松尾清憲 ソロ・デビュー40周年 めくるめくポップ・ワールド全開の新作

松尾清憲   2024/06/24掲載
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 松尾清憲の12thアルバム『Young and Innocent』がリリースされた。
 ソロ・デビュー曲「愛しのロージー」から40周年を記念した本作のサウンド・プロデュースは佐藤清喜(microstar、nicely nice)が担当。先行シングル「ジュリア」、夏のリゾートポップ「ロング・ロング・ビーチ」、70年代エレポップを想起させる「Night People」、オーセンティックなロッカバラード「恋ゆえに」など、めくるめくポップ・ワールドがたっぷりと味わえる作品に仕上がっている。
 ポップマエストロの本領発揮!と快哉を叫びたくなる『Young and Innocent』について、松尾、サウンド・プロデューサーの佐藤に語り合ってもらった。
松尾清憲
New 7inch
ジュリア
(RHION-36)
松尾清憲
New Album
Young and Innocent

(CDSOL-2028)
――ニュー・アルバム『Young and Innocent』、ポップ・ミュージックの醍醐味を心ゆくまで体感できる傑作だと思います。
松尾清憲「ありがとうございます。よろこんでもらえて何よりです」
――サウンド・プロデュースは佐藤清喜さんです。松尾さんと佐藤さんの出会いのきっかけは?
松尾「僕のアルバム『This Tiny World』に入っている〈My Tiny World〉に、佐藤さんがプロデュースしている星野みちるさんが参加してくれたんですよ。その曲は7インチ・シングルにもなっていて、カップリング曲が星野さんの〈愛しのロージー〉(カバー・ヴァージョン)だったんです」
佐藤清喜「そのときに初めて松尾さんとお会いして」
松尾「いちばん最初はみちるさんのコンサートだったかな。その後で佐藤さんがやっている(ソロ・プロジェクト)nicely niceの曲を聴いて。僕の前のアルバム(『ALL THE WORLD IS MADE OF STORIES』)はエレクトロで、近未来のカフェで聴く音楽というテーマがあったんですが、nicely niceはまさにそのイメージだったんです。それもあって“佐藤さんと一緒にやったら面白いだろうな”と。今回のアルバムはエレクトロの流れもありつつ、ポップさに集中しながら作ったらどうなるか?というが最初でしたね」
――なるほど。佐藤さんご自身は松尾さんの音楽に対して、どんな印象を持っていたんですか?
佐藤「若い頃から松尾さんのソロ作はもちろん、シネマも大好きで。大先輩でもあるし、ポップマエストロと言えば松尾さんという……」
松尾「もっと言って(笑)」
佐藤「(笑)。新しいものをどんどん取り入れているんだけど、ポップスとして筋が通っているというイメージもありますね」
松尾「もともと所属していたのがムーンライダーズの事務所だったんです。ムーンライダーズのみなさんもそういう志向と言いますか、1枚ごとにスタイルを変えていたから、僕も自然とそういう感じになって。打ち込みやサンプリングもすぐに使いましたけど、基本ポップという」
佐藤「松尾さんはラジオや雑誌でいろんな音楽を紹介していて、そこにも影響を受けていて。なので(サウンド・プロデュースの)お話をいただいたときは嬉しいのと同時に“僕でいいのかな”という思いもありました。これまで松尾さんは鈴木慶一さんなどすごい方々といっしょにやっているので、がんばらないといけないなと」
松尾清憲
――アルバムの制作はどのように進められたんですか?
