アップアップガールズ(仮)
名古屋&赤坂 コメント
8月31日の横浜BLITZワンマンを見事大成功に収め、グループ第2章に向けてスタートを切ったアップアップガールズ(仮)。ここでは、横浜BLITZワンマン後に行なわれた、名古屋ワンマン公演後の仙石&関根のコメントと、第2章の幕開けともいえる赤坂BLITZ公演後のメンバー全員によるコメントをお届けします。
9月8日〈アプガ第二章(仮)開戦〉名古屋公演終了後(仙石&関根) ――「1曲1曲お客さんと楽しめて、勢いまかせだけじゃなく、見せるとか聴かせるとかが丁寧にできたと思います」
(仙石)
――「メンバーみんながダンスを修正してくれて、改めて仲間のありがたさが分かりましたね」
(関根)
――大阪と名古屋での戦いを終えて、まず〈大阪決戦〉はどんな感想がありますか。
仙石 「横ブリから本戦がスタートしたわけですけど、言ってしまうと横ブリって“リベンジ決戦”と謳っていたり、(仮)旗を掲げるとか、満員になってたりとか、結構なスペシャル感があったので、初戦からファイナル感がある感動の公演だったんですね。だからこそ、1週間空いての大阪、名古屋のライヴっていうのが、逆にプレッシャーだったんです。横ブリの出来から落としたくないというのもあったし、さらに熱いぞって思ってもらえるかが勝負だったので、すごく緊張してたんです。でも意外と大阪では、メンバーみんなのテンションがすごく高くて、全体の公演通してすごく勢いがあって、横浜とは全然違う熱い本戦になったなって。大阪のライヴは熱さと勢いはナンバーワンだったと思います」
関根 「この2日間を通して、足が動かない分、メンバーのみんなよりも冷静にファンの方を見ることができたので、もっとパフォーマンスでどうすれば良いのかとか、こんなにファンの人と目線を合わせるのって楽しいんだとか、普段見えないところが見えました。動けないもどかしさはあったけど、それでも、メンバーみんながダンスを修正してくれて、本番みんなで頑張ろうってカバーしてくれて、改めて仲間のありがたさが分かりましたね。あと、メンバーとアイコン(アイコンタクト)を取る楽しさも知りました。みんなが私のそばに来てくれるたびにアイコンを取ってくれるので、それは足が治ったあとでもやれれば、もっともっと楽しいライヴになるんじゃないかと思います」
――〈名古屋決戦〉はどうでしたか?
仙石 「大阪ではお客さんのレスポンス、キャッチとリリースがすごくて、パワーが熱かったから、名古屋はまた違う緊張があったんです。昨日あんなに熱かった分、また今日はさらに熱く行かなきゃって」
――始まる前みんなビビってましたね。
仙石 「そうなんですよ。みんな“なんでこんなに緊張するんだろう?”って言ってたんです。でも今日は今日で、昨日とは違う、良い意味で違う雰囲気の公演ができたなって。今日はどっちかというと、1曲1曲しっかりお客さんと楽しめて、勢いまかせだけじゃなく、見せるとか聴かせるとかが丁寧にできたと思います。やっぱり、なんと言っても満員っていうのがすごく嬉しかったので(笑)。名古屋のスタッフさんにも“クアトロで満員ってすごいことだよ”と言われたのが嬉しかったです。あと個人的には、MCで織田(信長)さんを伊達(政宗)さんと間違えちゃったんですけど……」
――実は狙ったんじゃないですか(笑)?
