坂詰美紗子、シンガー・ソングライターとしての魅力を凝縮したファースト・フル・アルバムがついに完成!

坂詰美紗子   2009/11/24掲載
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 坂詰美紗子のファースト・フル・アルバムがついに完成! 若きラブ・ソングの名手が放つ『love note』は、これまで発表してきたシングルや代表曲を網羅し、シンガー・ソングライター坂詰美紗子の魅力を凝縮した一枚。現在ヒット中の「きっと大丈夫」で恋に仕事に奮闘する女子たちの共感を呼んでいる彼女が、キュート&パワフルな歌声でみんなの“すぐそこにある恋”を応援します!


――ついにフル・アルバムの完成ですね。最近、坂詰さんのブログで、1日2曲書くノルマを自分に課すのをやめたという記事を拝見しました。
 「そうなんです。私はアーティスト活動をしながら作曲家としてのお仕事も続けていたので、曲を書くのが日課だったんですけど、こうしてファースト・フル・アルバムをリリースすることになって、私はあくまでもシンガー・ソングライターの坂詰美紗子なんだと思って。曲作りを始めた高校生ぐらいの初心に戻って、書きたい曲だけを書いていこうと思ったんです」
――そう思うきっかけがあったんですか?
 「いえ、とくにないです(笑)。今ひとり暮らしをしてるので、お風呂に入ってるときやごはんを作りながら、自分自身について考えてる時間にパッと思いついたというか。実家にいるときはザクザク曲を書いて、ヒマさえあれば犬と遊んでたんですけど(笑)」
――そうやって生まれるままに書いていくと、どんな曲が生まれてくるんでしょうか。
 「ホントにその日の気分次第です。ふと窓の外を見て雨が降ってたら“土砂降りでお洗濯もできなくて憂鬱だけど、約束の5時にあなたに会いに行くわ”っていう曲になったり。ごはんを食べてるときってすごく幸せですよね。夢中で曲を作ってるときは、その感覚と一緒かな」
――それは楽しそう。
 「すごく楽しくて幸せなんですよ。こうしてマイペースに作っていくなかで、自分の軸をしっかり確立できればと思います」
――軸というのは、こういう歌をうたっていくというスタンスのこと?
 「そう、たとえば学校のクラスで恋愛が得意・不得意な子を分けるとしたら、私はきっと三軍あたりにいたと思うんです。好きって言いたいのに言えなかったり、彼を見上げて思わず“お願い”って言っちゃうような女の子だったから。そんなふうにちょっと不器用な恋愛をしてる人たちに向けて、恋も仕事も一緒にがんばっていこうよっていう歌をうたっていきたいんです」
――その現場感覚、大事だと思います。ドラマみたいな恋してる人ばっかりじゃないですもんね。
 「そのポジションにいた私だからこそ、伝えられることってあると思うんです。だって私が“昨日街に行ってナンパされてー”みたいな曲をうたってもマッチしないと思うんですよね(笑)。だから私にしか書けないリアルな歌を書いて、共感してもらえたらすごくうれしい」




――サウンドもパッと目の前が明るくなるような華やかな音色が多いですが、アレンジは細かく指示を出されるんですか?
 「いえ、アレンジャーさんに“思いっきりやってください”っておまかせします。私が作曲家としてお仕事してたとき、細かく指示を出されると、どうしても表現が制限されちゃうことがあって。だから私のメロディを愛してくださるかたに、思うがままにアレンジしていただきたいんです。音は生きてるから、楽しんで作ったものが一番。この考え方はきっと今後も変わらないと思います」
――最後にアルバム・タイトル『love note』の由来を教えてください。
 「恋愛にまつわるさまざまなテイストの曲が入ってるので、恋のノートを開く感覚で聴いてほしいと思って名づけました。ノートは“音”という意味もありますし、香調をあらわす時に使用する言葉でもあるので、ジャケットは『love note』という香水をイメージしたデザインにしています。これまでのシングルやタイトル曲を詰め込んだ一枚になったので、ぜひこのアルバムで坂詰美紗子を知っていただけたらと思います」
取材・文/廿楽玲子(2009年10月)


【ワンマン・ライヴ決定!】
Misako Sakazume Live 2010“love note”

●2010年1月22日(金)東京・渋谷duo MUSIC EXCHANGE
OPEN18:30 START19:00
問い合わせ:SOGO TOKYO[Tel]03-3405-9999

●2010年2月13日(土)大阪・Flamingo the Arusha
OPEN17:30 START18:00
問い合わせ:GREENS[Tel]06-6882-1224
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