ベッド・インの乳(ニュー)アルバム『
Endless Bubble -Cover Songs vol.1-』は初めてのカヴァー集だ。1984年の「君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね。」(
中原めいこ)から、1986年の「あゝ無情」(
アン・ルイス)と「CHAーCHA-CHA」(
石井明美)、1989年の「目を閉じておいでよ」(
バービーボーイズ)、「限界LOVERS」(
SHOW-YA)、「嵐の素顔」(
工藤静香)、1990年の「Sexy Music」(
Wink)、そして1993年の「「男」」(
久宝留理子)まで、バブル時代(前後)を代表するギラついたヒット曲が並ぶ。
“弾けないバブルを貴方に……♡”を標榜して久しいボディコン・ロッカーのルーツご開帳というわけで、歌と演奏には性心性意マン点、無駄に色っぽいジャケット(アートワークはもちろん木村 豊)まで、ベッド・インらしさ溢れるトレンディな出来となった。 選曲の意図、レコーディングの思い出、収録曲の魅力から始まって、かおりとちゃんまいがそれぞれどんな道をたどってバブルに行き着いたか、そして性徒諸クン(ベッド・インのファン)への思い……と、話は深まってイッた。
――僕が初めてベッド・インを見たのは2013年なんですけど、当時はまだカヴァーをたくさんやっていましたよね。
益子寺かおり(ヴォーカル / おみ足担当) 「はぁ〜ん♡ なつかP〜! 100%…SO!なんです♡ 結成当初、おギグではカヴァーばかりをヤッてましたから!」
中尊寺まい(ギター&ヴォーカル / パイオツカイデ〜担当) 「そうそう、パパにはじめて観てもらった時はオリジナル2曲しかなかったんですよ(笑)」
――あのときに「後から前から」などとともに「限界LOVERS」もやっていた記憶があって。
まい 「ヤッてますヤッてます。〈「男」〉もヤッてませんでした?」
――やっていたかも。僕はSHOW-YAリアルタイム世代なんですけど、当時は洋楽野郎だったので正直ピンときていなくて。ベッド・インのヴァージョンを聴いていい曲であることを知り、ベスト盤を買いました。
かおり 「なんと、そうだったんですね……! ウチらがチン善大使になれたのだとしたら、マン激でございます♡」
まい 「きゃ〜の♡ おこがましいですが、こうやって誰かのキッカケになれるのは本当にマンモスうれPことですね……♡ あの頃はアレンジというほどのアレンジもしてなくて、カヴァーというよりはコピーでしたけど……そこらへんは見逃してくれヨォ!」
――なので僕にとっても待望の1枚でした。
かおり 「おギグでカヴァーしていた愛するナンバーをいつか音源化させていただけたら……と憧れのように思っていたので、マンをジしてのカヴァー・アルバム発射なんです! きっと昔からベッド・インを見守ってくださっている性徒諸クンたちにとっても、思い挿(い)れのある曲が詰まってると思います♡ 〈あゝ無情〉もおギグではかなり前からヤラせていただいてますしネ♡」
――「目を閉じておいでよ」はやったことないですよね。
まい 「ないですね。〈CHA-CHA-CHA〉〈Sexy Music〉も」
かおり 「他の曲は、別のアレンジですけどヤッたことはありますね」
――ベタで恐縮ですが、選曲の基準からうかがってもいいですか?
かおり 「二人で悩みに悩んでチンキングして……すったもんだがありまして! 挿れたい曲は星の数ほどたくさんあったのですが、バブル時代を知ってる人はロンモチのこと、ガラスの十代の子たちにも聴いてほしいという想いのもと、まずは当時のヒット・ナンバーを中心に選曲しよう、っていうのが軸でした」
まい 「最近、おギグにはナウでヤングな性徒諸クンがすごく増えたなって肌で感じていて。なので、教科書的な1枚にしたいなと思ったんです。バブル入門編みたいな感じで聴いてもらえるといいな〜と」
かおり 「リスペクトの想いをズッポシ込めてネ……♡ 原曲の魅力はそのまま大事MANにしつつも、ベッド・インなりの大人の色気や、ロック姐ちゃん魂を挿入できそうな曲をカヴァーさせていただこう、というのも選曲の時に意識したポイントです♡」
まい 「Winkさんだったら〈淋しい熱帯魚〉じゃなくて〈Sexy Music〉の方がベッド・インらしいアレンジができるかも、とか。あと、〈CHA-CHA-CHA〉を挿れるか、もしくは……」
かおり 「〈SHOW ME〉と、どっちがいいかな……さぁ〜みんなで考えよう! SHOW by ショーバイ!!みたいな悩み方、したよねぇ〜!」
まい 「ベッド・インっぽいのは〈SHOW ME〉だけど、やっぱり〈CHA-CHA-CHA〉は挿れたいよね〜、みたいな♡ 全体のバランスを見ながら決めていった感じですね!」
――楽しそうな会議ですね!