仙石 「違います(笑)。私、普段からよく伊達さんと織田さんのお名前を口にしているので、頭に織田さんの顔が浮かんでるのに伊達さんって言っちゃったんです。織田さんのお膝元である尾張の国っていう自分的には好きな地で、単独でしかも満員にもなって嬉しかったです。素直にまた来たいなと思いました」
関根 「名古屋は、昨日にも増して、最後の〈サマービーム!〉の夏ミックスで、最後までお客さんみんなが仲よく肩を組んでくれて嬉しかったです。あれって会場が波のように動いて見えるんですよ。その光景がまた見れたし、昨日よりライヴもまた進化できたし、満員っていうのもあったので、自然と心が楽しくなりました。あと、まぁな(新井)が“スピーカーの音に負けないくらい声出してください!”って言ったときの、地響きみたいなみなさんの声にビックリしちゃって。お客さんが本気出したらすごいんだなと言うのが分かりました(笑)。なので、もっと序盤から私たちがみなさんの本気を引き出せるように頑張ろうと思いました」
――さて、ダンスは6人でのフォーメーションとなりましたが、フルのライヴでの大変さはありましたか。
仙石 「でも、ライヴを通じて、お客さんに平等にパフォーマンスを見てほしかったので、前半後半で、せっきー(関根)の立ち位置を変えたり、臨機応変にみんなでこっちに寄ろうとか、意外とできました。偏ったところはあったけど、そこは赤坂では固めていきたいなって」
――関根さんは、当然悔しい気持ちもあると思います。ケガをしてしまった現在の率直な気持ちを聞かせてもらえますか。
関根 「本心を言うと……なかなか気持ちは上がらないです。もともと私は踊ることが好きで、そこから徐々に歌うことが好きになったんですね」
――そうだったんですか。
関根 「ハイ。私の原点はダンスだし、ダンスを踊ってるときが一番好きなので、本心を言うと、ずっと冷静ではいましたね。テンションがいつもみたいに上がらなくて」
――リアルな言葉ですね。ただ、かなりポジティヴに言うと、今できることに集中するときなのかなと。先日も、関根さんは歌やラップに壁を感じていると言っていましたが、もっと歌に磨きをかけるときなのかなって。
関根 「そうかもしれないですね。歌に向き合っていくのは大事だなと思います。焦らずしっかり治しつつ、いろいろ勉強して、赤坂に活かしたいです」
9月16日〈アプガ第二章(仮)開戦〉赤坂公演終了後(メンバー全員) ――「最近不安になってきました。あんまり疲れなくなってきて、“私、手を抜いてるんじゃないかな?”と思うときがあって」
(佐藤)
――「分かる!!」
(全員)
――初のツアー・ファイナル〈赤坂決戦〉の2公演が無事終わりました。昼公演前は、すごく緊張してましたね。
新井 「してました。天候が悪いし、チケットもソールドアウトにならなかったし、どれくらいの人が集まってくれるんだろうってすごく不安だったんです。でも、ハイタッチ会のときに雨が降ってるのにたくさんの人が来てくださったり、ステージに上がったら、思った以上にお客さんが来てくれていて嬉しかったです」
――そんなに人が来ないと思ってたんですか。
新井 「ハイ。結構、電車も止まっていたのでガラガラかと思ってました。でも、お客さんの愛を感じて、不安は吹っ飛びました」
関根 「私は今回、夏のツアーで得てきたものを、本当は赤坂で出したかったんですけど、横浜でケガをしてしまい全力で出し切ることはできなかったんです。あと、不安とか緊張とか、今までにないくらい、いろんな気持ちが入り交じってました。特に1回目は。私はステージでひとり端っこにいて、お客さんと目を合わせられる時間が多いので、どう触れ合おうかとかずっとグルグル考えてました」
古川 「今日は充実したツアーにふさわしいファイナルにしたかったんです。でも、緊張しました〜。不安要素を1個ずつ解消したくてもてあまりに多すぎて。でも、ステージに出たら超楽しくできたんです。この夏で度胸がついたと思いますね」
仙石 「今日の公演はファイナルだし特別な気持ちで臨んだんですけど、ファイナルってことを抜きにしてもすごく楽しくて。お客さんと一緒に、今までの出来事を噛み締めながら1曲ずつできたので、夏の最後の集大成って感じのライヴになったなと思います」
――ノドの不調も乗り越えられましたね。
仙石 「ハイ。4月の横ブリの二の舞にならずに、2公演乗り越えられて良かったです」
森 「今日は、メンバーのプロデュース・コーナーがあったので、すごく緊張しました。 絶対成功させたかったので。1公演目の前半は自分でも分かるくらいガチガチだったんですよ。メンバーコーナーをやってホッとして。後半戦は結構冷静になることができて、MCのときはファンの人ひとりひとりの顔を見ることができたし。千秋楽を純粋に楽しく、いつもよりもノビノビできたなって」
――モリモリじゃなくノビノビできましたか。
森 「モリモリじゃないですよ〜(笑)。ノビノビ楽しくできました」
佐保 「“久しぶりの2公演乗り切れるかな”とか心配もあったんですけど、気づいたら“あれ? 2公演終わってた”みたいな。1公演分にも満たないくらいのスピードでした。まだ、終わった実感がないです。また来週もツアーかなって気持ちです。でも、初めてのツアーの初めてのファイナルを経験して、“こういう感じなんだ”ってファイナル感を楽しみました」
――ファイナル感の“こういう感じ”を擬音で表すと?
佐保 「ワオ〜〜ンみたいな(笑)」
全員 「何それ〜(笑)」
――(笑)。佐藤さんは始まる前、一番慌てふためいてましたが。
佐藤 「メチャ慌ててました。メンバー・プロデュース・コーナーがあったし、関根のケガもあって場位置を結構変えたので“分からないぞー”って、ずっと最後まで確認してたんです。でも、ステージに出る前に、“みんなで今日は楽しんでいこうね”って出て行ったら、案外“自分、入ってるな〜”って」
――“自分、入ってる”とは(笑)?
