのアニヴァーサリー


  2010年はいよいよショパンシューマンの生誕200年記念イヤーということで妄想も膨らみます。ふだんショパンを弾かないピアニストのショパン・アルバムが出たりして驚かせてくれそうですね。個人的には大好きなチェロ・ソナタをたくさん聴きたいです。そしてショパンと同じくらい、シューマンも盛り上がってほしい! 廃盤になっているたくさんの名盤の復刻や、知られざる作品、新解釈の登場に期待です。

 クラシック以外では、祈・ライド再結成! もう祈願し続けて何年目になるかわかりませんけど……。最後に極私的妄想としてtexas pandaaの海外ライヴ。2ndアルバムが出た後は台湾でヨ・ラ・テンゴのOAを務めさせていただいたので、3rdを出す今年は欧米に行きたいなぁ、なんて。(原)



●オーディション企画の集大成番組、日本で開催!


 2009年の大晦日に日本中を感動の渦に巻き込んだ(ホントか?)スーザン・ボイル。度重なる来日で日本でもすっかりおなじみになったオペラマン、ポール・ポッツ。イギリス版“さくらまや”こと、コニー・タルボット。他に、レオナ・ルイスケリー・クラークソンエリオット・ヤミンらが一斉に来日します。各国有名オーディション番組出身者を集めてのグランプリ大会が中野サンプラザで開催! 大会プロデューサーが秋元康なので、随所でAKB48も出演。最後には、プレゼンターとして(なんの?)政界のスーザン・ボイルこと井脇ノブ子までムリヤリ登場で、もうすっかりわけがわかりません。こんな夢のようなイベントが観たいです。(徳武)



●“黒さ”を感じさせる若手バンドの活躍に期待


 今年は黒猫チェルシーOKAMOTO’Sなど黒っぽいフィーリングを感じさせる、プリミティヴなエナジーに満ち溢れた若手バンドの活躍に期待します。今後、海の向こうの出来事とは関係ないところで、日本独自の“ガレージ・リヴァイヴァル”のような動きが盛り上がったら面白いなと思います。その流れで日本固有のフリークビート、GSの再評価にまで繋がってくれたら非常に嬉しく幸せです。ちなみにここ最近、個人的に一番グッときたのはOKAMOTO’Sの自主盤『Count1000 EP』に収録されていた、カルトGSの雄・ダイナマイツ「トンネル天国」のグルーヴィなカヴァー。若さ爆発しすぎ。(望)



●レイヴ! シェイメンの再結成


 80年代後半から90年代にかけて活躍したイギリス出身のレイヴ・バンド、シェイメン(The Shamen)。ネオ・サイケ色が濃い初期から変貌を遂げ、インディ・ロックにアシッド・ハウスの覚醒作用を注入したダンサブルなポップ・サウンドで、一時代を築いた彼ら。解散は1999年。昨今の再結成ブームを考えるに、そろそろ復活してもいい時期なのではと考えるが……。まぁ「今年はレイヴが来る」と言いたいだけ、だったりするかも。(徳)



●今こそ“再分析/再評価”


  2010年の妄想……。昨秋に、記事でお世話になったSMOOTH ACEやアイルランドのコーラス・グループのANUNAのライヴを観てから、“混声の歌をじっくり楽しみたい”と思い続けてました。今年は“混声”が熱いような気がします。どちらも生のパフォーマンスも純粋に楽しめるし、CDでじっくり聴いても楽しめるグループ。やはり、表面的な楽しさだけではなく、心の奥底に訴えかけてくるような、記憶に残る音楽にたくさん巡り合いたい。もちろん他の音楽でも同じことですが。……と思いつつ想像していたら、やはり2010年のキーワードは“再分析/再評価”。今まで縁がなく見過ごしてしまったり、リリースのスピードが速過ぎてじっくり分析できなかったものを改めて見つめ直していきたい。そうすることで、未来がさらに楽しくなると思います。CDJournal.comの記事も今年はさらに、リスナーの方に深く楽しんでいただきたいという気持ちで作っていきます。今年もどうかよろしくお願いいたします。(清)
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