松尾「まず選曲会議をやりました。僕が招集するんですけど(笑)。アルバムに入れる以上の数の曲を作って、みなさんに聞いてもらって、人気の高いものを収録するという。ちょっとしたヒットチャートじゃないけど、印象の強い曲をいっぱい入れたいし、そういう意味ではシングル志向かもしれないです。じっくり何回も聴いて“いい曲だね”もいいんですけど、それよりも“今聴いて、どう思う?”みたいな反応が大事というか。それをやったのがコロナが始まってすぐくらい」
佐藤「そうですね。2020年の夏だったと思います。30曲くらい聴かせてもらって、みんなで投票して」
――民主的なシステムなんですね。
松尾「そうです。僕がいいなと思っている曲とは違う曲が上位に入ったり、面白いんですよ。あと、曲をできるだけ短くしようと思ってました。前作はエレクトロだったから、わりと長めの曲が多くて。今回は3分くらいのポップスにしたかったんです」
佐藤「構成の無駄をなくそうとは思ってましたね。長い曲もいいんですけど、今回の原点に戻って。さきほど松尾さんが言ったようにパッと聴いたときに耳を引いて、“もう1回聴きたい”と思わせてくれるのがポップスのいいところなので」
――そのスタイルは今のトレンドとも合致してますね。
佐藤「そうですよね。イントロもめちゃくちゃ短いし、間奏もなかったり。ラジオがメインだった時代も、すぐに耳を引かないとダメだからそういう構成になっていたと思うんですよ。そこは今も昔も同じなのかなと」
――アルバムの1曲目「夢見た少年(I Had a Dream)」にも“ラジオから流れる音楽に惹かれる少年”が出てきますね。
松尾「子供の頃はラジオが情報源でしたからね。そういうところも佐藤さんとは話が合うと言いますか。佐藤さんは日本のトニー・マンスフィールドだと思ってるんですよ」
佐藤「(笑)」
松尾「『愛しのロージー』を1984年に制作したとき、“海外のプロデューサーに頼むとしたら、誰がいい?”と聞かれて、トニー・マンスフィールドがいいですと答えたことを覚えていて。ここにきて佐藤さんと一緒にやるのも不思議な縁なのかなと思いました。(トニー・マンスフィールドがプロデュースした)マリ・ウィルソン、キャプテン・センシブルあたりもすごく好きでしたね」
佐藤「もちろん僕もトニー・マンスフィールドは大好きで。機会さえあればトニー・マンスフィールド風味を入れようとしています」
松尾「そうだよね(笑)」
佐藤「選曲会議でも、“これはニュー・ミュージック(トニー・マンスフィールドが在籍したバンド)みたいな感じになりそうだな”という曲があって。アルバムの選考からは外れたんですけど、松尾さんにお願いして、7インチ・シングル(〈ジュリア〉)のB面に入れさせてもらったんです」
――「I'm a Singer」ですね。
松尾「そうです。〈ジュリア〉の7インチは本秀康さんの雷音レコードから出させてもらったんですが、カップリングをどうしよう?という話になって、“あの曲があるじゃない”と」
佐藤「そんなこともあろうかと制作を進めていました(笑)。選曲会議で外れて、“鈴木マツヲ”に持っていった曲もありますよね?」
松尾「そう。サビが気に入ってたから、もう一度創り直して、鈴木マツヲに持っていったら“いけるね”と」
佐藤「松尾さんが作る曲はデモテープの時点から方向性が見えているし、聴いた瞬間に“こうすればいいな”というのがわかるんですよ。なので選曲会議が終わった時点でアルバムは半ばできたようなものというか。あとは実際に形にするだけでした」
――しかもすごくバラエティに富んでますよね。松尾さんご自身の色彩豊かなルーツが感じられるというか。
松尾「意識しているわけではないんですけどね。ルーツということでは、最初はビートルズとブライアン・ウィルソンからはじまって。70年代になるとビートルズがなくなっちゃって、“どうなるんだろうな?”と思ってたんだけど、ロキシー・ミュージックや10cc、プログレ、グラム・ロックといろんな音楽がどんどん出てきて。僕はずっと聴き手だったんですけど、大学に入った頃に“これは自分もやらなきゃ!”と思ったんですよね。あとはスパークスだったり、セイラーなんかにも衝撃を受けました」
――そのあたりの影響もアルバムに出てますよね。「スパークするぜ」というスパークスへのシンパシーを感じさせる曲もあって。
佐藤「デモのときからそういう感じでしたね」
松尾「佐藤さんはそういう音楽もよく知ってるんですよね。スパークスもセイラーもそうだけど、どこがいいかもわかってるというか、“ここがヘンで面白いんだよね”という話もできて。反応がいいし、仕事も早いし、たぶん似ているところがあるんだと思います」
佐藤「確かに今回のアルバムは、いま名前が出てたような70年代のブリティッシュのモダン・ポップみたいな雰囲気もありますね。僕自身もXTCあたりから入って、どんどん前に戻りながら聴いていて。ムーンライダーズも大好きだったんですけど、いろいろな音楽を遡って聴いてるうちに“これか”みたいな感じもわかってきたり」
――ルーツが見えてくる、と。
松尾「カフェ・ジャックスとかね。それを日本語でやってるのもすごいと思います」
――松尾さんの歌詞はノスタルジーもありつつ、未来に向けてドライブしていく感覚もあって。そのあたりのバランスは意識されていたんでしょうか?
