01.トゥ・オブ・アス Two Of Us Lennon-McCartney | ポールが書いたアコースティックな佳曲。リンゴのドラムとポールの生ギターの臨場感がアップ。ジョージのベースはそれほど大きくはない。 |
02.ディグ・ア・ポニー Dig A Pony Lennon-McCartney | ジョンがヨーコに向けて作った曲。アップル・ビル屋上での演奏はいずれも臨場感が増し、この曲ではジョンのヴォーカルが生々しく、リンゴのドラムの響きもでかくなっている。 |
03.アクロス・ザ・ユニバース Across The Universe Lennon-McCartney | ジョンが松尾芭蕉に影響を受けて書いたとも言われる後期の傑作。全体的にまろやかな拡がりある仕上がりに。ジョージのマラカスもよく聞こえる。 |
04.アイ・ミー・マイン I Me Mine I Me Mine | ジョージ作のヘヴィ・ワルツ。最後の録音曲。イントロのビリー・プレストンのハモンドオルガンやジョージのエレキ・ギター、リンゴのドラムほか楽器がクリアでパワフルに。 |
05.ディグ・イット Dig It Lennon-McCartney-Starkey-Harrison | ジョンの作品で、スタジオでの長尺のジャム・セッションを1分弱に編集して収録。リンゴのドラムとビリー・プレストンのハモンドオルガン、ポールのピアノがよく聞こえる。 |
06.レット・イット・ビー Let It Be Lennon-McCartney | 「イエスタデイ」「ヘイ・ジュード」と並ぶポール作のスタンダード曲。リンゴのエコーの強いハイハットの残響音がさらに深く聞こえる。ジョージのギターが目立っている。 |
07.マギー・メイ Maggie Mae Traditional(Arrange:Lennon-McCartney-Harrison-Starkey) | リヴァプールの伝承歌をジョンとポールが即興で披露。ジョンとポールの生ギターのストロークがはっきり聞こえる。2人のハーモニー・ヴォーカルの面白さも伝わってくる。 |
08.アイヴ・ガッタ・フィーリング I've Got A Feeling Lennon-McCartney | ジョンとポールの曲を合作したもの。ライヴ感がアップ。ベースがでかく、ポールの歌声にエコーがかかっているのがはっきりわかる。ジョンのヴォーカルもいきいきとしている。 |
09.ワン・アフター・909 One After 909 Lennon-McCartney | ジョンが10代の頃に作り、63年に録音もしていた未発表曲をここで再演。この曲も臨場感がアップ。ポールのベースはやはりでかく、ジョンのヴォーカルがよりシャープに。 |
10.ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード The Long And Winding Road Lennon-McCartney | 「レット・イット・ビー」と並ぶポール作のピアノの名バラード。ポールのヴォーカルがまろやかな温もりのある響きになり、ストリングスもより鮮明に聞こえる。 |
11.フォー・ユー・ブルー For You Blue Harrison | ジョージ作のカントリー・ブルース調の曲。空間を感じさせるいいミックス。ジョージの生ギターはメリハリが効いており、ポールのピアノとジョンのスティール・ギターもクリアに。 |
12.ゲット・バック Get Back Lennon-McCartney | ポールが書いた原点回帰の1曲。ポールの声は生々しさを増し、ジョンのリード・ギターやジョージのリズム・ギター、ビリー・プレストンのエレキ・ピアノなどもさらに力強い。 |
01.ラヴ・ミー・ドゥ Love Me Do Lennon-McCartney | リンゴがドラムを叩いたデビュー・シングル・ヴァージョン。ポールのリード・ヴォーカルもジョンのハーモニー・ヴォーカルもはっきり聞こえる。 |
02.フロム・ミー・トゥ・ユー From Me to You Lennon-McCartney | ファンへの感謝をこめてジョンとポールが書いた第3弾シングル。ジョンの生ギターがよく聞こえる程度の違い。このステレオ・ミックスは、音の分離にちょっと違和感がある。 |
03.サンキュー・ガール Thank You Girl Lennon-McCartney | 「フロム・ミー・トゥ・ユー」のB面曲で作者はジョン&ポール。ポールのヴォーカルがよく聴き取れ、ジョンと一緒に歌っているのがわかる。最後のジョージのエレキもクリア。 |
