「今の世の中には愛が足りない。世界中が愛に包まれてほしい」というプロデューサー
ふかわりょうのコンセプトのもと、「LOVE IS ALL」で携帯限定配信デビューした3人組アイドル・ユニット、COSMETICS(コスメティックス)。配信のダウンロード数や動画の再生数によって、名前やビジュアル、活動が発表されていくユーザー育成型アイドル・ユニットとして、多くがナゾに包まれていた彼女たちだが、順調にクリック数をゲットし、遂に本人たちの登場となった(モザイク入りで……)。
「このなです。栃木出身で、今も栃木から通ってます」
「ひでよです。北海道出身で、現在新聞配達をしながらがんばってます」
「しずなです。名古屋出身です」
「僕がオーティションで数十人の中から選んだ3人です。キャラも大事だけど、声を第一に優先して選びましたね。そのときのインスピレーションを大事にしたかったので、当日の晩に決めたんです」 (ふかわ)
では、彼女たちがそれぞれどんな人柄かを、他の2人のメンバーから紹介してもらおう。
●このな
「かなり天然です(笑)」 (しずな)
「そうそう(笑)。昔の携帯がまっぷたつに折れてて、今使ってるのもボタンが押せなくなってた(笑)。なんでこうなったのか聞いても“覚えてない”って(笑)」 (ひでよ)
●ひでよ
「見た感じは女の子っぽいけど、面白いんですよ」 (このな)
「リアクションが面白い(笑)。あと、KYなとこがあるよね(笑)。あまり考えずに思ったことしゃべったり、初めてのラジオ出演のときも、出番の前にふかわさんがしゃべってるときに“私、寝るね”って(笑)」 (しずな)
●しずな
「歌が上手いです。おっとりしてるタイプかな。あとメールが返ってこない(笑)」 (このな)
「そういうとこ含めてボーイッシュ。さばさばしたタイプですね」 (ひでよ)
個性も将来目指すものもバラバラな3人だが、COSMETICSとして一丸となり、「LOVE IS ALL」を、そして愛を、1人でも多くの人に届けたいという気持ちでいっぱいだ。
「レコーディングのとき、最初は上手く歌わなきゃと思って、歌詞に気持ちが入ってなかったんです。でも、最後には歌詞を自分のものにして気持ちを込めて歌えてたと思うので、そこを感じ取ってもらえたらうれしいです」
(このな)「私は、レコーディングのときに体調が絶不調で声が出なくて、あまり歌えず悲しかったけど、凄くいい曲だと思ってます。この曲を聴いて、少しでも楽しくなったり、恋する楽しい気持ちが伝わればなって思ってます」
(ひでよ)「皆さんに愛を届けるってコンセプトを聞いたときに、最初はこちらからだけが発信するってイメージだったんです。でも、ブログをはじめてファンの方とコミュニケーションとるようになって、そうじゃないなって感じてきて。皆さんからコメントいただくってことは、愛情があるからだなって。だから、私たちは曲で愛を発信する。それに皆さんが愛情で返してくれる。そのやり取りができてるのが凄くうれしいので、これからもがんばります」
(しずな)「3人は今、応援してくれてる人の前で歌いたいって思いが強いみたいですね。現状、彼女たちが表現できるマックスが配信ではありますが、プロデューサーとして、計算もなく純粋にぶつかって表現してる彼女たちの、全力の愛を受けとめてもらえたらなと思ってます」
(ふかわ)取材・文/土屋恵介(2008年12月)
COSMETICS配信限定シングル「LOVE IS ALL」
ビクターエンタテインメントより携帯配信限定シングルとして、ドワンゴほか配信サイトにて配信中!