まい 「はぁ〜い♡ 全く揉めずに!」
かおり 「ウチらは一心同体・少女隊! なので、“この曲がいいよね!”っていう意見は完全に一致してましたね♡ まさにミラクル☆ガールズ!」
まい 「ま、毎晩ロ・ロ・ロ・ロシアン・ルーレットをクリ拡げているダーティペアなんで、当たり前田のクラッカーですよ♡ 実際8曲はちょっと物足りなかったですけどね」
かおり 「ねー! まだまだ挿入したい曲がいっぱい、おっぱいでした……。でもホラ……8を横にすると無限大(∞)になるじゃな〜い? まさにエンドレス・バブル、みたいな〜?♡」
まい 「昨日思いついたわりにはよくできた話だと思いません?(笑)」
――アレンジはどのように進めていきましたか?
かおり 「前作のアルバム『
TOKYO』の楽曲を作ってくださったチームの皆さんと一緒に淫ぐり悶ぐりさせていただきました♡」
まい 「渡辺和紀さんと未来さんというトッポいお二人がいまして……実の兄弟なのでウチらは“渡辺兄弟”と呼ばせていただいてます♡ そのお二人とねるとんのような会議というか、悪巧みをして完成したのが今作です♡」
かおり 「渡辺兄弟とウチら、すっごく肌が合うんです……♡ 『TOKYO』のとき、作家さんのお名前を伏せたまま曲を選ばせていただいたら、渡辺兄弟の曲ばかりだったというチン事がありまして!」
まい 「しかも、無意識におひとりずつ選んでいたりして、まさにフィーリング・カップル2対2状態♡ みたいな♡」
かおり 「ウチらがヤリたいことを全部わかってくださってるので、今回も安心パパして体を委ねました……♡」
まい 「Gスポット知られちゃってる感じDA・YO・NE〜♡」
かおり 「ABCDE気持ちなところを全部突かれちゃって、ヌキ挿しならな〜い! みたいな♡ 原曲をもとに“こういうアレンジにしたいです”という要望をお二人に相談しつつ進めていったのですが、まさに“目と目で通じ合う、MUGO・ん...色っぽい”みたいな状態で、全部わかってくださって……♡」
まい 「例えば〈Sexy Music〉はギター・リフを入れてWinkさんのヴァージョンよりもロックっぽくしたいとか、〈CHA-CHA-CHA〉はもっとビートを効かせてほしいとか、そういう軽めのピロー・トークだけで、想像を超えるパーペキなアレンジを上げてきてくださるので“抱きしめてTONIGHT〜♡”って感じなのです♡」
かおり 「フィニッシュまで、ランバダばりに濃厚なお絡みだったよね♡ たとえば〈あゝ無情〉のイントロの♪あゝ無情、って囁きは、最後の最後のミックスの段階で“もう少しベッド・インらしい、色っぽいナニかを足せたらいいなぁ〜”って言ったら“じゃあ吐息とかどう?”みたいなノリで、その場で急遽、ウチらの桃色吐息を挿入したんです……♡」
まい 「あえぎ声会議があったんですよ(笑)。吸うか、吐くかみたいな!」
かおり 「よーく聴いてみて欲しいんですが、洋モノと和モノ、両方やってるんです、あえぎ声(笑)」
まい 「君は1000%の意気込みで出し切ったんですけど、何テイクもあえいでる間に自分たちでは正解がわからなくなってしまって(笑)。最終的にはエンジニアさんに“いちばんスケベだと思うものを選んでください!!!”って言って丸投げしたっていうね! なので、そのあえぎ声はエンジニアさんの性的趣向がかなり反映されているかと思います……そんなやまだかつてないティッシュタイムもあったよ、と♡(笑)」
かおり 「あと〈CHA-CHA-CHA〉の冒頭にある英語の語りは、
つのだ☆ひろさんご本人ではなく、うちの還暦ジャーマネ、スペネット北岡にやってもらいました(笑)」
まい 「意外とみんなに訊かれるんですよ。“あのつのだ☆ひろさん誰?”って! ジャーマネならギャラもかかりませんしね! 超スーパー便利クン♡」
――(笑)。「Sexy Music」「CHA-CHA-CHA」「君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね」は元のヴァージョンがロックっぽくないですよね。
まい 「実はそういう楽曲の方が、私たちが掲げている“ボディコン・ロック”には引き寄せやすい気がしましたね」
かおり 「そういうWAKU WAKUする化学反応を期待して、〈Sexy Music〉はあえてロック寄りにしたいっておねだりしたんです。結果、大人の色気香る、踊れるロック……ベッド・インらしい“やまだかつてないWink”な一曲に仕上がったと思います♡」
――前から思っていたんですけど、かおりさんの歌って“オ〜”や“ア〜”と伸ばすときに“エ”の音が入りますよね。
かおり 「えぇ?! “オエ〜〜〜〜♡”ですか?」
まい 「あえぎ声の話ですか?!」
