福岡を拠点に活動するFantaRhyme(ファンタライム)と
TRICK8f(トリック・エイト)。初期LinQワークスでも知られるeichi&SHiNTAタッグがサウンドを手掛けるガールズ・グループで、端的に言うとFantaRhymeはヒップホップに根差した音楽を、TRICK8fはR&Bに根差した音楽を提示している。それぞれのジャンルが持つブラック・テイストをなぞるのではなく、そのフォーマットを用いて、清涼感のあるエレガントなポップスを歌っているのが最大の特徴。この1年でそれぞれが4枚のCDをリリースし、最新作
「Blue Sky」(FantaRhyme)、
「STARtriangle」(TRICK8f)はついに全国流通する運びとなりました。そのことを記念して、2組にインタビューを敢行。活動1年のフレッシュなFantaRhymeと、奔放なキャラクターが爆発したTRICK8fとの問答をお届けします。
――結成されたいきさつから聞かせてください。フライヤーには「なんとなく結成」って書いてありますが。
Ayu 「本当になんとなくなんです!」
Saya 「急に連絡があって、このふたりで初めて会って」
――会ったこともなかったんだ。
Ayu 「繋がりは……LinQと、あとは糸島のPR隊のLovit'sで(※Sayaは
LinQに、AyuはLovit'sに所属していた)。それだけですね」
Saya 「一緒になったイベントのときに、ちょっと顔を合わせたぐらいで。名前も知らなかった」
――eichiさんに呼ばれる前は何をしていたんですか。
Saya 「ちょこちょこ、舞台とか短編映画に出させてもらったりとかしてたんですけど。呼んでいただいたので、これはチャンスだなと思ってやりました」
――Ayuさんは?
Ayu 「そのときは個人でいろんなところにお世話になってたんです。環境もすごく良かったんですけど。(トラストは)顔を知ってる人たちやけん、いちばん安心してできるかなっていうのがあって」
Ayu
――Ayuさんはすごく踊れますよね。ダンス歴は長いんですか?
Ayu 「8年です。ずっと公民館サークルで踊ってて」
――公民館サークル?
Ayu 「公民館で地元の先生が教えにきてくれて。そこで勝手に、それ以上踊っちゃったみたいな(笑)。公民館育ちです(笑)」
――ふたりは共通点がないって言ってますよね。
Ayu 「本当にないんですよ」
Saya 「組んでなかったら怖い先輩ってイメージのままだったと思うので、こんなに仲良くなれてなかったと思います」
Ayu 「それは自分も思いますね。Sayaちゃん私のこと苦手なタイプだと思います」
Saya 「うん」
Ayu 「Sayaちゃんは自分の中では結構、新種な人なんで面白いですね」
Saya
Saya 「私、オタクっぽいんです。だから最初の頃はAyuちゃんに対して苦手意識があった。歌も歌えるしダンスもすごいし、私は何も出来なかったから、一緒にレッスンするのが本当に嫌でした」
Ayu 「泣き出しましたからね」
Trick8f Ayaka 「泣いてたね〜」
Saya 「みんなで1曲、一緒に踊るっていうのをやって泣きました」
Ayu 「座り込んでね」
Trick8f Shizuka 「成長したね」
Ayu 「ちょうど去年の今ぐらいに会ったんですよ。短いけど、いろいろやってきたね」
――Sayaさん、今はダンスはどうですか?
Saya 「今も苦手です」
Ayu 「でも、それを活かしてるんですよ。Sayaのまんまでいいんだよっていうのをみんな言ってくれて。上手く踊ってとか誰も言わないし」
Saya 「でも、その“まんま”がわからないんです」
――こういうのって技術だけじゃないですよね。アイドル性みたいな、どう輝くかっていうのはまた別のところじゃないですか。そういう意味で言ってるんじゃないですか?
(一同頷く)
Saya 「ああ〜」
Ayu 「“金髪じゃないほうカワイイ”ってみんな言いよるよ」
――何ですかそれ。
Saya 「名前が覚えられない人は、金髪と金髪じゃないほうで覚えてるんです」
――それはわかりやすい(笑)。FantaRhymeはラップが入る音楽ですが、最初からこういうグループですって説明されてました?
