2013年に福岡に移住し、敢えて距離を置いた主戦場の地元東京と行き来しながら、孤高の音楽性を研ぎ澄ませてきたラッパーの
5lack 。近年はワンマンのライヴ・ショーを行いながら、
illion や
SILENT POETS とのコラボレーションのほか、次世代を担う若手ラッパーやシンガーの客演を次々にこなしてきた彼が、前作『
夢から覚め。 』から3年ぶりとなる7作目の新作アルバム『
KESHIKI 』を完成させた。
相変わらずのマイペースで歩を進める31歳になったラッパー。しかし、彼の眼前を流れていく景色はその歩みのスピード以上に目まぐるしい。ラップ・ブームに、次々と登場する活きのいい新世代のラッパーたち。かつての友人たちは結婚や子育てで、家庭に軸足を置く者もいれば、仕事に悩み、厳しい現実に直面する者もいる。気がつけば、ファーストアルバム『
My Space 』から来年で10周年を迎える彼を時計の針が追い立て、膨らむ焦燥感。そうしたものと向き合いながら、これまで以上に重厚で、ひずみやゆがみを内包しながらアップデートしたビートと共に彼はどんな風景を描き出しているのか? 今回のインタビューでは、新作で広がる景色とそこに込めた5lackの現在の心境に迫った。
――新作アルバム『KESHIKI』は3年ぶりの作品ということですが、前作『夢から覚め。』を振り返ってみて、いかがですか?
「当時はどういう状況だったんだっけな。聴いてくれた人に対して失礼なことを言うつもりではないんですけど、実は自分のなかで前回のアルバムはあまり印象が残ってなくて。当時は自分の仕事がどうなっていくのか見えなくて、楽曲としてはいいものを作ろうとはしていたんですけど、目標やテーマがはっきりしていなかったので、いま振り返ると、あのアルバムに対しては、どこかぼんやりした感想になってしまうんですね。でも、今回はもうちょっとはっきりして、3年の間、休んでいたわけではないんですけど、最近のライヴ活動も含めて、自分のなかではカムバックした感覚があるんですよね」
――5lackくんのなかでは、ブランクがあるような気がしているんですね。
「そう。あと、なんだかんだ活動歴が長くて、何枚も作品を出してきて、最初の頃の作品はフレッシュな感じで取り組んでいたけど、その後の作品はずっと活動を続けてたなかの1枚という感じで、歌う題材も繰り返されていくし、その時々で相当に濃密な人生経験をしていないと、なかなか、フレッシュでいられない。そうなった時に、どんどんコアな、哲学的な方に進んでいくか、それとも同じ題材を上手く繰り返すか、はたまた、何か別の方法があるのか。まぁ、どの仕事も同じだと思うんですけど、瞬発的なベストを叩きだした後、それを継続することの難しさや自分の役割は何なのかといった課題に自分も面したんですよね。ただ、それによって、考えるテーマが出来たので、今回の作品はフレッシュに取り組めたんだと思います」
――そのテーマとは、つまり、ご自身の成長、成熟と歩調を同じくしたヒップホップの魅力を提示するということだ、と。
「そうですね。自分の年齢層に合わせた音楽にしていきたいと思っていて。というのも、日本の音楽は、どのジャンルもメインの世代が20代ということになりがちで、世間的に、50、60代のミュージシャンは実質的に引退世代ということになってしまっている。でも、20代以降も人生は続いていくし、生まれる音楽も沢山あるわけじゃないですか。さらにいうと、ヒップホップはジャズやロックなんかと比べると、まだ歴史が浅い音楽だし、アメリカでは
NAS や
JAY-Z 、
KANYE WEST なんかが大人でも聴き甲斐があるヒップホップを作り始めているものの、日本では格好いいことを継続出来ている人が少なかったりする。俺は12歳くらいからずっとラップをやってきて、今に至る人間なので、さすがにラップ・バトルに象徴されるキラキラな感じのことをやるのは厳しかったりもするし(笑)、それでもヒップホップを好きでいつづけるためには、自分の年齢層なりのヒップホップを更新していって、音楽を育てていく必要があるなって」
――生活のなかに音楽が根付いている欧米と違って、年と共に音楽を聴かなくなってしまう日本では、音楽家が年を重ねていった時に同性代のリスナーが減ってしまい、年を重ねた音楽家が継続的に活動するのはハードですし、音楽が共にあり続けるライフスタイルがなかなか浸透しない気がします。
「そうですよね。クラブに通えとは言わないけど、みんな“昔は良かった……”ということになりがちというか。俺としては、音楽はずっとそばに置いておけるものだと思っているんですけど、日本のヒップホップには成熟と共にある音楽、例えば、自分が老人になった時に聴いて、格好いいと感じるものとか、そういう音楽がほとんどないなって。だから、年を取った時に“俺、5lackの音楽が好きなんだよね”って言っても変に感じない、そういう音楽を作れていけたら、音楽の歴史にとってもいいことだし、ラッパーの仕事としての生き方においても必要なんじゃないかって思うようになったんですよね」
――そのためには何が必要だと思いますか?