――“吹き出しちゃうほど”の最後の“ど〜”と伸ばす音が、オにエとアが混じったような音で伸びていくんですよ。
かおり 「ぶっとびぃ〜! 高岡パパに言われるまで気づかなかった……。無意識でヤッてましたヨ!」
――ちょっと聴いてみてください(「あゝ無情」をスマホで再生する)。
かおり 「……ほんとだ! な〜るほど!THEワールド!」
まい 「秋の祭典スペシャル♡ ってか♡」
――この母音の曖昧さが個性的だなって前から思っていました。
かおり 「あ〜ん! ボインが曖昧だったかぁ〜♡(パイオツを揺らしながら)」
まい 「わたしはヴォーカリストってクセとか個性があるほうが絶対にいいと思ってるんです。そうじゃないとラジオやTVで曲が流れたって気に留めてもらえないじゃないですか。ヴォーカリストにはちょっとした違和感が必要だと思うので、これはかおりさんのいいところだなって思ってずっと聴いてましたね。例えばですけど、
玉置浩二さんとか、
井上陽水さんとか、モノマネの人がみんななぞるクセがあるじゃないですか。モノマネしたくなるクセというか……」
かおり 「わっかる〜! でもクセって、意識せずとも自然と出てしまうモノだったりするので……。わたしもさっき言われるまで、全く自分で気付いてなかったから、驚きものの木20性紀ですヨ!」
まい 「気づいてないのかなぁ。確かに“そんな歌い方してる?”みたいなことおっしゃってる方もいますよね(笑)」
かおり 「クセの話といえば、今回カヴァーさせていただいた楽曲もアーティストさんに対しても、心からリスペクトしているからこそ、レコーディングもいままでにない程プレッシャーを感じましたね……」
まい 「いやぁ、キンチョールしましたね……」
かおり 「歌い方や細かい淫トネーションも、原曲にどこまで寄せるか、だいぶ悩んだんですが、そこは思い切ってベッド・インなりにカヴァーさせていただこう……ということで、あえていつも通りの歌い方で、ベッド・イン色に染めてしまうくらいの勢いで歌わせていただきました! だからよりクセも全開になっているんじゃないかと思います」
――かおりさんならではのドヤ感が出ていて、いいと思います。
かおり 「ああん、お褒めのお言葉サンクスモニカです♡ 気持ちをズッポシ込めるべく、歌録り中も実際にドヤ顔してますから……! あと、オケカラやおギグでも昔からZUTTO歌い込んできた曲ばかりなので、自然とクセが出ちゃってるのかもしれないですね」
まい 「カヴァーさせていただいて思ったのですが、改めて楽曲の強さを感じていて。心置きなくわたしたちが全力でぶつかれたのはやっぱりそこなんですよね」
――歌い出しがまいさんの曲も増えましたね。
かおり 「オリジナルの曲もそうなんですが、1曲ごとにその楽曲の印象に合わせた歌い分けを話し合って決めてます。例えば〈CHA-CHA-CHA〉だったら、ちゃんまいちゃんが先に歌ったほうが柔らかくて優しい印象になるよね、とか。〈Sexy Music〉もそう。逆に〈あゝ無情〉、〈「男」〉とかロック寄りの曲はガツンとわたしが先に力強くイッたほうがいいよね、とか、バランスを見て決めていきました。〈目を閉じておいでよ〉と〈Sexy Music〉以外、原曲はお一人で歌ってらっしゃるじゃないですか」
まい 「基本的におギグでのカヴァー曲は全部かおりさんに歌ってもらってたんですけど」
かおり 「そこをあえて今回は二人で歌い分けてみることで、よりベッド・インならではのアプローチができたんじゃないかなと思います。歌い手の人数にも、時代にも左右されることのない、唯一無二の魅力をもつ楽曲ばかりだなって」
――そこに「目を閉じておいでよ」では
マキタスポーツさんも加わっていますね。
かおり 「はぁ〜い♡ 謹んで3Pさせていただきました♡」
まい 「マキタさんはJ-POPとか歌謡曲に造詣の深い方じゃないですか。なので、わたしたちがやってることをすぐ理解してくださると思ったんです。KONTAさんは個性的なシンガーなので、モノマネになりがちですけど、マキタさんだったらご自分の中に落とし込んで、うまく調整してくださるだろうなと思って。わたし自身バービーボーイズのワンフーなのでお相手探しはかなり悩みましたが、結果、ご本家にも引けを取らないくらい“オトナ”な仕上がりになったと思います♡」
かおり 「マキタさんの表現力が素晴らしすぎて、本当に勉強になりました! いろんな歌い方を何回も試してくださって、このイキフンがいいかもね、という方向性をつかんだら、今度は“YES! YES!”っていう熱っぽい絶叫や吐息もテイクごとに違うモノを挿入してくださって……テクニシャン〜♡」
まい 「お忙しいマキタさんなのでケツカッチンなジュルスケの中でしたが、選ぶのが大変なくらい何テイクも録ってくださって……どれもE!(笑)」