松尾「どうでしょう。さっきも言ったように制作が始まったのはコロナの時期だったので、わりと時間があったんですよ。これまでのアルバムでは(作詞は)半分くらいだったんですけど、今回は書く時間があったから、じっくり向き合ったのかもしれないです」
佐藤「“結果的に”なんですけど、現在の松尾さんが昔の松尾さんを俯瞰しながら書いている歌詞が多い気がして。視点が現在だから、先につながっていく感じがあるんじゃないでしょうか」
――なるほど。さらに杉真理さん(「スパークするぜ」)、サエキけんぞうさん(「BETWEEN〜君との間に」)、鈴木博文さん(「Color of Love」)が歌詞を提供しています。
松尾「やっぱり、自分とはまったく違う歌詞の世界も歌いたいんです。サエキさんは1枚目のアルバム(『SIDE EFFECTS−恋の副作用−』)のときから書いてくれていて。今回はそれこそ“トニマン”のニュー・ミュージックに近いサウンドの曲をお願いしました。杉さんにお願いした曲は、デモを渡すときに“最初のところがスパークスっぽいんだよね”と言ったら、そのままタイトルになってて(笑)。宇宙っぽい感じの面白い歌詞ですね。博文さんの歌詞も大好きなんですよ。前作でも1曲(〈アンダーグラウンド・アイドル〉)書いてもらって、それもすごくよかったので今回もお願いしました」
――依頼するときは「こんなイメージの歌詞で」というリクエストはするんですか?
松尾「言わないですね。あまりにもイメージと違っていたらお願いすることもありますけど、基本的にお任せしてます。人によって言葉の並びやリズムが違うし、自分とは違う切り口の歌詞も歌いたいので。それは歌い手としての気持ちからもしれないです」
佐藤「しかも松尾さんが歌うと“松尾印”になりますから」
――確かに。もちろん松尾さんのヴォーカルも本作の魅力だと思いますし、すごく瑞々しい歌声ですよね。
松尾「自分じゃよくわからないですけどね」
佐藤「今回一緒にアルバムを作らせてもらって、いちばん感じたのは“松尾さんの歌が入れば、松尾さんの作品になるんだな”ということなんですよ。ライヴもそうなんですけど、全然変わらなくて。年齢を重ねるとリズム感がだんだん“後ろ”になりがちな人が多いと思うんですけど、松尾さんは全然そんなことがなくて、(既存の曲のメロディを)崩したりもしないんです」
松尾「むしろちょっと前に行ったりするかも(笑)」
佐藤「そのあたりのニュアンスはご自身がいちばんよくわかっていると思うし、こちらは何の心配もしてなくて。(ヴォーカルのレコーディングで)“こうしてほしい”みたいなこともなかったですね」
――松尾さんの歌には、マッチョなところがまったくなくて。歌詞にも押し付けがましいメッセージもないので、スッと体に入ってくる気持ちよさがあるんですよね。収録曲についてもいくつか聞かせてください。「煌めきのアラベスク」はスパニッシュ音楽、ロックンロールなど幅広い要素を取り入れた楽曲。エキゾチックな雰囲気のメロディも印象的でした。
