東京女子流、ニュー・シングル「Liar」インタビュー! ももクロZとの対決ライヴに向けた意気込みも!

東京女子流   2011/11/16掲載
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 前作「Limited addiction / We Will Win! −ココロのバトンでポ・ポンのポ〜ン☆−」がチャートで大健闘し、また初のホール・コンサートを大成功に終えるなど、さらに勢いを増す“ピンヒールのシンデレラたち”東京女子流がニュー・シングル「Liar / W.M.A.D」をリリース! 1曲目の「Liar」は「ヒマワリと星屑」「Limited addiction」のファンキーな路線をさらに押し進めた、クールで大人っぽいナンバーだ。聴けば聴くほどカッコよさにハマる新曲の話、11月22日に行なわれるももいろクローバーZとの対決ライヴ、12月24日の中野サンプラザでのワンマン・ライヴなど、話題満載でお届けです!






――新曲「Liar」は、ファンキーなグルーヴが前面に出た、これまで以上に大人っぽい曲ですね。
新井ひとみ(以下、ひとみ) 「今までも恋の歌は歌ってきたんですけど、<Limited addiction>で本格的な恋の歌を歌って、<Liar>はもう一歩進んで失恋の曲にいっちゃいました」
庄司芽生(以下、芽生)  「<Limited addiction>のときでさえ“これ、女子流が歌っていいの?”と思ったのに、それ以上に<Liar>は大人っぽい曲だと思いました。しかも仮の歌詞のときは英語だったから“ヤバい!”と思って。で、本当の歌詞が来たら、奥が深い内容だなと思いました。女子流の曲の中で一番難しいですね」
――歌詞では、恋人に裏切られて別れを決めた女のコの、ちょっと複雑な気持ちが描かれてますね。なんで「Liar」なのかと思いましたが、別れた相手に対しての“ウソつき”って意味と、まだ相手に未練のある自分の心に対しての“ウソつき”って2つの意味が込められてますよね?
山邊未夢(以下、未夢) 「正解です!(笑)」
中江友梨(以下、友梨) 「切ない失恋の歌詞がいっぱい入っていて、こんな経験したことないので、どんな気持ちで歌えばいいんだろうってすごく難しかったんです。でも、本気で歌詞の意味を分かって歌わないと上手に歌えないだろうなと思って、歌いながら歌詞の意味や気持ちを自分なりに理解していきました」
――レコーディングも大変だったんじゃないですか?
小西彩乃(以下、彩乃) 「あぁちゃんは、すごく低い低音とすごく高いファルセットを歌ったんですけど、それがとても難しかったです」
未夢 「サビの、地声から急に高くなるところが印象的で、難しいなと思ったんですけど、ディレクターさんに教えてもらいながら歌ったんです。苦労したけど上手くできてよかったです」
ひとみ 「サビをファルセットで歌うのは初めてだったんです。だんだんステップアップしていってるからこそ歌える曲なのかなって。去年だったら無理だったかも(笑)」
――(笑)。ちなみに、「Liar」や「Limited addiction」みたいなクールな曲って女子流ならではの武器だと思いますが、大人っぽい曲を歌うことを自分たちではどう捉えてますか?
未夢 「可愛い曲もお客さんと盛り上がれるから楽しいけど、未夢は<Liar>みたいなカッコいい曲が好きなので、こういう歌をもっと歌っていきたいです」
ひとみ 「ひとみは<おんなじキモチ>が一番好きなんです。たぶん女子流を周りから見てる人も可愛い系の曲が似合うと感じてるかもしれないですけど、女子流はアジアを目指してダンス&ボーカル・グループとして頑張っていきたいので、カッコいい系の曲でバシッと決めてお客さんを惹きつけたいです」
芽生 「可愛い曲はライヴで一体感が出せて楽しいんです。でも女子流は、カッコいい系の曲でお客さんを圧倒したいと思っているので、カッコいい曲も好きです」
彩乃 「可愛い曲も好きなんですけど、やっぱりカッコいい曲の方が歌うときに感情を込めやすいしダンスもたくさん踊れるので、女子流に合ってると思います」
友梨 「私も、お客さんがクギづけになるようなカッコいい曲をもっともっと歌っていきたいと思ってます」
――こうなったらガンガン攻めていってください! 両A面の「W.M.A.D」もカッコいい系の曲で、こちらはディスコ的な雰囲気がありますね。
彩乃 「以前からライヴで歌ってたんですけど、今回のレコーディングで、歌うパートや歌詞もちょっと変わったんです。大人になりたくない気持ちや不安な気持ちを歌った曲ですけど、曲調はアップテンポなのでライヴでも盛り上がれます」
ひとみ 「歌詞は、女のコが好きな男のコに向けて歌っていて、大人になったら一緒にいられなくなっちゃうから、大人になりたくないんだろうなっていう意味だと思いました」
友梨 「前に進みたいけど、まだ思い出にしたくない、このままでいたいって気持ちが複雑だなって。歌は、最初のパートがすごく速いんですよ。レコーディングのときも滑舌よく歌うようにしました」