Saya 「“Rhyme”って言葉が名前に入ってるから、そういうグループなのかなって思ってました」
Ayu 「Ayuの我が強いのかもしれないけど、アイドルっぽく見られるのって抵抗があるんです。ダンスとかしようおかげでヒップホップ好きやし、結構、eichiさんにも“こういう音楽がヤバいんですよ”みたいなことを言ってたりとかして」
――そういうものが音楽に反映されてると。実際、FantaRhymeの音楽についてどう思ってますか?
Saya 「FantaRhymeを始めてからラップし始めたので、私的には最初抵抗がありました。でも今はヒップホップとか聴くようにして、勉強したりしてるんですよ」
Ayu 「一緒におるときにAyuが携帯でガンガン鳴らしてます(笑)。最近は“これ誰の曲? めっちゃいいね!”って聞いてくるようになりました。ヒップホップの人たちがFantaRhymeを聴いたら、どう思うのかなっていうのは気になりますね」
――Ayuさんは以前からラップをしたりしてた?
Ayu 「
COMA-CHIさんが、
RHYMESTERと一緒にやってる曲(「トーキョー・ ショック feat.COMA-CHI」)を聴いて、女の人でラップするのヤバいなと思って。カッコイイと思って聴くようになったんですよ。で、ちょっと歌ってみたらいいんじゃないみたいな感じになって。歌も好きやし、できたらカッコイイし。そんなに聴かせるほどの歌唱力はないですけど、楽しく伝えやすい感じでやれたらって」
――「DO THE STUDY」を出してから、結構なペースで曲が増えてますよね。
Saya 「嬉しいです。まだ1年も経たないのに、こんなに曲を出させていただいて。今回のシングルを全国発売させてもらえるっていうのもすっごい嬉しかったし。やっててよかったなって思います」
――東京は今回で3回目ですが、いかかですか?
Saya 「影響力が大きい」
一同 「ああ〜(同意)」
Saya 「全然知らない人とかも、ツイッターで見ましたとかいうのが多い。それで広がっていくのかなって」
Ayu 「東京からなかなか観にくるのが難しくて、ずっと観たかったけど、みたいな人が結構ライヴに来てくれて。そういう声を聞くと、“前から知っとってくれたったい〜”って思います。いつも観に来てくれるのも嬉しいんですけど、たまに来て“やっぱヤバいね!”とか言ってもらえるのも嬉しいです」
Saya 「“成長したね”とか」
Ayu 「東京では、それがいちばん嬉しいかもしれないです」
――やるたびに得るものがある。
ふたり 「はい」
――落ち込んだりすることは?
Ayu 「写真(笑)」
――写真?
Saya 「ファンの方がライヴ中に写真を撮って、それをツイッターとかに載せられるんですね。その顔がひどいんですよ(笑)! ほんとに!」
Ayu 「チェックさせてほしいよね。今日もライヴ終わって控え室に帰ってツイッター見て、ふたりで笑い転げたよね(笑)」
――でもそれって反省のしようがないですよね。
Saya 「そうなんですよ。カメラを向けられたらちょっと気をつけようって思うぐらいで(笑)」
Ayu 「うちら、ずっとキメ顔しとかないかん」
――でも、落ち込むところ、そこ(笑)?
Saya 「ライヴが終わって落ち込むことはないかもしれないです」
Ayu 「泣いたやん、何回も」
Saya 「2回だけやん!」
Ayu 「MC振ったんですよ、そうしたら、“もうわからん! 急に振らないでよ!”って楽屋に帰って泣きましたから(笑)」
Saya 「でもAyuちゃんのほうがよく泣くんですよ」
――そうなんだ。泣くイメージがないです。
Saya 「でも、そういうの以外では、ライヴでお客さんがどうのこうのとかで落ち込むことはないですね。楽しく全部終われる」
Ayu 「ライヴ観にきてくれとう人とか、ツイッターでいろいろ書いてくれとう人とか、やっぱ、いいことしか言ってくれないじゃないですか」
――わざわざ悪いことは書かないですよね。
Ayu 「嬉しいですけど、もっと“こうしてほしい”っていうのとか、もしもあるんやったら聞きたいかなって思います。それで自分たちが良くなるんだったら」
Saya 「内面的なこと書かれるんだったらいいよ。でも、外面的なこと書かれたら……」
――外面的(笑)。
Saya 「“あんまり可愛くない”とか書かれたらショックです」
Ayu 「書くでしょ」
Saya 「書くかなぁ(笑)」
Ayu 「でも、もっといろんな人の声を聞いてみたい」
Saya 「ていうかどうやったら知ってもらえるんですか?」
――今回みたくCDを全国流通したり。今まではライヴに行くとか、通販じゃないと買えなかったわけでしょ。
Saya 「じゃあ、ここからですね!」
――そうですよ。だから、取材させてもらってるわけじゃないですか(笑)。そういうことの積み重ねだと思うんですよ。ライヴの評判もそうだし。
Ayu 「そうですね。CD買って聴いてもらえるのも嬉しいんですけど、本当にライヴに来てほしいんです。“コイツらのライヴは観たい!”って思われるような」
Saya 「生で観てほしい」
――そして、ちゃんといい写真を撮ってほしい(笑)。
Saya 「そうです。で、どんどん拡散してもらって」
Ayu 「そういうこと言ってると変な写真しか来んくなるよ(笑)」
――一緒に1年やってきていかがですか? 変化はありました?