「年を重ね、経験を重ねながら、音楽をやっていれば、音楽的には分かりやすい方向に向かうより、自ずとレベルが高くなっていきますよね。だから、なんだろう……素材でいったら、“ピカピカな鉄だけがいいわけじゃねぇんだよ”とか、“さびて味が出るからいいんじゃん”とか、漬物でいったら、浅漬けじゃなく、古漬けの味わい深さとか、そういう熟したり、経年劣化した渋さとか、そういう良さは音楽にもあると思うんですよ。例えば、渋めのロックなんかにあるギターとドラムのキックだけで構成された音楽のいい意味での雑さや渋さは素人では出せないじゃないですか。他ジャンルにはそういう表現が沢山存在していると思うんですけど、ヒップホップにおいても、そういう引き算をしながら一番濃い部分を抽出する表現方向がまだまだあるんじゃないかなって。それを模索するのも面白い気がするんですよね。かといって、急に渋いことをやり始めても、今からでは理解されないだろうし(笑)。やり方を考えなくてはですね」
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――でも、5lackくんはまだ31歳ですよね? そういう話はまだ早くないですか。
「はははは。なんでそんなことを考えちゃうんでしょうね? でも、俺は好きなものが常に新しいものじゃなく、昔の映画の画質や昔のものに触れると愛おしさや安らぎを感じるんですよ。だから、自分が音楽を作る時もそういう感覚や過去の良かった瞬間の情景が浮かび上がってくることを意識するんですよ。俺、来年でファーストアルバムの『My Space』から10年なんですけど、12歳でラップを始めてから考えると20周年なんですよ。うちの兄貴(
PUNPEE )もそうなんですけど、今、ラップが流行ってるから、予期せぬブームが来ていて、若いラッパーをきっかけに後から俺のことを知って、そういう子たちにとって、俺は新人ラッパーみたいなことになっていたりとか(笑)。そんなこんなで音楽歴は長かったり、紆余曲折があったりして、俺自身は軽めに疲れてます(笑)。ただ、そうであったとしても音楽で圧倒的なことをしていきたいんですけどね」
――昔の風合いが好きだということですけど、今回の作品はむしろビートの面において、今まで以上にアップデートされているように感じました。
「よかったです。機材が変わったということもあったり、あと今回はサンプリングをした楽曲がないんですよ。鍵盤が結構触れるようになったというか、全部弾いてみて作っていったので、思いっきりアップデートしているかもしれないです」
――では、6曲目の「CUS (Choice Ur Self)」のスティールパンの音色も鍵盤を弾いたものなんですか?