松尾「マイナー調の曲がないとメジャーの曲が映えないですからね。それこそセイラーの作品にもあるんですけど、タンゴとかスパニッシュとか世界中を回るようにいろんな雰囲気を取り入れて。シネマの〈バラの女〉もそうですけど、昔からエキゾチックな曲も好きだし、それをポップ仕立てにしたらどうだろうと」
佐藤「松尾さんのデモ音源はいつもワンコーラス分しかなくて、それをもとにフルコーラスに組み立てていくんですよ。〈煌めきのアラベスク〉もそうで、やり取りしているなかで松尾さんから“Dメロを入れたい”“スパニッシュっぽい間奏”とかいろいろな提案があって。最初はアバのイメージがあったみたいです」
松尾「あ、そうだ」
佐藤「その話を聞く前に作業をはじめてしまって、セイラーみたいなイメージで作っちゃったんですよ。途中で“もうちょっとアバなんだよね”と言われて(笑)、結果的にいろんな要素が混ざった曲になりました」
――本当に共作なんですね。「Night People」はエレクトロ的な手触りの楽曲。
佐藤「イントロのシンセなどはほぼデモ音源のままです。リズムもけっこうそのままだし、デモのイメージを膨らませていった感じです」
松尾「僕としては最初はエレクトロのつもりはなかったんだけど、デモのイメージがそうだったみたいです」
佐藤「僕のなかではエレクトロとポップスが混ざったギャングウェイみたいなイメージだったんですよね」
――“夜の人々”をスケッチしたような歌詞の源泉は?
松尾「大学生の頃、博多の中州あたりのバーなんかで小遣い稼ぎで演奏してたんですよ。いろんな人がいて――夜になると元気になる人たちですよね(笑)――そのときのイメージが残っていて。それを歌詞にしたのがこの曲です」
――外国の風景かと思ったら、博多だったんですね(笑)。
佐藤「ちなみにこの曲も間奏のアレンジが二転三転して。歌詞のなかにジャズを想起させる言葉が出てくるから、間奏をスウィング・ジャズっぽくしたいと言われて」
松尾「4ビートでね」
佐藤「そのヴァージョンも作ってみたんですけど、松尾さんが“やっぱり前のほうがいいね“と(笑)」
松尾「そういう試行錯誤はほかの曲でもやってますね。ビートルズにもいろんなアウトテイクがありますから!」
――「風のアリア」のクラシカルな雰囲気のサウンドも聴きどころだと思います。
松尾「バロックとエレクトロを一緒にしたらどうなるんだろう?というのが最初ですね。佐藤さんが大変だったんじゃないかな」
佐藤「この曲は難しかったです。バロックとエレクトロと言われて、僕のなかでは『スイッチト・オン・バッハ』(ウェンディ・カルロス)しか浮かばなくて。ウェンディ・カルロスだったらどういう感じになるかなという発想ですね。その後も松尾さんから何度もアイディアが来て、だいぶ形が変わって」
松尾「そうそう(笑)。最初は“さりげない小品になるのかな”と思っていたんですが、だんだんスケール感が出てきて。最後に向けてすごく盛り上がる曲になりました」
――ラストはロック・オペラみたいですよね。
佐藤「結果的にそうなりましたね」
松尾「ロック・オペラも好きなので。最初のイメージとだいぶ変わりましたけど、それも面白いんですよね」
――バロック音楽も以前からお好きなんですか?
