1月30日に発表した3rdアルバム
『約束』が絶好調、UST大賞2位を記録するなど、各方面から注目を集める
東京女子流が、2月16日に〈東京女子流×2.5D「東京女子会2(緊急重大発表も有り!?)」 supported by CDJournal〉と題したトーク&ミニ・ライヴを開催した。すでにご存知の通り、重大発表とはいっても活動休止などのショッキングな内容ではなく、めでたい発表だったこともあり、通常のインタビューとも違う、普段の5人の姿が垣間見れるイベントとなった。
重大発表パート1は、昨年12月22日に開催された東京女子流初の日本武道館公演の模様を収めた映像作品
『TOKYO GIRLS' STYLE『LIVE AT BUDOKAN 2012』』が4月10日にリリースされるという発表だ。新井ひとみが
「始まる前は、緊張がドキドキを越えて、パパラパッパッパー」状態だったという武道館。ライヴ全体の感想は、前回の女子流24時間UST内で行なわれたインタビューや、さまざまな媒体で語られているので、今回はメンバーが個人的に注目してほしいシーンを挙げてもらった。
「全部を観てほしいんですけど、うーん、(横から山邊未夢が耳打ち)小西のドヤ顔をたくさん見てください!(笑)」 (小西彩乃)
「〈Liar〉のとき、赤いスパンコールの衣装からピンクのワンピースに変わる瞬間をしっかり観てほしいです。衣装は、何回も変更があって本番直前にあの形になったんです。いろんなところにマジックテープがあって、それをバーッと剥がすとワンピースに変わるんですけど、なかなか剥がれなくて大変だったんです。暗転してて、女子流の葛藤は見られないんですけど(笑)、真っ暗の中を想像しながら観てほしいです。」 (庄司芽生)
「女子流はカッコいい曲が多くて、パフォーマンスのときに素が見えることはあまりないんですけど、(この日の)〈おんなじキモチ〉は好きなことをやって良かったので、メンバーが無邪気になれて自由な素の部分を出してます。ひとみとあぁちゃん(彩乃)に絡んだり、めいてぃん(庄司芽生)と勢いよく抱きついてグルッと1回転しちゃったのも面白かったです(笑)。あと、サビは会場のファンの方が一緒に踊ってくださったので、会場の一体感も見どころです」 (山邊未夢)
「〈月とサヨウナラ〉は、キメて踊らないといけなくてない曲だったし、イスの上に乗ったり、振りが結構セクシーで大人っぽくて、最初は恥ずかしかったんです。改めて映像を見たら、みんなの顔が大人っぽくてオ〜って思いました(笑)」 (中江友梨)
「〈Sparkle〉の前に掛け声をかけたんですけど、そこがフリーダムな感じで、お客さんと女子流が一体となって盛り上がってたので観てほしいです。あと面白かったところは、ステージに出る前のみんなの緊張感。真剣な表情をしていたんですけど、ファンの人は、そういうところを見れないじゃないですか。なので、(メイキングで入ったら)そこもみどころです」 (新井ひとみ)
ちなみに、緊張感で一番表情が険しかったメンバーを聞くと、
「一番は、めいてぃん(芽生)かな。あと、友梨ちゃんがステージに出るとき、“できる、できる”って呪文のように唱えててビックリしました(笑)。呪文のように唱えるのは、今まではなかったです」 (ひとみ)
そんな不安要素を微塵も感じさせない素晴らしいステージを、映像作品『TOKYO GIRLS' STYLE『LIVE AT BUDOKAN 2012』』でたっぷりと堪能してほしい。武道館ライヴを大成功に終えた女子流だが、次なる目標として、「アリーナを目指したい」(未夢)、「大阪の大阪城ホールでできたらいいな」(友梨)と、さらなる思いを語った。そして、ひとみの今年の目標として掲げていた紅白出場について聞いてみると、「ひとみは、デビュー当時から目標がずっと紅白一筋なんです。その夢は女子流としても目標なんです」と彩乃が語り、ひとみの「いくぞー! オー!」の掛け声に、会場全体も「オーッ!!」と大合唱で応える。
その後のミニ・ライヴは、ネコをイメージした、武道館公演と同じ衣装で、「Bad Flower」「LolitA☆Strawberry in summer」「ディスコード」「Overnight Sensation 〜時代はあなたに委ねてる〜」「ふたりきり」という勢い溢れるナンバーを披露。和やかなトークとは一転し、鋭くパワフルなパフォーマンスを存分に見せてくれた。
そして、重大発表パート2。4月10日は『TOKYO GIRLS' STYLE『LIVE AT BUDOKAN 2012』』のリリース日だけでなく、ひとみの15歳の誕生日。その日に、映像作品リリース記念&新井ひとみ生誕祭が、映画館で行なわれることが発表された。ひとみの誕生日をファンとメンバーで祝い、武道館のライヴ映像を大スクリーンで観覧できるというイベントだけに注目だ(詳細は後日発表)。
さて、15歳の前祝いとして、ひとみのいいところ15個をメンバーに挙げてもらったところ……芽生「やさしい」→友梨「しっかりしてる」→未夢「歌声が力強い」→彩乃「目がかわいい」→芽生「歯がかわいい」→友梨「足が長い」→未夢「髪型がかわいい」→彩乃「瞳がきれい」→芽生「まつげが長い」→友梨「愛嬌がある」→未夢「かっこいい」→彩乃「手がきれい」→芽生「音程がしっかりしてる」→友梨「ダンス覚えるのが早い」→未夢「最年少らしい」という答えが。「たくさん挙げてくれてありがと〜」と満面の笑みで喜ぶひとみ。
さらに、「ひとみはデビュー当時は一番小さかったけど、すごく身長が伸びたんです」という彩乃の言葉から、背の順に並んでもらおうと試みるも、それは友梨が断固拒否。ならばということで、精神年齢順に並んでもらうと、ビリの未夢が「みなさんは最近の私を知らない! 大人になった私を!」と力説する場面が見られた。その後、ジャンプ力対決(普段見られない、ライヴ前のウォームアップのぴょんぴょんジャンプを違った形で再現してもらいました)、女子力高い人、(女子流マンションにオバケ出るということで)オバケに強い人と、順番合戦が進めば進むほどゴチャゴチャな展開に。 これもまた女子流らしさである。
最後に、ひとみに15歳の決意表明を聞くと、「15歳になったら、ちょっと大人っぽくがんばります。いろいろおっちょこちょいだから間違えたりするので、徐々になくしていけたらなって思います」とにこやかに語った。
今後、東京女子流は、初のファンクラブイベントの開催、全国イベント〈アイドル乱舞〉への出演、そして3rdジャパンツアー『約束』が控えている。武道館ライヴを通過点と捉え、まだまだ進化を続ける東京女子流。彼女たちの鮮烈な魅力が、より多くの人たちの心をつかんでいくことは間違いないでしょう!