佐藤 「自分のスイッチが入ってるな〜です(笑)。最近、ステージに出るまでは緊張とか不安があるんですけど、出ちゃうと不安がどこかに行っちゃうんですよ。だけど今日の1公演目の前半戦は“私、今、余裕がない”って感じでした。でも、“こんな形でツアー・ファイナルが終わっちゃうのはイヤだな、もっと楽しもう”って結構吹っ切れられました」
――自分で気持ちをコントロールできるようになってきたんですね。
佐藤 「できました。最近、自分のことがよく分かるようになってきたんです。この夏はテンションが上がっちゃって冷静さを保てない自分もいたんですけど、それが今日は、自分がこうしようって思った通りにできたんです。だから、〈開戦前夜〉、本戦の名古屋と大阪のライヴはためになったなと思います」
――では、この夏のイベント、ツアーを通じて自分の成長したところを聞かせてください。
新井 「私は、叫ぶことで自分を開放できたなって。のんさん(佐藤)の煽りじゃないけど、自分も煽ったし、叫んだし。やればできるじゃんっていうのを感じたなって。そこはちょっとした成長かなって思います」
関根 「私は、1曲の中でいろんな表情の自分を出すのがすごく楽しくなりました。歌いながら、今までよりもいろんな気持ちを出すのが楽しいんです。それは行けるところまで、声が枯れるまで(笑)、歌が好きっていう気持ちがあり続ける限り高めていきたいです」
(関根と新井はここでタイムアップ)
古川 「グループの夏の目標として、“MCを頑張ること”を掲げた結果、MCに対するみんなの姿勢は変わったと思います。でも正直、私はあまり上手くできなくて。それが今後の課題です。ただ、メンバーとお客さんと一緒に、幸福感に包まれるライヴができるようになったなとは思います」
仙石 「今回のツアーの前とあとで全然違うと思うのは、会場全体で楽しむ、盛りあがる、攻めるとかの一体感ですね。前までは私たちからの一方通行で、ただガムシャラにライヴをやるだけだったんですけど、ツアーを通じて、いろんな場所で同じセットリストでライヴをやったことで、いろんなものを広い視野で見ることができるようになったんです。メンバーみんなが“この曲はこうしたい”とか、曲ごとの色、ライヴごとの違いも出せたので。それは、このツアーでの経験のおかげだと思います」
――リーダー(仮)問題はどうですか。真のリーダーになると言ってましたが。
仙石 「ハイ……頑張ります(笑)。引き続き」
古川 「いや〜、不安度が増しました(笑)」
――前回、(仮)が1個増えたと言われてましたが、今は?
仙石 「今は増えてはないです、自己判断では(笑)」
全員 「増えたね〜(笑)」
仙石 「うーん、オータムも頑張ります! ハイ(笑)」
森 「オータム? 秋ってオクトーバーじゃなかったっけ?」
――残念ながら仙石さんが正解です。
森 「あ〜、バカがバレる〜(笑)。えっと、私は良い意味で、この夏で“モリモリ”というフレーズも確立できて。今まで統一されるイメージがなかったんです、森咲樹に(笑)。でもこのツアーをやってきて、私も自分が分かってきたというか。まだまだ壊さなきゃいけないものはいろいろあると思うんですけど……」
――この夏、自分の殻を破るって言ってましたね。
森 「あ、自分の殻問題ですね。まだまだ殻はたくさんあるんですけど、 いじられキャラ、すべりキャラとか、見えてきたものはありますね。今まではまったく見えてなかったんですよ、自分のこと。“私、誰だ?”と思ってて」
古川 「そうなの(笑)?」
森 「“私、この先どうしていこうかな?”って感じだったけど、このツアーで見つけられた気がしますね。自分を見つける旅の、良いスタートが切れたなって感じです、やっと(笑)。秋は二十歳になるので頑張ります」
全員 「お〜(拍手)!」
佐保 「私は、自分のダメなところが見つかったなって。毎日のようにツアーでライヴがあると、イヤでもそこが見えてきて。発見できたものを、第二章で克服したいです」
――例えばどんなところですか。
佐保 「一番はMCですね。やっぱり引いちゃうとこがあるので。あと、もうちょっとパフォーマンス面でも頑張らないと」
――佐保さんは今回、ツアーの目標が、「人間の限界を突破する!」でしたね。
佐保 「そうなんですけど、意外と疲れないんですよ。限界まで動いてるんですけどね。ツアーが終わる頃、私はシナシナになってる予定だったんです(笑)。でも今日も元気にライヴを迎えられて元気に終えられたので。 まだ足りないんだなって」
