ドラマや舞台で活躍中のイケメン俳優5人からなるバンド“ココア男。”。もともとは彼らが出演する人気バラエティ番組から飛び出したユニットだが、4月にリリースした1stシングル「甘い罠 苦い嘘、、、」がいきなりのスマッシュ・ヒット! そんな好調ぶりも追い風となって、来たる9月15日には2ndシングル「Let me free〜強引なほど、、、/CROSS MIND」(彼らが出演したドラマ「ヘヴンズ・ロック〜Heaven's Rock〜」主題歌 ※現在は終了)の発売も決定した。今インタビューには、バンドのリーダーであるヴォーカル/鎌苅健太と、ドラム/米原幸佑がメンバーを代表して登場。彼らが語る、新曲の話やバンドへの熱い展望に耳を傾けてほしい。
――デビュー・シングルから約5ヵ月。正直、ココア男。は1回きりの企画かと思っていたところもあったので(笑)、2ndシングルの到着は本当にうれしい限りです!
米原「ありがとうございます! 実は、僕らも、そう思ってました(笑)。でも、1stシングルを出して大阪で初のライヴをやって、夏にはメンバー全員でドラマにも出演して。いろんな過程を積み重ねるなかで、“もっとみんなで何かを作りたい”っていう気持ちが全員のなかで大きくなっていたとは思うんですよね」
鎌苅「うん、それは大いにあると思う。最初は確かに番組(「イケメンデルの法則」※現在は放送終了)の企画バンドだったし、デビューの頃はぶっちゃけ、みんな少しフワフワしたところがあったと思う。でも、今思うのは、“時間ってデカイ”なってこと。ライヴやドラマはもちろん、みんなでご飯を食べたり、こうして取材を受けたりするなかで、それぞれにとってココア男。が大きなものになってきたというかね」
米原「そう。5人でいるときの居心地はかなり良いし、ココア男。の活動は本当に楽しいので、みんながもっと続けたいと思っていたと思いますね」
――で、2ndシングル「Let me free〜強引なほど、、、/CROSS MIND」ですが。これは前作に続き、疾走感のあるロック・ナンバーですね。
米原「はい。前回は男らしさ全開の骨太な感じだったんですが、今回は疾走感と爽やかさも混じった感じで。歌詞は、本当は繊細なのに強がる男ゴコロが書かれていて、リーダー(鎌苅)の性格そのものっていうか……」
鎌苅「オイッ!(笑) まぁ、今回は男性が大切な人と別れるときの、本当は離れたくないのにつっぱるみたいな気持ちがテーマですよね。僕のアイディアで、歌詞を少し変えてもらったところもあるんですよ」
――例えば、どのフレーズですか?
鎌苅「はじめはサビのラストが“自由にしてくれよ”だったのを、“自由にしてやるよ”に変えてもらいました。相手が去っていくことを認めたくない気持ちというか、あえて自分が基準の表現にすることで、より強がってる感じが出るかなって」
米原「そして、そんなサビでは、僕が初のハモリに参加しました。意外と声がハマって驚きましたね。また、Bメロではベースの細貝圭くんとギターの鈴木勝吾くんがコーラスをやってたり、後半のラップはキーボードの井出卓也くんが作詞&歌を担当。だから、今回は、全員で作り上げたという気持ちがより強いものになったと思います」
――なるほど。ところで、鎌苅くんの雄々しい歌声って、ココア男。が表現する王道のロック・ナンバーと本当に相性がいいですよね。なので、今後もぜひとも活動を続けてほしいのですが……。
鎌苅「そうですよね。確かに、その辺は僕らの願いでもありますから。ゆくゆくは自分たちで曲も作ってみたいし、そこまでいけたら、もっと楽しくなっていくんだろうなって思います」
米原「実はまだ結成半年ですが、全員でいるともう1年くらい経ってるんじゃないかと思うくらい濃厚で。今回挑戦したコーラスやラップみたいに、きっとまだやれることはいっぱいあるだろうし、今後も5人でいろいろなアイディアを出し合えば、活動の幅がどんどん広がっていくんじゃないかと思いますね」
取材・文/川倉由起子(2010年8月)