Saya 「Ayuちゃんという目標ができた」
Ayu 「うわ〜」
Saya 「でも、これはガチな感じです。パフォーマンスの面にしても、Ayuちゃんの夢に向かう姿勢とか見習っていきたいし。Ayuちゃんをいつか越えられるように。本当に目標となる人が、この1年間にできたなと思います」
Ayu 「そんなん言ったら、なんて言えばいいとよ。でも、最初は本当に愚痴が多くて、何にも感謝できてないところがあったんですよ。でも、今は全然違いますね」
――謙虚になった。
Ayu 「本当にそれは思います。ふたり、いつも、いいことにも悪いことにも感謝していこうって言ってて。ライヴで結果残せんかったとか、人が来んかったとかいうのでも、そこには意味があるよってことをいつも言ってます」
取材・文/南波一海(2013年8月)
――今の3人になって再スタートを切る前の空白期間はどんな活動をしていたんですか?
Shizuka 「何しよったかな?」
Ayaka 「活動というか、練習だったりレッスンを受けに行く日が多かった」
――どうしてそうなったのか聞いていいですか?
Shizuka 「それは大人の事情で(笑)。私たちもよく分からないんですよ」
eichi 「僕らの事情じゃなくて、コイツらの事情ですから(笑)」
Shizuka 「私たちは一生懸命、目の前のものを頑張ってやってきたんですけど、やっぱり人生、山あり谷ありだなと(笑)」
――ははは。今の編成になるにはそれなりの期間が必要だったんですね。
Shizuka 「上手くいかなかった時期があるから、今、すごい、有り難味とか、あとは、あったかみ……あったかみとか」
Chihiro 「2回言った!(笑)」
eichi 「もともとメンバーは4人いたんですけど、最初、僕がこのふたり(Shizuka とAyaka)を連れてきて、もうふたりはSOさん(※振付師)が連れてきたんです。それから、ある事務所が決まり、〈恋をして〉を出したんですね。3年ぐらいお預けしてたんですが、〈恋をして〉1曲しかなかったので、そろそろ何かしなきゃいけないねって話になったところで相談があり、どうするか決めなさいって言ったら、Chihiroは辞めるっていったんですよ」
――そうなんですね!
Shizuka 「で、ふたりは“やります!”って言って。でも……ふたりで」
Shizuka&Ayaka 「どうしよう!?って(笑)」
――やるって言ってみたものの。
Shizuka 「“ピンクレディとか?”って(笑)」
――Chihiroさんは一度辞めようと思ったのに、どうしてまたやろうと思ったんですか?
Chihiro 「言われる前からめちゃくちゃ悩んでました。辞めた子とずっと話してたんですよ。自分の中ではある程度答えが出てたけど、どうするか聞かれて、もうちょっと考えた結果、辞めようって思ったんです。それを伝えたら、お母さんにガツンと言われまして。“お母さんに相談せずになんでアンタ一人で考えたの?”みたいに。お母さんはいつもタメになることを言ってくれるんですよね。」
FantaRhyme Ayu 「……泣きそう」(涙を溜めて)
――え、ここで!?(笑) そうして説得されたんだ。
Chihiro 「そうなんです。不安を抱えながらも。ひとり人数が減って、どうなるかもわからん状態で」
Shizuka 「つい最近もAyakaと話してて“ふたりやったらどうしとったかね”って。ちぃ(Chihiro)がいて本当によかったなって」
――そうして再スタートすることになり、FantaRhymeと足並みを揃えてCDをリリースして。今までの活動はなんだったんだ?ぐらいのハイペースですよね。
Chihiro 「嬉しいし、楽しいです」
Ayaka 「どんどんやりたい」
――振りを入れたりするのが大変じゃないですか?