かおり 「まるでレコーディング・ブース越しにまぐわいをしているかのようで、ずっと下半身がハートカクテル状態でした♡ 実はマキタさんとは一度、共通のスタッフさんの結婚パーティでご一緒させていただいたことがあるんです。そのときは〈乾杯〉を歌っていらっしゃったんですけど、子宮にびんびん物語に響いてくるマキタさんの甘いヴォイスが忘れられなくて……♡」
まい 「タマランチ会長だったよね〜♡」
かおり 「そんな経緯もあって、マキタさんとだったら濃厚で相性グンバツなデュエットが実現できるに違いない!と、今回ポケベルを鳴らさせていただきました♡」
まい 「ちなみにそのパーティで、ウチらはジャーマネのスペネット北岡と3人で〈てんとう虫のサンバ〉を」
かおり 「3人で赤、青、黄色の肩パッドジャケットを着てタ〜ウ〜してネ♪」
まい 「なので余興仲間ですね(笑)。それがご縁になってマンモスうれP限りです♡」
――マキタさんはモノマネもうまいけど、彼自身としてうたう歌もいいんですよね。笑いとまじめのバランスが絶妙なところもベッド・インと通じる部分があると、僕も思います。
まい 「そうですね。わたしたちがネタとして“バブル文化”を愛していないことと、ネタとして“音楽“を作ろうと思っていないことをわかってくださったのが何よりありがたかったです。小ネタも入れつつ、楽曲を大事MANブラザーズにしてくださったりと、マキタさんのバランス感覚やセンスに改めて下半身がハートカクテル状態……♡ すごくシマリのいい出来になったなと♡」
――アレやコレや総合して、すばらしいカヴァー・アルバムだと思います。
まい 「きゃ〜の きゃ〜の♡」
かおり 「ヤッピー! ヤッピー!」
まい 「でも、パパはすぐほめてくれるからなぁ(笑)」
――下心の塊なもので(笑)。
かおり 「んもう! パパの下半身を、世界でいちばんブラブラさせちゃうゾ……?♡(胸を揺らしながら)」
まい 「ちゃんまいのあぶない刑事パイも揺れてるゾ〜♡ なんつて♡(同)」
――過去にもした話ですけど、今回カヴァーしているのはお二人の世代からするとかなり前の曲ですよね。どうして好きになったか、どういうところが好きかなど、軽く教えていただけますか?
かおり 「ロンモチで全曲スキスキスーなのですが、個人的に特に思い挿れが強いのは〈あゝ無情〉ですかね。母の影響で昔から聴き馴染みがあったこともあって、子供のころからアン・ルイスさんに憧れるようになったんです。当時わたしは音痴コンプレックスを抱えていたので、“アン・ルイスさんみたいに太くて力強い、カッコイイ声が出せるようになりたい!”と、お風呂やオナカラ(ひとりカラオケ)でシコシコ練習を重ね、少しずつ自信をつけていって……。だから、ヴォーカリストとしての自分を育ててくれた1曲でもありますね」
まい 「全曲、DAISUKI! なんですけど、そうだな……〈目を閉じておいでよ〉と、あと〈嵐の素顔〉。学生時代はひっそり一人でバブルごっこをやっていたので、オケカラでは必ずターウーしてたんです。ロンモチであのダンスも」
かおり 「わたしも学生時代からオケカラの十八番でした♡ あのダンスは外せない……!」
まい 「ベッド・イン結成前の20歳くらいのときにはオトナに紛れてコピーバンドに参加したりしておギグもやってましたね。
安全地帯の名曲からとった“BIGJOKE”というアーバンでCityなバンドで、安全地帯さんやバービーボーイズさんのコピーをしたり……あとは企画の転換中にステージでひとり工藤静香さんやらせていただいたり。それこそ、そのときから石井明美さんの〈ランバダ〉や久宝留理子さん歌ったりしてましたけど」
――いまと同じことをやっていたんですね(笑)。
まい 「そうですね。ビールのポスターに憧れて、ひとり水着で撮影した写真でTシャツつくって周りに配ったりとか……ほんとにわたし高校生くらいからヤッてること変わらないんですよ(笑)。あと〈CHA-CHA-CHA〉は、やっぱりバブル文化にハマっていったきっかけがわたしにとって『東京ラブストーリー』と『男女7人夏物語』なので、思い出の曲なんですよね。周りは受験勉強に忙しくて、自分はエスカレーターで進学を決めて、誰も構ってくれなくて(笑)自分の選択に悩んだり、そんなモラトリアムな時期にVHSを買いあさっていたんです。『男女7人』に出てくる登場人物たちが本当にイキイキとしていて輝いてみえた。そこからどっぷり“バブル文化”にハマっていったんです。恋に仕事に大忙しで、毎日が24時間じゃ足りない、そんな感じ! まさに24時間、戦えますか? って自分に問われたみたいな衝撃だったんです」
――「限界LOVERS」は?