「そう、鍵盤です。俺は中途半端に古いキーボードとかも好きで、YAMAHAのCS1Xとかも使うんですけど結構いい感じにヒドい音が入っているんですよ(笑)。だから、〈CUS (Choice Ur Self)〉しかり、そのキーボードを使うとどことなく古いというか、懐かしい音質になるので、敢えて雑音を入れながら、作ったりしたんですよ」
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――つまり、昔の音の風合いを出すために、過去の音楽をサンプリングしていた以前の作品に対して、今回は昔のキーボードを用いたわけですね。
「そうですね。それから自分で弾いて絞り出したメロディもサンプリングより自分の色が濃く出ているかもしれないです」
――メロディは絞り出すように生み出したんですか?
「メロディがふっと思い付いたら、それを覚えるように心がけていましたね」
――自分が作ったメロディなら今まで以上にラップしやすかったんじゃないですか?
「そうっすね。ビートのBPMも80%くらい思い浮かんで、フロウはこんな感じだなってイメージしやすかったですし、歌っぽいフロウに関してはメロディを作る作業の延長線上にあるので、やりやすかったです。作り方としても、ビートに対してメロディを付けたり、メロディに対してビートを付けたり、自由度は高くて。さらに機材を一気に更新したことで、“今、こんなに便利なの?”って驚きましたね(笑)。なにせ、俺はアナログマンなんで、以前の大変だった作業を思うと、その簡単さに衝撃を受けました」
――ただ、5lackくんの場合は、音楽制作が機材に依存していませんし、こういうことも出来ますというようなギミックで曲が成り立っていないですよね。むしろ、独特な風合いを出そうという試行錯誤であるとか自らメロディを紡ぎ出そうというアプローチが5lackくんの個性を浮かび上がらせています。
「そうですね。そこはむしろ反発しているかもしれないです。音がきれいすぎるので、一度、音を外に通して、加工したり、劣化させたりしてますね」
――そして、今回はビートがヘヴィですし、ベースが出ているように思いました。
「いまのヒップホップはベースがどんどん小さくなっているというか、音量重視になったり、高音重視になっている気がして。だから、元々のヒップホップの良さ、その渋みの象徴なのか、自分でミックスする際に設定する低音がそういうデカさになったのかな。それでも自分としては絞ったつもりなんですけど、あふれ出ちゃってるかもしれないです。あと、俺の機材は、いつもお願いしているマスタリング・エンジニアもやっている熊野(功雄)さんのアドバイスで組んだものが多いんですけど、俺が録音、ミックスした音源を投げて、マスタリングしてもらうという作業を何年も続けているので、2人のセッションの進歩も影響しているんじゃないかな」
「LISACHRISとHowlin' Bearの2人は前々から貰っていて、ストックしておいたビートからその時の心情に合うものをチョイスしたんですよ。LISACHRISは意外といえば意外からもしれないですけど、福岡のイベントで会って、そこで初めて彼女の存在を知ったんですけど、トラックを作ってるということだったので、トラックをもらって聴かせてもらったんですよ。それからHowlin' Bearは韓国から日本に留学中の子で、北九州在住なんですけど、あいつは最初にメールを送ってきて、ネットでチェックしてみたら、作ってるビートがめちゃくちゃ格好いいし、クオリティが恐ろしく高かったので、きっと有名な子なんだろうなと思っていたら、ほとんど知られていない存在だったんですよ。だから、“トラックを使わせてくれ”って返事をして。その後、一緒にセッションをして、何かのきっかけになればと思って、俺のレーベルから作品(『
Everlastin' feat. 5lack 』)を出したんですけど、また制作を初めて1年半くらいの子で、才能ってあるんだなって思いましたね」
