東京女子流、第2期締めくくりにふさわしい注目のシングルが到着!

東京女子流   2012/05/16掲載
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  いい曲満載の充実の2ndアルバム『Limited addiction』が、一般リスナーからミュージシャンまで、幅広い層の心をロックした東京女子流。そのアルバムの中で、大人なバラードとして収録された「追憶」が、温かい雰囲気のニュー・アレンジを施され装いも新たに「追憶 -Single Version- 」としてリリースされることとなった。両A面曲「大切な言葉」は、以前「おんなじキモチ」が使われたアニメ『はなかっぱ』の新エンディング曲。ネオアコでファンキーでポップな、これまでの女子流になかったタイプのナンバーだ。東京女子流の第2期の締めくくりにふさわしい注目のシングル、そして彼女たちにとって新たな挑戦の場、日比谷野外大音楽堂でのライヴに向けての思いを聞いた。
――シングル・ヴァージョンの「追憶」は、アレンジも温かいムードに変わって、歌詞の意味合いが変わって聴こえる印象がありますね。
山邊未夢(以下、未夢) 「アルバム・ヴァージョンはしっとりとしてたけど、シングル・ヴァージョンは世界観が広がって、聴く人によって感じ方が違うものになったかなって思いました」
小西彩乃(以下、彩乃) 「アルバム・ヴァージョンは、最初はシンプルなサウンドで2番からワーッて音が広がるけど、シングル・ヴァージョンは最初から音の広がりがあって、それが最終的にもっと広がる感じだなって」
新井ひとみ(以下、ひとみ) 「音がたくさん入って歌いやすくなりましたね。でも、最後のサビに入る前がちょっと難しくてみんなで苦労しました」
中江友梨(以下、友梨) 「どっちのヴァージョンも好きですけど、前は歌詞の意味が捉えにくかったんです。でも今回の方がリズムも取りやすくなったし、歌に感情を出しやすくなったなって」
庄司芽生(以下、芽生) 「アルバム・ヴァージョンでは歌詞の意味が重く感じたんです。でもシングル・ヴァージョンは、歌詞は変わらないのに感じ方が明るく前向きに聴こえてきたんですよね。アレンジでこんなに歌詞の意味が変わって聴こえるんだなと思いました」
――それが音楽の面白いとこですよね。より笑顔で前を向くようなイメージになったなと。さて歌詞に"怖いものは何もないから"というフレーズがありますが、みなさんの怖いものってなんですか?
未夢 「虫とお化け。虫はなんで足が6本もあるか分からないし、拡大すると気持ち悪いから無理です(笑)。お化けは、怖い映画とかはメッチャ好きなんです。『貞子3D』も観にいくつもりなんですよ。けど、この間(企画で)ドッキリされてリアルなお化けが出てきたら超怖くて、も〜高速逃げ足でした(笑)」
友梨 「ステージは、出る前に怖いというか、いい意味で緊張感があります。お客さんがノってくれると、楽しいぞって思うし……あ、でも振り付けを間違えた瞬間が一番ヒヤヒヤします(笑)」
ひとみ 「テストが怖いです(笑)。ひとみ覚えるの苦手だから、この間50ヵ国と47都道府県のテストがあったんですけど、最初は諦めかけてて。でも予習しないと残念な気持ちで終わるから、夜頑張ってなんとか大丈夫でした。あと時間が怖い。最近時間が経つのが早くて、どんどん過ぎていくのが怖い。どんどん歳をとっていく〜って」
――まだ若いから大丈夫ですよ(笑)。
彩乃 「(笑)。あぁちゃんも結構みんなと被ってて、虫とお化けとテストと、あと猫」
友梨 「猫怖い?」
彩乃 「うん。猫って噛むじゃないですか。大人しいのもいるっていうけど凶暴な気がして。友だちの家に行ってこたつの中に猫がいると、足入れた瞬間にワーッてなっちゃいます(笑)。犬の方が好きです」
芽生 「芽生は、くすぐられること。小さい頃から、友だちと遊んでると、すごいくすぐられるんです、なぜか」
友梨 「私が芽生にメチャやってるね(笑)。だって、くすぐりやすいんだもん(笑)」
――アハハハ。では「追憶」のミュージック・ビデオの話にいきましょう。アルバム『Limited addiction』の青い衣装のシーンと白いワンピースのシーンがありますが、ある意味女子流の2ndシーズンの終わりをイメージさせます。
未夢 「今回、海辺と森の中と世界遺産の中城城(なかぐすくじょう)って撮らせてもらったんです」
ひとみ 「この作品は過去と未来のイメージなんです。白い衣装が大人で、清楚で妖精っぽいなって。ひとみのシーンは太陽の光がきれいで、光に助けられたと思いました(笑)」
彩乃 「あぁちゃんは、手紙を破ってパって飛ばすシーンがあるんですけど、一発オッケーでした」
芽生 「今回は珍しくいい天気で撮影することができたんです。あと、私と抱き合って友梨が泣くシーンがあって、雰囲気作りで悲しい話を耳元でしたんです」
――どんな話をしたんですか。
芽生 「“実は芽生、病気で明日から海外に行って治療しなきゃいけないから今日で女子流最後なんだ”って」
友梨 「そのときは役に入り込んで泣きましたね。普通に考えたら笑っちゃうけど(笑)」
――(笑)。でもすごく曲と合ったきれいな映像に仕上がりましたね。 さて、両A面のもう1曲「大切な言葉」は、今までにないタイプの爽快なポップ・チューンです。ヴォーカルがさらに大人っぽくなったような気がするんですが。