04.シー・ラヴズ・ユー She Loves You Lennon-McCartney | 4枚目のシングルとして発売された初期の代表曲のひとつ。ダンゴ状態の音がややクリアになり、強靭さを増した音になった。この曲はリアル・ステレオ・ヴァージョンはない。 |
05.アイル・ゲット・ユー I'll Get You Lennon-McCartney | 「シー・ラヴズ・ユー」のB面収録曲。これもジョンとポールの共作曲。音がクリアになった分、全体的にやや軽くなった印象がある。ポールのベースがやや大きくなったか。 |
06.抱きしめたい I Want to Hold Your Hand Lennon-McCartney | ビートルズ旋風を巻き起こすきっかけとなった5枚目のシングル曲。ジョンとポールのヴォーカルが前面に出て、ポールのベースとジョージのエレキもしっかり主張。手拍子もクリア。 |
07.ジス・ボーイ(こいつ) This Boy Lennon-McCartney | 「抱きしめたい」のB面に収録されたジョンの佳曲。ジョンの生ギターとリンゴのハイハットがかなりクリアに聞こえる。ポールのベースも強く響いている。 |
08.抱きしめたい(ドイツ語版) Komm, Gib Mir Deine Hand Lennon-McCartney-Nicolas Hellmer | デビュー前にライヴなどで縁のあったドイツのファンに向けて録音した「抱きしめたい」のドイツ語版(演奏は英語版と同じ)。手拍子が目立つ程度で大きな変化はない。 |
09.シー・ラヴズ・ユー(ドイツ語版) Sie Liebt Dich Lennon-McCartney-Nicolas Montague | こちらは「抱きしめたい」のドイツ語版で、演奏も録り直している。ジョンとポールのヴォーカルがよく聞こえるようになった印象がある程度で、ほとんど違いはない。 |
10.ロング・トール・サリー(のっぽのサリー) Long Tall Sally E.Johnson-R.Penniman-R.Blackwell | リトル・リチャードの代表曲をカヴァー。ポールのここまでのシャウトは聴いたことがない! 間奏のジョージのリード・ギターもクリア。衝撃度ナンバー・ワン。 |
11.アイ・コール・ユア・ネーム I Call Your Name Lennon-McCartney | ジョンの作品で、初めてジャマイカのリズムを取り入れている。これもジョンのヴォーカルが大きく、リンゴのカウベルも強くはっきりと聞こえる。 |
12.スロウ・ダウン Slow Down L.Williams | ジョンお気に入りのラリー・ウィリアムスの曲をカヴァー。ジョージ・マーティンのイントロのピアノがクリアで、ジョンのヴォーカル&シャウトも強靭に響く。 |
13.マッチ・ボックス Matchbox C.Perkins | カール・パーキンスのカヴァー曲をリンゴが歌う。この曲もリンゴのヴォーカルが前面に出ている。間奏のジョージのエレキ・ギターもややはっきりした印象。 |
14.アイ・フィール・ファイン I Feel Fine Lennon-McCartney | イギリスでの8枚目のシングル曲。作者はジョン。ジョンのエレキ・ギターのリフがはっきりと聴き取れ、ポールのベースもでかい。その分ドラムはやや引っ込んだ印象。 |
15.シーズ・ア・ウーマン She's a Woman Lennon-McCartney | 「アイ・フィール・ファイン」のB面曲で作者はポール。これもいいミックス。イントロのリンゴのドラムと、アクセントで入るポールのピアノもクリア。ポールの声も表情豊か。 |
16.バッド・ボーイ Bad Boy L.Williams | ラリー・ウィリアムスの曲をもうひとつジョンが歌う。ジョンのシャウトがさらに激しさを増し、リンゴのタンバリンも明快。 |
17.イエス・イット・イズ Yes It Is Lennon-McCartney | シングル「涙の乗車券」のB面に収録されたジョンの作品。3人のハーモニーの中でもジョンの声がよりクリア。小さめに入っているジョンのギターとリンゴのドラムも明瞭。 |
18.アイム・ダウン I'm Downk Lennon-McCartney | シングル「ヘルプ!」のB面収録曲。ポールが「ロング・トール・サリー」を意識して作った曲。ジョンの低音のコーラスとオルガン、それにリンゴのドラムがクリアになった。 |