Ayaka 「“やってる感”はそこですごく感じるんですよ。ライヴも好きなんですけど、練習も好きなんです。お客さんのノリとかを妄想して、ニヤニヤしながら練習してるんです」
――ライヴの数も多くなって、状況的にはすごくよくなってますよね。
Shizuka 「今はのびのびとさせてもらって、ほんと私たちの色を出させてもらってるなって。やりすぎて怒られるんですけど(笑)」
――キャラの面白さと、曲のカッコよさが全然関係ないのが凄いんですよね。
Ayaka 「私たちは素なんですけど、曲がカッコよすぎるんですよ!」
Shizuka 「こんな状態ですよ!(崖に片手でぶらさがってるような格好で)」
――文字にしづらいジェスチャーですね(笑)。でも曲だけ聴いたら、すごくお姉さんなのかなって思えるんですよ。
Ayaka 「よく言われます。いやもう、全然ありがたいです」
Shizuka 「もっと引っ張ってくださいっていう。鼻血でもなんでも出すんで。でも、ジャンルも幅広くて、年齢層にしても広く受け入れられるような楽曲をやっていきたいですね」
――「KEY-CO」はTRICK8fらしくない、意外な曲ですよね。かわいらしくて。
Shizuka 「大好きです」
Chihiro 「今までにないよね」
Shizuka 「ああいうのもいいですね。お子様からお年寄りまで楽しめるような。サザンオールスターズさんみたいな感じ? 真剣にバラードも歌うけど、おちゃらけもして、でもすごい伝わってくるっていうような」
――じゃあ、違うテイストの曲もいっぱい用意してもらって。
Shizuka 「お願いします!」
――僕にお願いされても(笑)。面白いですよね。
Ayaka 「どうなんですかね。ギャップがあっていいんですかね」
Shizuka 「ありすぎるんですかね。でも普段は普通の女の子だよね。(一同静まる)……あれ?」
eichi 「僕がこの人たちなんて呼んでるか知ってます? おばさん(Shizuka)、おっさん(Ayaka)、田舎もん(Chihiro)ですから」
Shizuka 「そうです。集大成です」
――なんの集大成だっていう(笑)。
Chihiro 「まとめて呼ばれるときは、あん・ぽん・たん、です」
Shizuka 「見た目はすごく知的で、優雅なイメージって言われるんですけど」
Chihiro 「自分で言った(笑)」
Ayaka 「喋らんかったらいいのにね」
Shizuka 「小学校のときから言われてました」
――小さい頃からそういう見た目と性格にギャップがあったんだ。
Shizuka 「天然記念物って言われてました」
――たしかに優雅な雰囲気を醸し出してるんですよね。
Shizuka 「勉強しようと思います」
――何をですか?
Shizuka 「身体のことを」
――突然、なんですか(笑)。
Chihiro 「ほんと怖いんですよ!」
Ayaka 「この間、生番組に出してもらったんですけど、何を発言するか分からないからヒヤヒヤするんですよ。本当に怖い!」
Shizuka 「いや、ほんとにです。深く。ね」
eichi 「すいません、説明していいですか。今、彼女は看護士の免許を取ろうとしてるんですよ。それを本人は言ったつもりになってるんです」
――あー! なるほど!
Shizuka 「そうなんです。ギャグじゃないんです」
――今の流れだと全然わかんなかったです(笑)。じゃあ本当に身体のことを勉強してるんですね。
Shizuka 「はい。よくChihiroがお腹痛いっていうんです。で、Ayakaもお腹痛いっていうんです」
――なんで別々に言ったの(笑)。
Shizuka 「ふたりは真逆の症状なんです。私がそこでしっかりしなきゃなと思って。リーダーらしく。胃腸のことを詳しく、解剖して」
――解剖して(笑)。
Shizuka 「一人はそういう役割も必要なのかなと。今日も半身浴をさせました。下半身が楽になるよって」
Chihiro 「あと、マッサージ用の丸いボールを毎回持ってきて。マッサージしいって」
――ふたりはお腹痛くなっちゃうんですね。それは緊張でということ?
