川辺ヒロシ
(TOKYO No.1 SOUL SET / InK / GALARUDE)
初めて観たのは18のとき。
86年3月、渋谷東映劇場で深夜行なわれた<アトミックカフェ>。
他に有頂天、ゼルダ、スタークラブといったバンドが出た反核イベントで、まったく無名のヒロトが素っ裸で飛び出してきたのを憶えてる。
そのときの彼らのメロディにとにかくやられて、というか正直衝撃!!を受けて。
何しろその頃のブルーハーツのレパートリーは後に1stアルバムに収録される作品達だったわけで。
一緒に行った友達が録った、隠し撮りテープをダビングしてもらって、何度も何度もすり切れるまで聴いた。
その3ヵ月後くらいの目黒鹿鳴館のワンマンのときの客席の雰囲気がとにかく凄かったのを憶えてる。
爆発寸前。
そのときフロアにいた全員がこれから、このバンドがエラいことになると確信している状況。
あの時に客席で感じた思いをいまだ追い続けている。
Profile:TOKYO No.1 SOUL SETのDJ、サウンド・プロダクション担当。クラブDJとしても長いキャリアを誇り、石野卓球(電気グルーヴ)とのユニットInKや、笹沼位吉(SLY MONGOOSE)、DJ KENT(FORCE OF NATURE)とのGALARUDEなど、多岐にわたる活動をみせる。2010年2月24日にはTOKYO No.1 SOUL SETの活動20周年記念ベスト・アルバム『BEST SET』を発売。
TOKYO No.1 SOUL SET オフィシャル・サイト
http://www.t1ss.net/ 高橋久美子
(チャットモンチー)
音楽はもちろん、歌詞が大好きです。自分が歌詞を書くようになって、ブルーハーツさんの言葉のパワーを実感するようになりました。ストレートだけど心を打つ強い言葉。いつも勇気づけられます。そして私もそんな言葉を目指しています。
Profile:女性3人組ロック・バンド、チャットモンチーのドラマー。2005年、ミニ・アルバム『chatmonchy has come』でデビュー。大ヒット・ナンバー「シャングリラ」をはじめ多数の作詞も手がけている。カップリング・コレクション『表情』が絶賛発売中。なお、この作品に収録されている「バスロマンス」の歌詞はブルーハーツのシンプルな言葉使いにインスパイアされて書いたのだとか。
チャットモンチー オフィシャル・サイト
http://www.chatmonchy.com/ つじあやの
お兄ちゃんがウォークマンで聴きながら下手くそな歌を歌っていた。隣の部屋から襖ごしに聴こえてくるある意味騒音に、ついにお兄ちゃんがおかしくなったと、お姉ちゃんとはやしたてた。「うるさいお前ら、ほっとけ」「何聴いて歌ってんの?」。お兄ちゃんはブルーハーツを聴いていたのでした。それからというもの、私も姉もブルーハーツのファンになってしまった。音楽なんて何にも知らない私たちの心をヒロトさんは鷲掴みにした。
Profile:1978年、京都生まれ。高校でフォークソング部に入部しウクレレをはじめる。1999年にミニ・アルバム『君への気持ち』でスピードスター・レコードよりデビュー、スタジオジブリ映画『猫の恩返し』主題歌「風になる」など、ウクレレをフィーチャーした独自の音楽性とやわらかな歌声で安らぎを与え続けている。新垣結衣のデビュー・アルバム『そら』では「メモリーズ」「愛を知りたくて」を楽曲提供、手がけたCMソングも多数。2009年9月にはメジャー・デビュー10周年を迎え、ベスト・アルバム『つじギフト〜10th Anniversary BEST〜』を発表。
つじあやの オフィシャル・サイト
http://www.tsujiayano.com/ 中村一義
(100s)
小学生のとき、「チェインギャング」、「少年の詩」と出会っていなかったら、自分の音楽は絶対に産まれなかったと思います。本当に出会えて良かった。そのことが、あの頃も、今日も嬉しいんです。それだけでも本当に嬉しいのに、僕の「ロックンロール」という曲では、なんと真島さんがギターを弾いてくれました。生涯一緊張した僕はディレクション中、ずっと起立をしてたぐらいだったのですが、真島さんは本当に気さくに「どんどん言ってね。自分の音楽なんだから、自分を出さなきゃダメだよ」と激励してくれました。その言葉は僕を産んでくれたザ・ブルーハーツ=音楽、という存在のすべてでした。これからも一生、ありがとうが止まりません。
