米・ミネソタ州ミネアポリスを拠点に活動してきたマルチ・ミュージシャン、デイヴィス・ベインを中心とするプロダクション・ユニットの2024年発表のアルバム。清々しいギターが映える表題曲をはじめ、孤高のソウル・ミュージックが堪能できる。

“エコバニ”の再結成後2作目となる、99年リリースの8thスタジオ・アルバムの25周年記念盤。米国のミクスチャー・バンド、ファン・ラヴィン・クリミナルズが2曲でゲスト参加。未発表曲やB面曲、80年代のライヴ版などを多数追加収録している。

メイヤー・ホーソーンとジェイク・ワンによるユニットの4thアルバム。80'sブギーやモダンソウルをベースに、より洗練された楽曲性とサウンドの質を追求している。「フォーゲット・ミー・ノッツ」を下敷きした「Back 4 More」などを収録。

カナダ・トロントを拠点に活動するバンド、リスパイアの2024年発表のアルバム。移民として自身が抱えている問題や危機感、同時に故郷への哀愁も感じさせたりと、さまざまな感情を引き起こす、激情ハードコア・オーケストラ作となっている。

米・テネシー州メンフィスで結成されたロック・カルテット、スキレットの12枚目となるアルバム。アリーナを震撼させる彼ららしいロック・サウンドは健在で、本作には反乱、感染、そして無類のアンセム10曲が収録されている。

米・バーモント州ブラトルボロ発のポストパンク・バンド、ザス・ラヴの2ndアルバム。近年の音楽シーンにはなかなか見られないような硬質さと官能性を併せ持った、強靭なナンバーが数多く揃っている。

“ブルー・アルバム”の愛称で親しまれるウィーザーのデビュー・アルバムの30周年記念盤。ヒット・シングル「バディ・ホリー」「セイ・イット・エイント・ソー」含む本編リマスターに加え、デモやライヴの未発表音源36トラックを収録している。

ザ・コステロ・ショウ名義で86年に発表された10作目の2024年リマスター版。T・ボーン・バーネットがプロデュースの本編に加え、約40年にわたり録音されたメンフィス〜ニューオーリンズの影響を受けた音源やコラボ音源、未発表ライヴ音源もプラス。

オアシスのライヴ盤。2ndアルバム『モーニング・グローリー』発表後のワールド・ツアーより、1996年3月19日にウェールズのカーディフで行なわれた公演を収録。全盛期の自信に満ちあふれた圧倒的な存在感のもと、テンションの高い演奏が楽しめる。

15年ぶりの再結成が話題のオアシスのライヴ盤。97年10月の米・ハマースタイン・ボールルームでの音源を収録。「ドント・ゴー・アウェイ」「ステイ・ヤング」などの貴重な楽曲やアレンジを大幅に変えた「フェイド・イン-アウト」などを披露している。

カレン・カーペンターの歌声がしみる、カーペンターズのクリスマス・アルバム。1978年作『クリスマス・ポートレイト』と84年作『オールド・ファッションド・クリスマス』からの16曲を収録。リチャード・カーペンター監修のもとリマスターされている。

好対照な二つの時期のライヴを収める作品。DISC 1は『ザ・ストーン・ローゼズ』発表前の89年2月、伝説のクラブ“ハシエンダ”での初の大規模な公演を、DISC 2は『セカンド・カミング』のプロモで行なわれた95年BBCラジオ用の音源を収録。

2ndアルバム『ミート・イズ・マーダー』の欧米プロモ・ツアーから、85年3月オックスフォードで行なわれたライヴのBBCラジオ用音源を収録。スタジオ盤よりさらに鋭さを増した演奏に加え、同年バルセロナでのライヴのTV放送用音源もボーナス収録。

1960年代の英ブルースロック・シーンを牽引したジョン・メイオールが、1968年に米・サンフランシスコで行なったライヴの模様を収録。ミック・テイラーらからなるザ・ブルースブレイカーズを率いて、魅力的なサウンドを生み出している。

オーストリアのシンフォニックパワーメタル・バンド、ドラゴニーのアルバム。16世紀の世界を舞台にしたコンセプチュアルな内容で、ドヴォルザークの交響曲から始まり、王道ヨーロピアン・メタルを展開。「ジ・アントールド・ストーリー」を追加で収める。

イギリス人の父とコロンビア人の母を持つアーティスト、フィル・マンザネラによる初期三部作の最終作。フィル・マンザネラが初のリード・ヴォーカルをとるナンバーをはじめ、新たなチャレンジも含む意欲作に仕上がっている。

ロキシー・ミュージックのギタリスト、フィル・マンザネラが2015年に発表したインストゥルメンタル・アルバム。ラテンロックやプログレ、アンビエント、ファンク、中東音楽など、さまざまなアプローチが光る力作だ。

ロキシー・ミュージックのギタリスト＆コンポーザーとして活躍したフィル・マンザネラが、1975年に発表した1stソロ・アルバム。ロバート・ワイアットら豪華ゲストをバックに、珠玉のプログレッシヴロックを奏でている。

2ndアルバム『モダン・ライフ・イズ・ラビッシュ』の世界的なプロモーション・ツアーから、93年11月イタリアでのライヴのラジオ放送用音源を収録。のちの大ヒット曲「ガールズ＆ボーイズ」が新曲として紹介されている、フレッシュさ漲るステージだ。

ブラーのライヴ・アルバム。『ブラー』のプロモーションの一環として、発売日の1997年2月10日にロンドンのアストリアで行なわれたシークレット公演の模様を収録。「ディス・イズ・ア・ロウ」など、グレアム・コクソンのギターが冴えわたっている。

フィル・エルヴラムのワンマン・プロジェクト、マウント・イアリの約5年ぶりとなるアルバム。日本の雅楽に影響を受けたアンビエンス＆リズム、美麗なフォーク、ノイズ、インディ・ロックなど、多彩な2枚組全26曲の大作だ。

クラシックやジャズ、現代音楽などのジャンルを取り込み、唯一無二のオルタナティヴロックを奏でるレディオヘッドのライヴ盤。97年のオランダ公演を収めたもので、『OKコンピューター』からの楽曲を中心に、完成度の高いパフォーマンスを披露している。

クリスチャン・ヴァルボとクリストファー・ブラセンをフィーチャーしたノルウェーのブラックメタル・バンド、アグマクトのデビュー・アルバム。初期バソリーにも通じるプリミティヴなサウンドと冷たく催眠的なリフに包まれた、ヘヴィで啓示的な一枚だ。

リー・ナッシュとマット・スローカムを中心に米・テキサスで結成されたロック・バンド、シックスペンス・ノン・ザ・リッチャーの3rd EP。タイトル曲をはじめ、純粋により良い音楽を追求した心地よいナンバーが並ぶ。

No-Manのヴォーカリストとしても知られるシンガー・ソングライター、ティム・ボウネスによる8thアルバム。UKのプログレッシヴロック・シーンを代表するボウネスらしい、圧巻の仕上がりとなっている。