かおり 「この曲は二人にとって本当に大事MANな1曲なんです。ベッド・インの結成は“SHOW-YAさんのカヴァーをやろう”というのがキッカケのひとつでもあるので。二人で初めて練習して、初めてのおギグで演奏した、思い挿れの強い1曲です!」
まい 「〈私は嵐〉と〈限界LOVERS〉をくっつけたんですよ。ギター・ソロをわたしが弾けないから(笑)。“ここ切っていい?”って言って5分半のメドレーにしました。なのでロンモチで〈私は嵐〉も入れたかったんですけど、1曲に絞るんだったらやっぱりおギグでいっぱいヤらせていただいていた〈限界LOVERS〉かな〜って」
――〈NAONのYAON〉にはまだ呼ばれてないですよね?
二人 「そうなんです……まだ、ポケベルが鳴らなくて〜……」
かおり 「でも去年、マンをジしてSHOW-YAさんと共演させていただいたんですよ……!♡ しかも〈限界LOVERS〉を一緒に歌って演奏する機会をいただきまして……」
まい 「“やまだかつてない”ってこういうことなんだなと思いましたね……夢がMORIMORIどころの騒ぎじゃないというか! 主催の
Mary's Bloodさんがポケベルを鳴らしてくださって、SHOW-YAさん、あとウチらの3マンで、ステージに上がらせていただきました。寺田さんがわたしのところにまで来てくださって……背中合わせでターギーを弾かせていただいたんです!! 弾きながらスワンの涙が垂れそうに……! りえママァ〜!!!!」
かおり 「一緒に歌いながら、微笑みかけてくださったり、肩を抱いてくださったり……。ホントに夢の中の出来事なんじゃないかって思った……」
まい 「“近い近い! ギター弾けなくなっちゃう!!”みたいな(笑)」
かおり 「わたし、人生でいちばん緊張してたかもしれない……でも寺田さんが優しく温かく包みこむようにリードして下さったので、何とか歌い切ることができました……! そしてリアルに“FAIRY”(妖精)なんじゃないかと思うほどにゲロマブなお方で……!」
まい 「だし、本当にキュートな方だなぁと……!」
かおり 「そう! 少女のような可憐な一面もあって、本当に素敵だったよねぇ……!!」
まい 「メンバーのみなさんがそうなんですよ! なのに、ステージに勃つと一変する。孤高のギャルバンとしての圧倒的なオーラを感じずにはいられなかったです」
かおり 「妖しくて危険なオイニーを漂わせつつ、曲は激しくても、パフォーマンスは激しすぎない。内から滲み出るナオンの強さと貫録を感じて、うっとりしました……!」
まい 「たたずまいの美しさに感動しましたね」
かおり 「共演させていただいて、より一層リスペクトの想いが強くなりました! 我々にとって、SHOW-YAさんは永遠に憧れの存在なので、今回ご本人たちの公認でカヴァーさせていただけたことは、本当に感無量でございます……!」
かおり 「キャ〜〜〜〜〜!!!! もォ やだ! 変になっちゃう……////」
まい 「“コピーすっかな”って、いやいやいやいや!!! 女ぎつねon the淫runなウチらをどう思ってくださっているかはまだ不明ですが……」
かおり 「まさかのご本人様とパソコン通信上でFace to Faceさていただけるチャンス到来……光栄すぎて大コーフンです!!!!」
――すでに発売されているので、性徒諸クンの感想もご覧になっていますよね。
かおり 「ロンモチでございます♡ 老若男女問わずノリノリで聴いてくれているみたいで、マンモスうれP限りです♪ 今回は特にご家族で楽しんでくれてる性徒諸クンが多いんですよ! お手紙でも“いままでベッド・インが好きだってあまり親に言えなかったけど、このアルバムは親も知ってる曲がいっぱいあるから、一緒に聴いてみようと思います♡”って書いてくれたり……!」
まい 「最高のエピソード〜♡」
かおり 「世代を超えて楽しんでもらえたらいいな、という願いを込めて作ったカヴァー・アルバムなので、その通りになってマン激です!」
――性徒諸クンって、わりと厳しいおうちのお嬢さんが多そうですよね。
まい 「100%So!なんですよ〜。SF(すこしふしぎ)だしょ?」
かおり 「みんな手紙の字がほんとにきれいなんですよ。日ペンの美子ちゃんでもやってるのかしら?って思うくらい……!」
まい 「文字がきれいな人はCO・CO・ROもきれいですからね♡」
かおり 「実際にベッド・インのおギグは、お利口さんな紳士・淑女しかいない安全地帯ですからね♡ これはウチらにとって一番の誇りです!」