「歌い手に関しては、そもそも2人とも尊敬していて。そのうえで、よしやるぞと頼んだわけではなく、曲を作っていて、1ヴァース終わったところで、"この後、KOHHが入ったら面白いな"と思って、そこで急にKOHHに電話したし、レゲエのなかでスキル重視の人だし、人気云々ということを前提に動いてないところに勝手にシンパシーを抱いていた先輩だったRUDEBWOYさんも"ここでRUDEBWOY FACEが来たらヤバくないか"っていう発想だったんですよね。KOHHに関しては、彼が18、19歳くらいの頃から知ってて、俺らにとっては不自然な流れではないんですけど、リスナーにとって俺とKOHHのセットが想像つくようなつかないような感じだろうから、ここでやったら面白いんじゃないかなって」
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――そして、リリックの面では、アルバム前半は、成功や名声に群がる広い意味でのビッチについて言及した攻撃的な言葉が並んでいますよね。
「華のある現場にはそんな雰囲気が渦巻いてるような気がして。そういう現場に自分が行ったりすると、自分は特別だという名声の悪魔の声に誘惑を感じることもあったりして、そういう面を見せていくのもヒップホップ・ドリームというか、エンタテインメントでもあると思うんですけど、今住んでる福岡に帰って、コソコソ家の前でスケボーしたり、ぼーっとしてると、名声や成功のようなふわふわしたものが全部なくなった時、本質は人間として自分に何が出来るかだよなって思ったんです」
――福岡では朝起きて、スケボーしたり、音楽を作ったりしながら、何事もない日常を過ごしている5lackくんは、東京に来ると規模が大きくなった会場でライヴをやったり、ギラギラしたファッション、芸能関係者と会ったりしていて、すごく極端な世界を行き来していらっしゃいますよね。
「すごいっすよね、その差は。福岡ではずっとのんびりではないんですけど、家で仕事して、スケボーして、洗車とかして。それから俺、めっちゃ料理するので、飯何しようと考えながら、スーパー寄って。そんなことをしながら、ふと東京のやつらが今何をしているかなと考えると、自分が東京にいた時もすごかったし、大変だよなって思うんですよ。だって、整理する時間もなく止まらないですからね。そういうことを知らずに福岡で生まれ育っていたら、また話は違うんでしょうけど、自分はそこにいたし、出身でもあるから、いまは東京での体験を福岡に持ち帰って、客観的にまとめられるということもあるのかもしれない。福岡から東京に向かう時は“また忙しくなるな。やるぞ!”って感じなんですけど、東京から福岡に帰る時は“こんな刺激に溢れてるのにいつもの日常なんかに戻れねえよ。戻ったらどうなっちゃうんだよ、俺”って思いながら無理矢理戻るんですけど、戻って2、3日すると、“戻れてよかった”って、ゆっくり福岡の日常に適応していくんですよ。福岡もだいぶ都会ですけどね。俺はマッタリ過ごしてるんですよ」
――つまり、福岡の揺るぎない日常と東京の非日常的な日常の両方があることで、5lackくんのなかでバランスが取れている、と。
「それは結構ありますね。元々、自分は派手な場所とか自分がイケてるイケてないとか、俺が一番だ、とか、自分がアーティストであることがあんまり好きじゃないのかもしれないです。本当に格好いいやつって、もっと静かな、誰にも知られないものを持っていると思うし、そんな自分でありたい福岡の俺と東京の悪魔が戦っているのかもしれないです」
――さらにリリックでは、時間に追い立てられているという表現が度々出てきますし、サウンド面でも時が経つことに対する焦燥感が作品全編に流れています。
「時についての言及は前作でも随分やってたみたいなんですけど、最近よく思うのは、自分は時間をめっちゃ味わって生きているなということ。普段は朝起きてから、一人の静かな時間を長く過ごしているので、そうなるとどうしても考えてしまうし、自分はスケボーもするので、体力的な衰えを感じたりもして。そういう思いを飲み込みつつ、いまのラッパーで積極的にそういうことを歌うやつはいないから、どんどん歌っていって、日本では年を取るとおっさんになったとネガティヴに捉えられる風潮が強いじゃないですか。だったら、“おっさんになりたい”と思わせる方が絶対に楽しいんじゃないかなって。あと、友達と真面目に話していると、未来の幸せについて語っているやつがその場で苦しそうな顔して喋っている。その顔を見ると、今苦しいんだから、未来も同じことになっちゃうんじゃないの?って思うんですよね。だから、まずは今と向き合って、自分を満足させることが大切なんじゃないかなって。今回は音楽を聴くやつだけじゃなく、広く日本の人に対して、そういう時間の価値を人に伝えたかったのかもしれないです」