Profile:6人組バンド100sのヴォーカリスト。高校卒業と同時に独りで作詞、作曲、アレンジ、すべての生楽器を演奏するスタイルを確立。1997年、ソロ・アーティストとしてシングル「犬と猫 / ここにいる」でデビュー。2000年までに『金字塔』『太陽』『ERA』と3枚のアルバムをリリース。<ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2001>への出演を機に集結した現メンバーとともに2004年、バンド“100s”としての活動を開始。最新作品は3rdアルバム『世界のフラワーロード』。
100s オフィシャル・サイト
http://www.100s.jp/ 夏木マリ
私の哲学として、なんじゃこりゃ!!! ということが大好きで、当然それは音楽にもいえる訳だが、87年12月30日、私はCX系のTV『夜のヒットスタジオ』を観ていた。THE BLUE HEARTSの甲本ヒロトの「インド人のことはわからないです」発言と「リンダリンダ」の歌を聴いて、あの時私はなんじゃこりゃ体験をし、ブッ飛んだ。
あれから20年たって、自分のバンドで「リンダリンダ」を唄ったということは、ブルーハーツの魅力にやられたに違いない。
私はブルーハーツ・甲本ヒロトのファンなのだ。昨年、清志郎氏の葬儀で遺影に話しかけている甲本ヒロトを見ていて、やっぱりもう一度ブルーハーツをみたいと彼の背中に叫んだ。甲本ヒロト率いるブルーハーツのフィロソフィーに巻き込まれている一人だ。
Profile:1973年「絹の靴下」で歌手デビュー以後、80年代より演劇へも活動の幅を広げ、芸術選奨文部大臣新人賞、紀伊国屋演劇個人賞、ゴールデンアロー賞演劇賞、松尾芸能賞演劇優秀賞等を受賞。1993年から続くシアターワーク『印象派』では身体能力を究めた芸術表現を確立し、海外での公演も成功を収めている。小西康陽とのアルバム『九月のマリー』でその音楽性を確立するや、2006年にはブルース・バンド“GIBIER du MARI”を結成。着実にリリースを重ね、ライヴ活動も精力的に行なっている。最新作は『One of Love』。
夏木マリ オフィシャル・サイト
http://marinatsuki.com/ 松本素生
(GOING UNDER GROUND)
俺にとってのブルーハーツは人生を棒に振るきっかけをくれたバンドでした。小学5年生の夏休み、近所の友達・山崎君のお兄さんが当時新発売されたドデカホンというCDラジカセで聴かせてくれた「人にやさしく」に心を打たれ、ロック以外のことがどうでもよくなってしまって今に至ります。無いと思いますが再結成とか絶対しないで欲しいバンド第一位です。だって今でも頭の中ではブルーハーツが鳴り止みませんから。
Profile:GOING UNDER GROUNDのヴォーカル、ギター。バンド内の多くの楽曲の作詞、作曲を手がける。THE COLLECTORS、KinKi Kids(作詞のみ)、中村雅俊、松たか子、MEG、藤井フミヤなどに楽曲を提供。<ROCK IN JAPAN FESTIVAL>など、ライヴ・イベントではDJとしても活躍しており、2009年にはMIX CD『ROCK THE MIX 2』を発表。ソロとしては“SxOxU”名義による『SxOxU』(2009年)に続くニュー・リリース、常田真太郎(from スキマスイッチ)らをプロデューサーに迎えたミニ・アルバム『素生』が3月17日に発売。
GOING UNDER GROUND オフィシャル・サイト
http://www.aquamusic.co.jp/going/SxOxU オフィシャルMySpace
http://www.myspace.com/sxoxu Vic Ruggiero
(The Slackers)
THE BLUE HEARTSは、日本に住んでいた親友がオススメしてくれたライヴ盤を買って聴いたんだ。それからは彼らの大ファンだよ! THE ZOOT16とのスプリットCDで「キスしてほしい」をカヴァーしたんだけれど、この曲は50年代のサウンドを感じさせてくれる大好きな曲なんだ。THE BLUE HEARTSは今まで誰もプレイしていなかったパンク・サウンドを演っているし、彼らのロックンロールはTHE DOLLSやTHE CLASHのように独自のサウンドを確立させていると思うね。
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