Ayaka 「いや、私は食べたら直通なんです(笑)」
Shizuka 「すごい食べるんですよ」
Ayaka 「めちゃくちゃ食べるけど、すぐ出る」
Chihiro 「私は逆に1ヵ月とか出ないタイプなんです」
Shizuka 「あの、この話いいんですかね?」
――すごい話にいってますね(笑)。ともかく、Shizukaさんがお腹のことを気遣ってると。
Chihiro 「(Shizukaに向かって)たぶんふたりの真ん中くらいよね?」
Shizuka 「そうなんですよ。でもたまにどっちかに偏って」
――えーと、ずっとこの話をしますか(笑)。
Shizuka 「私たち語るときって恋愛の話とかまったくしないんですよ。普段のプライベートとかまったく興味ないんですよ」
Ayaka 「昔はあったけどね」
Shizuka 「もう、どうでもいいね。とにかく早く出て健康的になってほしいっていう、願い」
――願い(笑)。FantaRhymeは「ヒップホップが〜」とか、そういう話をしてたのに。
FantaRhyme 「そうですよー!」
Ayaka 「私たちも聞きながら思ってたんですよ! すげえ真面目な話しようやんって」
――それで、こっちはお通じですよ(笑)。こんな話になると思わなかったです。
Shizuka 「私もです。共感してもらえるとは」
Chihiro 「共感してないよ、たぶん(笑)」
――嫌いじゃないですけど、ただ、Trick8fのインタビューを読みたいと思った人が見たらびっくりしますよね。
Ayaka 「本題に戻りましょうかね」
――いや、いいですよ。キャラがわかるじゃないですか。この人が食べたらすぐに出る人とか、そういう感じで認識してもらえれば。
Shizuka 「いいですね!」
Ayaka 「……ってダメよ!」
Shizuka 「いいよ〜。人間味がないと」
――人間味めっちゃありますね……でも、よく食べる話とかは全然アリだと思いますよ。
Ayaka 「食べるの好きですね」
Shizuka 「でも、食べてすぐトイレ行くんですよ」
――無限ループですね(笑)。
Chihiro 「こわい!」
Shizuka 「いかんちゃね。東京来て、こういう話をできるとは思ってませんでした」
――これがアップされた日にはどうなることか。
Shizuka 「そうですね……やっぱり妄想が大事だと思います」
――なんですか急に(笑)。
Shizuka 「やっぱり悩まれる方、多いと思うんですね」
――何にですか?
Shizuka 「便について。トイレで目をつぶって、深呼吸して、食道から胃から、下りていくようなイメージをするんですよ」
――「妄想が大事だと思うんです」って言って、話題を変えてくれたと思ったんですが。
Chihiro 「私も思った(笑)」
――違う話題が来たと思ったら、結局、同じ話ですよ!
Shizuka 「もっと知識を磨いときます!」
Ayaka 「このインタビュー大丈夫ですか?」
――はははは。でもライヴを観たら、今までの話とは関係ないカッコいいパフォーマンスが観られますからね。関係ないって言っちゃったけど(笑)。
eichi 「FantaRhymeもそうですけど、この3人とも、最初の頃に比べたら随分よくなったと思います。他のアイドルさんもライヴを観に来てくれたりとか、カッコいいですねって言ってくれるようになったので。そういった意味では福岡でも、わりといい位置に来てるんじゃないかと思うんですね。これから全国の皆さんに観てもらってね」
3人 「はい」
eichi 「なんで俺がまとめとるんよ(笑)」
3人 「ありがとうございます(笑)」
――2組が一緒のステージで歌うときも、すごくいいグループ感が出ますよね。
eichi 「一緒になったときのパワー感が凄いって言われますね」
Ayaka 「波長が合っとんやろうね」
Shizuka 「おっ、いいね〜いいね〜」
――では、今回はこんな感じでまとめさせていただきます。次はもっと音楽の話をしましょう(笑)。ありがとうございました。
取材・文/南波一海(2013年8月)