01.デイ・トリッパー Day Tripper Lennon-McCartney | イギリス11枚目のシングル。ジョンが主導になって書いた、ギター・リフが印象的なストレートなロック作品。ポールのベースは重量感を増し、リンゴのタンバリンもくっきり。 |
02.恋を抱きしめよう We Can Work It Out Lennon-McCartney | 「デイ・トリッパー」との両A面で発売された曲で、ポールとジョンの曲を合体させて1曲に仕上げた。ジョンのタンバリン、リンゴのドラム、ジョージの生ギターが明快になった。 |
03.ペイパーバック・ライター Paperback Writer Lennon-McCartney | イギリスでの12枚目のシングル曲。作者はポール。もともとポールのベースはでかいが、ポールのヴォーカルと楽器全体の主張が強くなった。3人のコーラスも前面に出ている。 |
04.レイン Rain Lennon-McCartney | 「ペイパーバック・ライター」のB面収録曲で、作者はジョン。この曲ももともとポールのベースがでかいが、それが半減し、3人のコーラスとリンゴのスネアが目立っている。 |
05.レディ・マドンナ Lady Madonna Lennon-McCartney | イギリスでの17枚目のシングル曲。ジャズ・サックス奏者を起用したピアノ主体のロックで、作者はポール。全体的に重量感が増し、手拍子とリンゴのドラムが目立っている。 |
06.ジ・インナー・ライト The Inner Light Harrison | 「レディ・マドンナ」のB面に収録された、ジョージのインド音楽風の曲。ジョージのヴォーカルがまろやかに優しく響く。タブラ、シタール系の音の響きもさらに良くなっている。 |
07.ヘイ・ジュード Hey Jude Lennon-McCartney | ポールが書いた、ビートルズ最大のヒット曲。ポールのヴォーカルの表情が豊かになり、膨らみが増した。ポールのベースとリンゴのドラム&タンバリンもきりっとクリアに。 |
08.レボリューション Revolution Lennon-McCartney | 「ヘイ・ジュード」のB面に収録されたジョンの作品。ポールのベースの弾む音やディストーションを効かせたジョンとジョージのギター、リンゴのドラムなどが明確に。 |
09.ゲット・バック Get Back Lennon-McCartney | イギリスでの19枚目のシングル曲。『レット・イット・ビー』とは最後が異なるヴァージョン。ポールの声にエコーがかかっているのがよくわかる。リンゴのドラムも臨場感が増大。 |
10.ドント・レット・ミー・ダウン Don't Let Me Down Lennon-McCartney | 「ゲット・バック」のB面に収録されたジョンの作品。これはいい。ジョンの歌声がさらに切なくパワフルで、ポールとのハーモニーも生々しい。ライヴ感が前面に出た演奏も抜群。 |
11.ジョンとヨーコのバラード The Ballad of John and Yoko Lennon-McCartney | イギリスでの20枚目のシングル曲。ヨーコとの結婚式の模様を綴った曲で、録音はジョンとポールの2人のみ。ポールのピアノとマラカスがクリアになり、ベースもでかい。 |
12.オールド・ブラウン・シュー Old Brown Shoe Harrison | 「ジョンとヨーコのバラード」のB面に収録されたジョージの作品。ポールのピアノとリンゴのドラムとジョージの間奏のリード・ギターが明快に響くが、ベースはあまり目立たず。 |
13.アクロス・ザ・ユニバース Across the Universe Lennon-McCartney | 『レット・イット・ビー』とはテンポもアレンジも異なるヴァージョン。ジョンのヴォーカルの艶やかさと生ギターの響きが向上。ジョージのマラカスと女性コーラスもクリア。 |
14.レット・イット・ビー Let It Be Lennon-McCartney | イギリスでの最後のオリジナル・シングルとなったビートルズの代表曲。ポールの歌声がよりクリアになり、エコーがかかっているのがわかる。リンゴのスネアも明快な音に。 |
15.ユー・ノウ・マイ・ネーム You Know My Name (Look Up the Number) Lennon-McCartney | 「レット・イット・ビー」のB面に収録されたジョンの曲。リンゴのドラムの残響音やマラカスなどのパーカッション系の音がクリアに。モノ・ミックスっぽい仕上がりだが? |