――では、ライヴの話題に移りますが、10月22日に銀河劇場での初ホール・コンサートがありましたが、生バンドをバックにしたステージがすごく良かったです。そのときの感想を聞かせてもらえますか。
友梨 「バンドは迫力がすごかったし、やってても楽しかったし、むちゃテンションあがりました」
芽生 「最初のリハーサルのときは、バンドのみなさんに圧倒されちゃって合わせるのも大変だったけど、本番はバンドのみなさんとステージに出た瞬間の大歓声がうれしくて。カッコいい演奏に女子流の声が乗って、いい感じにできて楽しかったです」
未夢 「バンドのみなさんがいい人たちばかりで、リハーサルのときに私たちがみなさんにニックネームを付けたり、ドラムやギターを教えもらったり。そういうことがあったから息が合って、いいステージを一緒に作れたと思うんです。また一緒にライヴをやりたいです」
――ぜひ、お願いします。あのライヴで改めて思ったんですが、ピンヒールで激しく踊るのはやっぱりすごいですね。
全員 「ありがとうございます!」
未夢 「女子流を組んだときに、ヒールで踊ると聞いたときはビックリしました。最初は全部(底が)繋がってるヒールだったんですけど、どんどんステップアップしてピンヒールになりました(笑)。踊るのは難しいけど、でも憧れの少女時代さんやBoAさんもピンヒールで踊ってるので、あのくらいまでいきたいですね」
――いっちゃいましょう。あと、11月22日の横浜BLITZでは、ももいろクローバーZとの対決ライヴが決定しましたが、そこに挑む気持ちは?
友梨 「(それぞれの曲を5曲ずつ歌う)五番勝負なんですけど、勝ち負けよりも1曲1曲を両方のファンの人たちにちゃんと楽しんでもらえたらいいなと思います」
ひとみ 「ももクロさんの曲はノリやすくてワーッて盛り上がれるけど、女子流は聴かせるような曲が多いから、やっぱり歌やダンスをもっと練習しないとなって。勝ち負けもあるけど、それを気にしてたら前に進めないし、女子流は女子流らしいパフォーマンスを見せたいです」
――いい化学反応を期待してます。さらに、12月24日には中野サンプラザでのワンマン・コンサートが控えています。今までで一番大きな会場ですが、どんなライヴにしたいですか。
彩乃 「大きな中野サンプラザにたくさんの人に来てもらえるように、もっと女子流をアピールして、今までで最高のクリスマス・イヴになるようにライヴを盛り上げたいです」
芽生 「クリスマス・イヴっていう大事な日に、女子流のライヴを選んで来てくれるみなさんを楽しませられるように、新しいことに挑戦してみたり、楽しい時間にしたいです」
ひとみ 「例えば、女子流がサンタさん役になって、女子流のグッズとか、サイン入りのボール、あとフリスビーとか投げてみたいです(笑)」
――(笑)。ぜひサンプラザをピンクのペンライトで埋め尽くしてください! 最後に、女子流が今年一番成長したところ、そして来年やってみたいことを聞かせてください。
未夢 「今年は、去年に比べてパフォーマンス力、歌やダンス、MCも成長したかな〜って思います。だから来年はもっと成長して、みなさんにもっと認められるダンス&ボーカル・グループになりたいです。来年は、またツアーをやりたいし、今年よりも大きな会場でやれるようにがんばりたいです。これからも応援よろしくお願いします!」
取材・文/土屋恵介(2011年11月)
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