独ミュンヘン発の新型ブラス・バンド、ホッホツァイツカペレ（Hochzeitskapelle）の約3年ぶりとなるジャパン・ツアー〈ALIEN PARADE Returns〉が、11月17日（木）大阪・大阪ドーム千代崎港を皮切りに全国5ヵ所で開催されます。

　ドイツ語でウェディング・バンドを意味するホッホツァイツカペレは、ザ・ノーツイスト、スピリット・フェストのマーカス・アーハー（ds）と弟のミヒャ（tub，tp）、イフィー（va，tuba）、アレックス（banjo）、マティアス（tb）の5人組。サン・ラやムーンドッグ、エリオット・スミス、フランソワーズ・アルディ、ジョー・ミーク、ビル・ウェルズ、テニスコーツなど、世界中から楽曲を探し、オリジナルなスタイルでカヴァーする楽団で、地元ドイツでは、通常のライヴスペースではなく、レストランやバー、川や湖のほとりなど、人々が飲んだり踊ったりする場を好み演奏しています。

　2019年には、盟友テニスコーツをはじめ、さや（テニスコーツ）と遠藤里美（biobiopatata）を中心とした“ざやえんどう”、青柳拓次のソロ・プロジェクト“KAMA AINA”らと9都市14公演を巡るツアー〈ALIEN PARADE〉を開催。当時日本での知名度はほぼ皆無状態ながらも、各地で初見のオーディエンスを見事に魅了し、持ち込んだ物販も即完売と好評を博しました。

　その日本ツアーで受けたインスピレーションを基に、2022年6月にはアーハー兄弟主宰のレーベル「Alien Transistor」より、日本の金管楽器と木管楽器をフィーチャーしたグループの楽曲を全22曲収録したコンピレーション『Alien Parade Japan』も発売されました。

　今回、コロナ禍をはさんで3年ぶりに開催される〈ALIEN PARADE Returns〉にはテニスコーツのほか、『Alien Parade Japan』コンピ所縁のミュージシャン達が各地で参加予定です。詳細は、7e.p.公式サイトをご確認ください。


Photo by Shiori Ikeno