松尾「遡るとプロコル・ハルムかもしれないですね。サウンドはクラシカルなんだけど、ヴォーカルはR&Bみたいな感じで。その組み合わせがとても好きだったので」
――そして「恋ゆえに」はオーセンティックなロック・バラード。
佐藤「こういうタイプの曲はありそうでなかった気がします」
松尾「そうですね。“BOX”(松尾、杉真理、小室和之、田上正和によるバンド)ではこういう曲もあるんだけど、ソロではやってなかったし、新鮮でした。ギターを弾いてるときにたまたまできた曲なんですけど、選曲会で確かトップ3に入ってたんですよ」
佐藤「Bメロではビートルズ的な転調もしてますけどね。こういう曲が新鮮に聴こえるのはやっぱり松尾さんの歌の存在感のおかげだと思います」
――アルバムの最後は「ジュリア」。まさに「これぞシングル」という素晴らしいポップチューンだと思います。
松尾「最初からシングルにしようと思っていたわけではなくて、本秀康さんに選んでもらったんですよ。僕としては“どの曲でもシングルにできる”と思っているし、自分では選べなくて“お願いします“と」
佐藤「確か〈ジュリア〉と〈夢見た少年〉が候補になったんですよね」
松尾「そうそう。あとね、〈ジュリア〉は最初、女性の名前のタイトルじゃなかったんです。サビも“I need you”だったんですが、佐藤さんが“女性の名前のほうがいんじゃないですか?”と提案してくれて」
佐藤「ソロ・デビュー曲の〈愛しのロージー〉もそうだし、シネマ時代の〈愛しのクリスティーン〉もそうなんですけど、女性の名前をタイトルに入れた松尾さんの曲はすごくキャッチ―で、名曲ばかりなんです。(デビュー)40周年を意識していたわけではないんですけど、曲が出揃ったときに“1曲、女性の名前が入った曲名にしてほしいです”とお願いして。松尾さんのお約束じゃないけど、個人的にも入れてほしいなと思って」
松尾「グッド・アイディアでした」
――プロデューサー目線もあり、ファンとしての思いもあり。
佐藤「はい。40周年のタイミングに出るってわかってたら、もうちょっと〈愛しのロージー〉のリスペクトを入れたかったんですけどね(笑)」
――アルバム・タイトルの『Young and Innocent』については?
松尾「これも最後の最後まで決まらなくて。アイディアを出してくれたのは佐藤さんなんですが、〈夢見た少年〉のコーラスのフレーズなんです」
佐藤「“I remember young and innocent days”ですね。アルバムのタイトルどうしようか?という話になったときに、パッと思い付いたのがそのフレーズで。さっきも話してたように松尾さんの歌声もいまだにフレッシュだし、このアルバムに入ってる曲も、若いときに刺激を受けた音楽が反映されていて。そんなことも含めて『Young and Innocent』がいいんじゃないかなと」
松尾「〈Young and Innocent Days〉というキンクスの曲もあるし、素敵だなと。あとヒッチコックの映画にも『Young and Innocent』というタイトルの作品があるんです。放題は『第3逃亡者』なんですけど、ミュージシャンが絡んでくる話で、すごく面白いんですよ」
――いろんなことがつながってるんですね!
松尾「そうなんですよ。佐藤さんと一緒にやったこともそうだし、ここにきていろんなものが集まってきたというか」
佐藤「本当に楽しかったし、うれしかったです」
――アルバムの曲をライヴで聴きたいというファンの方も多いと思います。今現在、ライヴへのモチベーションはどうですか?
松尾「若いミュージシャンも混じった今の僕のバンドは、すごいメンバーなんです。そのおかげもあって、ライヴは今のほうがむしろ楽しい。若い頃はいろんなことに気を使って、ガムシャラにやってたので。このアルバムの曲を演奏するのも楽しみですね」
――ソロ・デビュー40周年でこんなに瑞々しい作品を作り、ライヴにも積極的。
佐藤「すごいですよね」
松尾「元気なうちにいろいろやっておかないと。最近の鈴木慶一さんもすごいじゃないですか。同級生だし、俺も負けちゃいられない(笑)!」

取材・文/森 朋之
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