彩乃 「ですよね〜(笑)。この曲は<おんなじキモチ>に続いて、アニメ『はなかっぱ』のエンディングなんですけど、<おんなじキモチ>とは遥かに声が違いますね。すごくかわいくて、歌詞はウキウキしてるし歌ってても楽しいです」
ひとみ 「サビには、<おんなじキモチ>の歌詞もあるし、踊りも同じ振り付けが入ってたりするんです。みんなで踊れるような感じになってて好きです」
未夢 「この曲は実は別れの歌なんです。未夢が好きな歌詞は“ずっと忘れないよ 大好きだよ”ってところと"また会う日まで 毎日笑顔が良いね"ってところ。“ずっと忘れない 大好きだよ”ってあんまり人に伝えられないけど、この主人公がそれをずっと思ってるのを尊敬しますね。“また会う日まで 毎日笑顔が良いね”ってところは、やっぱり次に会う日まで暗いより、ずっと笑顔がいいと思うから好きです」
友梨 「いい意味で女子流っぽくない、すごく新鮮な曲だなって思いました。歌詞もかわいくて楽しいけど、よく聴くと少し切なくて。でも未夢が言ったみたいに、また会う日まで毎日笑顔でいる方が気持ちいいし、私も歌詞を聴いてそうしたいなと思いました……って誰に会うのかな私は(笑)」
芽生 「(笑)。この曲すごい好きなんです。曲調もかわいらしくてアップテンポだし、歌詞もすごくいい言葉がたくさん入ってて共感できるし。<おんなじキモチ>よりパワーアップしたダンスで、ファンの方と一緒にライヴで盛り上がれたらいいなって思ってます」
――では、自分にとって“大切な言葉"はなんですか。
芽生 「2つあるんですけど“ありがとう”と“自分らしく”です。理由は“自分らしく”はステージ前に緊張してるときに、お母さんから“芽生らしく頑張れば、その気持ちが絶対ファンの方に伝わるから大丈夫だよ”ってよく言われるんです。芽生も自分らしくするのが一番いいなって思ってますね。あと“ありがとう”は、感謝の気持ちは大事だと思うので、それがひと言で伝わる言葉だし、大切にしたい言葉なので。これからもたくさんの方に“ありがとう”を言っていきたいなって思います」
友梨 「私は“一期一会”です。小学生の頃からずっと好きな言葉で、女子流になってからすごくたくさんの人に会うようになって。でも一度きりしか会えない人っていると思うんです。だから、会えた人とのその瞬間を大事にしたいので、この言葉は大好きですね」
ひとみ 「“ありがとう”と“十人十色”です。“ありがとう”は感謝の言葉なのと、“十人十色”は、女子流で例えると、5人の個性もバラバラでそれぞれいいところがあるじゃないですか。それぞれの色をいろんな方に伝えられるように、もっと個性を伸ばせていければいいなって思います」
未夢 「未夢は“KEEP SMILE ALWAYS”です」
――いきなり英語できましたか(笑)。
未夢 「ハイ(笑)。日本語の意味は“ずっと笑顔でいて”なんですけど、ネガティブよりポジティブな考え方がいいと思うし、笑顔でいると回りも明るくなるじゃないですか。だから笑顔がいいなって。これは学校の授業で先生が例題で挙げてて、いいなと思って勝手にいただきました(笑)」
彩乃 「(笑)。私も“ありがとう”です。言われても嬉しいし、言う方も心が安らぐし。なかなか素直にいえないときがあるけど、でもいつもいえるように心掛けてます」
――では、2ndジャパン・ツアー真っ最中ですが、<"CONCERT*03"『Rock You!』>と題されている、ツアーファイナルの日比谷野外大音楽堂でのライヴに向けて意気込みを聞かせてください。
友梨 「野音は一度イベントで出たことがあるんですけど、単独であんなにたくさんの人を集められるのかなって。なので、ステージ立って満員になってる光景を見ることが目標ですね。緊張もあるけど、外の大きなステージでパフォーマンスしたらすごく気持ちいいと思うので、楽しみな気持ちが大きいです」
芽生 「女子流で野外ライヴをやってみたかったので、決まったときは嬉しかったです。来てくれた方が、また女子流を観にきたいと思える、楽しく盛り上がれるライヴにしたいです」
ひとみ 「野外だし会場の外まで声が聴こえると思うので、すごくいい歌声を響かせられるようにしたいです。あと、夜空に輝く星のように、たくさんの人が女子流と一緒にペンライトをつけていただけたらなぁと思ってます」
彩乃 「ツアー・ファイナルだしコンサートにもなっているので、成長してきた女子流を見てほしいのと、やっぱり野外なのでいい天気になってほしいです(笑)」
未夢 「未夢もステージから見た、ファンの方が持ってるペンライトの光がメッチャ好きなんですよ。今まですごくきれいなペンライトの光を見てきたので、今回もたくさんのペンライトの光が見れたらいいなって。あと女子流らしいパフォーマンスをしっかり見せて、みなさんが笑顔になってくれたらいいなと思っています」
取材・文/土屋恵介(2012年5月)
東京女子流 2nd JAPAN TOUR 2012〜Limited addiction〜
CONCERT*03『Rock you!』

●日程:5月20日(日) 
●会場:東京・日比谷野外音楽堂
●時間:開場:16:30 / 開演:17:30
●料金:前売・全席指定 4,500円(税込) / 当日(未定)
●お問い合わせ:ソーゴー東京 03-3405-9999
●オフィシャルグッズ、ファンクラブグッズ、ファンクラブ入会受付、CD販売時間:13:30〜
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