まい 「お客さんはバンドの鏡と言いますけど、どこに出しても恥ずかしくないお客さんたちばかりで本当にありがたいです。それに最近はナウでヤングな性徒諸クンたちが原曲を探して聴いてくれてるのもマンモスうれPくて。結成当初からおギグの開演前BGMはわたしが担当してるんですが、そういうのもわざわざ探して聴いてくれたりしてるんですよ♡ ウチらは“ネオ・バブル”って言ってますけど、こうして広がっていって次世代につながるような何かが生まれたら最高だなってWAKUWAKUしてるところです♡」
かおり 「バブル文化はロンモチのこと、当時の自由な精神や熱量を啓蒙してイキたいという野望はずっと変わらないので、このアルバムをきっかけに“バブルっていいな”って全人類が思ってくれることを願います♡」
まい 「お父さんが昔SHOW-YAさんのファンで、ベッド・インの〈限界LOVERS〉を気に入ってくれた娘さんに“これが原曲なんだよ”って教える、みたいな話も実際にあるんですよ。まさかベッド・インが家族の会話のきっかけになるとは(笑)」
かおり 「一家に1枚、『Endless Bubble』♡」
まい 「ご常備くださいませ♡ いい薬です♡」
――これまたそもそもの話ですけど、お二人が現在進行形の流行よりも昔のそれに惹かれたのはなぜなんでしょうか。“わたし、なんで昔のものが好きなんだろ?”って、きっとそれぞれ考えたことがあると思うんですけど。
かおり 「母親が
松任谷由実さんやアン・ルイスさん、
鈴木雅之さんの曲などをよく聴いていたので、当時の音楽は自然と自分の中に入っていて、わたしの気持ちいいものはこれだ、これを大事MANにしよう、っていう感覚は物心がついたころからずっとありました。それと同時に、わたしは小さいころから、“みんなが好きだから、わたしも好き”っていう付和雷同的な流行にすごく違和感があって。ロンモチで本当に好きならいいんですが、声が大きい人に何となく自分の嗜好を合わせる風潮に対して、悶々としていたんです。だから、自分が本当にいいと思うものしか信じない!っていう頑固さと反骨精神を抱えていた子供で。それで思春期にメタルも好きになりましたし、プロレスもそう。昭和歌謡もそのうちのひとつだったんです。ディグってディグって、自らの心のGスポットを開発していった感じですね」
――その対象がもっと昔の、例えば60〜70年代ではなく、リアルタイムでもなく、80年代半ばから90年代半ばくらいになっていったのは?
かおり 「キッカケはいろいろあるんですが、そのひとつがわたしにとってはアン・ルイスさんかもしれないです。たとえば〈六本木心中〉で、“女ですもの泣きはしない”という歌詞があるんですが、そういう言葉やアンさんのたくましい歌声や世界観に、学生時代から自然と憧れを抱くようになっていました。特にガラスの十代の頃は、弱い自分に対してコンプレックスがあって、強い女になりたい、ってずっと思っていて。そんななか、バブル時代のタカビーで人に媚びないカッコイイ女性像と出会ったときに“まさに自分が目指したい理想像だ!”って、ビビビッときて。昔から自分にとって心底好きだと思えるものに出会うと、君は1000%まっしぐらで、服装すらもそれを体現したくなる性分なので、シノラー、パンク、V系なども経て、たどり着いたのがボディコンであり、バブル文化だったんです」
――なるほどね。まいさんは?
まい 「そうですね、わたしも母や周りの大人たちからの影響は大いにあります。車であのときかかってた曲はなんなんだろう、あのときおばさんが歌ってた曲は誰のなんて曲だったんだろうって、それをきっかけに探したりして。小学生だった当時『速報! 歌の大辞テン!!』っていう昭和と現代のトップテンを交互に紹介する音楽番組がありまして、標準録画するほど熱心に繰り返し見たり、親戚のおばさんの十八番だった〈ブルー・ライト・ヨコハマ〉を鼻歌で歌っていたり、きっと変わった小学生だったと思いますよ(笑)。やっぱり、わたしの中に昭和歌謡ってすごく大きな部分を占めてるというか。かといって、現在進行形の流行りにまったく馴染めなかったわけでもなくて、嫌悪もなかったんですけどね。
SPEEDもハロプロも
野猿もスキスキスーでしたから。ただ昔から自分に嘘をつかず、好きなものだけを探していた感覚ですかね」
――お二人ともおチビちゃんのころから大人っぽいものが好きですよね。
かおり 「そうかもしれないです! 早熟なほうだったと思います……♡」
まい 「ちょっと背伸びしたいというか、大人っぽいものを自分の中で解釈するのは好きだったかもしれないですね。歌詞をノートに書き写して、辞書引いて意味を調べたりとかしてましたからね」
――正統派の文化系少女だ!