――そういう意味で、焦燥感に駆られながらも、5lackくんがこの作品で歌っていることは現実的だし、今までになくポジティヴな印象を受けました。
「自分と同じ30前後の仕事がはっきりしていない友達とか仕事してても上手くいってないやつ、アーティストだと音楽を続けるか続けないかの狭間にいるやつとか、そういうやつらの欠点とか悩みを例えて歌ったりしながら、世間に対して、お前はどうなの?って問いかけている内容なんですよ。ただ、そう歌いながら、サウンドはいい意味で聞き流せるようにお洒落に作ったつもりだし、俺の作品は昔から音ありきのスタンスは変わっていないので、まぁ、無理に言葉を聴かなくても、いい感じだったら、音として聴いてもらえばいいんですけどね」
「そうっすね。ツンとされちゃいそうな子たちが“ずっと聴いてました”って言ってくれるので、拍子抜けするようなうれしさがあって。そういう意味で、自分が作品を出すようになって、ちょっと経ってラップを始めた子供たちなので、自分のなかでは一周した感覚があるし、そういう子たちと一緒に曲を作ってみて、どの曲も面白かったし、なんか不思議な感じなんですよね。しかも、彼ら彼女たちのファンは俺のことを知らなかったりということもあるので、いいきっかけにもなったのかな(笑)」
――そうしたバックグラウンドを知らない若いリスナーには自分たちの世代の音楽とそれ以外という断絶があるのかもしれませんが、世代の違いはあっても、その違いを超えて繋がるものは確実にあって、それを提示できるのは長く音楽に携わる者の特権ですよね。
「俺の時代、その先輩の時代はもっと顕著ですけど、体育会系の時代でもあったと思うし、上の格好いい人はそう簡単にはいかせねぇよっていうような空気があって。俺はそれに対して、ネガティヴなものを感じていたりもしたので、年を取っていくということと同じく、もっと積極的にネガティヴをポジティヴに変えていきたいという思いはあったかもしれないです」
――そう考えると、今回はやりたいことだったり、曲に変換しようと思ったアイディアや思いに溢れていた、と。
「ワンマン・ライヴをやるようになったこともそうやって真面目に考えさせられるようになったきっかけでもあって。今までは自然にやりたいことだけをやってきただけだったんですけど、真剣に取り組まないと形にならないことを経験出来たし、ハードルを上げて取り組んだことによって、仕事に対する自覚をいい意味で持てたかもしれないですね」
――今回のアルバムは、5lackくんにとって大きな節目となった作品であり、来年2019年は『My Space』から10年、ラップを始めてから20年目を迎える年ということですが、改めて、この先を見据え、いま思っていることとは?
「自分はラッパーになるぞと思って、生きてきたわけではなかったし、それでいて、ラップはめっちゃ得意だよというものだったので、これまで積極的にやってこなかったんですよ。でも、長く続けてきたら、いつの間にかにラップに助けられていたし、そうした流れのなかでようやく向き合うことが出来て。これから先も、音楽や音楽に関係したものを武器に食べていこうと思っているし、ヒップホップは遊びというか、ストリート・カルチャーでもあるけど、金じゃないみたいな言い方は本質からズレているというか、ラップで金を稼ぐことを含め、全てをひっくるめて、ヒップホップだと思っているし、それが格好いいことだと考えているので。必要以上に稼ぐことが良いのかはよく分からないですけど、食っていくためにラップを使って生き抜くということはストリート的だし、そういう全てをスタイルだと思ってこれからもやっていきたいですね」
取材・文 / 小野田 雄(2018年10月)