――何時間くらいできそうですか。
佐保 「24時間やってみたいです」
――BiSみたいじゃないですか(笑)。やるとしたら当然みんな一緒ですよね。
佐保 「はい。一緒にやるよね?」
全員 「イヤだー!」
古川 「ウチらひたすら応援するよ」
佐保 「え〜、一緒にやろうよ〜」
佐藤 「ちょっと楽しそう(笑)。私は自分に自信を持ってきました、少し。今までほんとに、“私なんて……”って感じだったんですけど、煽りをやって、自分のアプガの居場所、立ち位置も見つけられて。ファンの人にも、“綾乃と言えば煽りだよね”“汗だよね”っていうのがこの夏を通して広まってきたなって。それが自信に繋がりました」
森 「ほんと、最近、綾乃の煽りには助けられるし、自分のモチベーションも上がりますね。綾乃の煽り、好きです」
――どんどん良い感じになってきてますね。
佐藤 「でもですよ、今日、もっと頑張らなきゃなって思ったところがあったんです。声量がないからちゃんと煽りが伝わらないのが難点なんですよ。声が裏返っちゃったりするんです。あとボキャブラリーが少ないので、そこは補っていかなきゃなって。これからのライヴで、この夏に得た自信とか気持ちを引き連れて、次のステップに行きたいなと思います」
――あ、横浜の「サマービーム アプガの夏MIX」で、唐突に“ワン・モア・タイム!”って言ったのが衝撃でした(笑)。“ラララ”があと20モアくらいありそうなのに(笑)。
佐藤 「あれはただ言いたかったんです(笑)。“ワン・モア・タイム”は自分の中で憧れ系の煽りに入るんです。あと“ワン・モア・タイム”って言える曲がないんですよ」
――「チョッパー☆チョッパー」の最後で、森さんが“もういっかい〜”って言ってますよ。
森 「あ、そうだ」
佐藤 「“ワン・モア・タイム”は言っちゃダメ(笑)」
森 「取りません(笑)」
佐藤 「“ワン・モア・タイム”は、似合った曲が来たときにもう 1回使おうと思います」
――分かりました(笑)。でも、7月から約2ヵ月、本当にみなさん頑張りましたね。関根さんのケガはありましたが、倒れる人はいなかったですね。
古川 「意外と大丈夫でしたね」
佐藤 「ほんと、ツアーが始まる前は、絶対ヤバいって言ってたよね」
森 「言ってた、正直怖かった」
仙石 「普通に横浜BLITZを迎えられないと思ってた」
古川 「〈開戦前夜〉ツアーもあって、本戦ツアーもあって、赤坂BLITZで2公演できるの?って正直思ってました」
――でも、できましたね。
古川 「できました」
森 「意外とケロッとしてます」
――素直にすごいですよね。
古川 「体力もついたかなと思います」
森 「だって私、去年(9月)の〈代官山決戦〉のとき死にそうだったもん」
古川 「(去年12月の)〈六本木決戦〉のときも結構ヤバかったよ」
佐藤 「最近不安になってきました。あんまり疲れなくなってきて、“私、手を抜いてるんじゃないかな?”と思うときがあって」
全員 「分かる!!」
佐藤 「“ヤバいヤバい、もっと自分を追い込まなきゃ”って思っちゃう んです(笑)」
――だんだんみんな、佐保さん化してると。
全員 「そうかも(笑)」
佐保 「……限界越えるってさ、どこが限界なのかな?」
森 「倒れたらじゃない?」
佐保 「そういうことだよね。(満面の笑みで)私、倒れます!」
――倒れるギリでお願いします(笑)。あとサプライズ発表で、冬の3公演を埋めたら、全国ツアー、夏までにサンプラザって話も出ましたが。
全員 「メチャやりたいです!!」
佐藤 「すべては冬の3公演にかかってるんです!」
仙石 「3公演全部満員にしたいです。今回、赤坂も満員にできなかったのでリベンジしたいし」
森 「でも、冬は全部1000人規模ですよね?」
――そうですよ。年末は他にもいろんなライヴがありますし、アプガのライヴに来てもらうには、秋の戦いにかかってますよ。
全員 「う〜ん、確かに」
仙石 「元旦って、いつもならお祈り……じゃなくてお参り行ってるのにライヴだね」
古川 「でも楽しみ、どんな感じになるんだろう」
佐保 「太らないで済みそうだね」
佐藤 「そうなんです!」
――おもちですか(笑)。
森 「あ、食べる量が減るかも」
佐藤 「食べても消化できるし」
全員 「うんうん」
――(笑)。じゃあ、冬に向けて突っ走っていきましょう!
全員 「頑張ります!」