かおり 「わかるー! わたしもやってた! 図書館行ってこっそり調べてね……。クラスに一人はいるタイプ(笑)」
まい 「そこで気づいたんですけど、いろいろ自分なりに昭和歌謡を聴いてみて、わたしは切なさや侘しさの中に強さのある女性の曲が好きなんだと。たとえば、わたしは
阿木燿子さんと
宇崎竜童さんのコンビがDAISUKI!なんですけど、まさに
百恵ちゃんなんてそうじゃないですか? 70年代ころまでの“尽くす女”“待っている女”みたいな女性像より“馬鹿にしないでよ”“そっちのせいよ”なんて言えちゃうような女性像に昔から惹かれていたんだと思います。バブル時代の歌謡曲がスキスキスーなのもそういった歌詞の世界観に似たようなモノを感じたからだと思います。その後バンドを本格的にはじめてからは“男性だったらよかったのに”って悔しい思いをすることもたくさんあって。それでもやっぱり女性でいたい、きれいになりたい、かわいくありたい。その相反する気持ちに揺れていたときに、トレンディドラマの主人公たちが輝いて見えたんですよね。タバコも吸うし、お酒も飲むし、男性も自分から誘って性欲も隠さないし、強さと美しさの両方を同時に追い求めてもいいんだ、好きなことをやっていいんだ、好きな服を着ていいんだって思えたんです。自分が昔のものに惹かれたのは、過去のモノから自分の未来が見えたからなのかもしれません」
――そもそも抑圧があって、解放されたいという気持ちがお二人に共通するベースなんですかね。そしてバブルの女性たちのタフさや自由さに憧れたという経路が、性徒諸クンと通じているのかも。
まい 「たぶんウチらも同じだったんだと思いますよ」
――お二人もキャラは蓮っ葉ですが、実は育ちがいいですよね。
まい 「わはは! 自分でいうのもアレですけど、厳格な家庭でちゃんと躾けられてきましたからね(笑)。だからこそのプレッシャーもあったし、人生のレールみたいなものからずっと逃げ出したいと思っていました。反発からパンクを聴く、みたいなことも経ての今ですね。なので、わたしがパンク・ロッカーやバブルの女性に憧れてきたような目で性徒諸クンたちがウチらを見てくれてるのは、やっぱり今もSF(すこしふしぎ)な感覚であり、マンモスうれPことで、でも共鳴するのは当たり前な気もしているんです」
かおり 「もはや性徒諸クンたちと、血がつながってるんじゃないかって思えるくらいの親近感! 性徒諸クンたちが考えてることや、求めてくれていること……気持ちが自然とわかるんですよね。わたしも親にすんなり肯定されたことって、ほとんどないんですよ。全部、反発・反骨精神でやってきてますから! ウチなんてもう、“バンド=不良”みたいな考えの家で……(笑)」
まい 「ウチもずっと言われ続けてましたね……いつまでやるの? ってね」
かおり 「漫画にキス・シーンがあっただけで、そのページを半分に折られてガムテープで巻かれて“袋とじ”にされたり(笑)。そんな調子で何をやるにしてもなかなか理解を得られず……最初はベッド・インの活動もそうだったし。そのたびいちいち反発して、どうして自分がそれをヤりたいのかという理由を逆に真っ直ぐぶつけてきたからこそ、自分の考えや気持ちがより強く研ぎ澄まされて、明確になっていったのかなと思います。いまではこんな風にたくましく育ててくれた親に感謝してますけどね(笑)」
まい 「それがなかったら今のウチらはないと思います。みんなと同じように何かと常に戦ってきたつもりです。ロンモチで今も戦い続けているわけで」
かおり 「だから、性徒諸クンたちのお手紙を見ると同じようなことが書かれていたりして、“わかるよ、わかるよ……一緒にジュリ扇振ってガンバルンバしようね”って気持ちになります!」
――星屑スキャットにインタビューしたとき、ミッツ・マングローブさんが“大人が伸ばしてあげなきゃ伸びないのは個性じゃない。型にはめられてもどうしようもなく滲み出てきてしまうものが個性なんだ”と言っていたのを思い出しました。
かおり 「否定されてもされても、ヤリ続けたいと思えるコトこそが、本当に好きなコトですからね」
まい 「自分でもやめようと思うんだけど、なぜか続けちゃう。それがわたしにとってはバンドであり、ギターでした」
かおり 「わたしも同じです」
まい 「やめるきっかけは何度もあったんですよ。卒業とか就職とか結婚とか、特に女の子にはいろんなタイミングでバンドをやめるきっかけってあるんですよね。楽器は全然うまくならないし(笑)、そもそも人前に出て話したり、何かすること自体苦手なハズなのに、でもなぜかやめられなくて、気がついたら続けてしまってる。バンドだけじゃなくて、わたしの場合は狂気的にバブル文化の何かを集めることもそうかもしれないんですけど、好きなことって、やめろって言われてやめられるものじゃないんですよ」
かおり 「わたしもそうですね。部屋中が大量のVHS、写真集、肩パッドジャケットで溢れかえって、まいっちんぐ状態! でも、好きなモンは好きだからやめられない……! ベッド・インの活動も、バブル文化が好きで、本気でカッコイイと思っているからこそ、やめられないんです。だから、今もし自分が好きなこと・やりたいことに対して悩んでいる子がいたら、ちゃんと自信を持って好きなままでいていいんだよ、って言いたいですね。実際に“ベッド・インの存在を知ってから、好きなものを好きだってちゃんと声に出して言えるようになりました”みたいなお手紙をたくさんいただくんですよ」
まい 「大丈ブイだよって言ってあげたいですよね。“どうせやめられないから安心パパしな!”って(笑)。それに悩んだり苦しんだり、葛藤することも好きの一部だと思うので」
かおり 「ナウでヤングな子たちはSNSが日常化しているし、何かと周りの目を気にしなきゃいけない環境にあって、ウチらがガラスの十代だった時代と比べても、さらに生きづらい世の中になっているんだろうなって。そんな性徒諸クンたちが勇気100%で人生を謳歌できるように、背中を押してあげたい!」
まい 「おギグに来て」
――お二人の優しさの源泉がよくわかるお話です。最後に、2019年はどんなベッド・インを見せていきたいと考えていますか?
かおり 「今年はもっともっと性徒諸クンたちを巻き込んで、バブルの輪を大きくしたいですね♡ ウチらが“熱烈台風娘”になって、“ベッド・イン現象”みたいな、大きなナニかを巻き起こしたい……! まだ具体的にはショナイですけど、ヤリたいことはたくさんあって、いろいろ企んでますヨ……♡」
まい 「去年は1年間リリースがなかったので、性徒諸クンには心パイさせてしまったかもしれませんけど、ウチら的にはすごくよかったことだなと思うんです。それぞれにバンド歴はありましたけど、ベッド・インとしての下積みみたいな期間が短かったんですよね。デビューから1〜2年でありがたい機会をたくさんいただいて、大きなステージに勃たせていただいたり、すごい人たちを間近で見て、自分たちに足りないところが浮き彫りになった。だから修業っていうわけじゃないですけど、自分たちにとっては大事MANブラザーズな時間だったんです。そこで成長できた部分もたくさんあるし、メンバー間だけじゃなくて、ベッド・インを動かしてくれているスタッフともいっぱい話し合いできたので、また新しい“バブルの嵐”を巻き起こせるんじゃないかなと思っています」
かおり 「そう! バックバンドのパートタイムラバーズも含めて、特におギグで放たれる熱量や一体感は、この1年でモッコシモコモコ増していると思います♡」
まい 「ウチらはやっぱりナマが好き♡(“やっぱり猫が好き”のイキフンで)今がいちばんいいって自信をもって言えます。みごろ! たべごろ! 笑いごろ! ぜひ、このアルバムをお家でいっぱいブッカケておギグに来てほしいですね。まだまだ弾けないですよ、ウチらのバブルは……♡」
かおり 「そしてやっぱりゆくゆくは『紅白歌合戦』出場! まったくもって、あきらめる気は1ミリもナイからね……♡」
まい 「パイという名のもとに……ガンバルンバするゾ〜♡」
かおり 「今年こそポケベルが鳴りますよ〜に♡」
まい 「留守電にメッセージ残しておいてくれてもいいんだゾ♡ ロンモチでFAXでも受け付けてまぁ〜す♡」
かおり 「マル金パパ〜! ご連絡おマンちしてるゾ♡」
取材・文 / 高岡洋詞(2019年4月)
ベッド・インTOUR 2019
祝!“Endless Bubble 〜Cover Songs vol.1〜”
発射記念ツアーbedin1919.chu.jp/4月13日(土)新潟 GOLDEN PIGS BLACK STAGE
4月14日(日)宮城 仙台 HOOK
4月19日(金)埼玉 西川口 HEARTS
4月20日(土)千葉 柏 ThumbUp
4月27日(土)神奈川 横浜 BAYSIS
5月2日(木)大阪 OSAKA MUSE
5月3日(金・祝)愛知 名古屋 ell.FITSALL
5月5日(日・祝)北海道 札幌 SPiCE(ex-DUCE)
5月6日(月・祝)北海道 札幌 SPiCE(ex-DUCE)
5月18日(土)東京 マイナビBLITZ赤坂
5月25日(土)岡山 IMAGE
5月26日(日)福岡 DRUM SON