吉田美奈子、
佐藤博、
ハイ・ファイ・セットなど今や世界でシティ・ポップとして高く評価される音楽をプロデュース。
YMOの世界進出と国内での社会現象化、「
そばにいるね」(
青山テルマ feat.
SoulJa)の音楽ダウンロード日本最高記録樹立など、音楽史に偉大な実績を残した名プロデューサー、川添象郎(かわぞえしょうろう)。彼が、1960年代からの40余年間に手掛けたプロデュース作品の数々を収録めたCD『象の音楽 〜世界に衝撃を与えた川添象郎プロデュース作品集〜』が、3月29日(水)に発売されることが決定しました。
YMOの世界進出、シティ・ポップの源流構築、音楽DL日本最高記録など、音楽史に偉大な実績を残した川添。音楽プロデューサーとしての実績は他に類を見ないほど数多く多岐に亘る一方、ミュージカル『ヘアー』日本版プロデュースや国内初のインディーズレーベル「マッシュルーム・レコード」の設立といった斬新な取り組みで歴史の扉を開けた功績も極めて大きいものです。
その天才的感性と圧倒的眼力、発想力、創造力、突破力で彼が音楽史に深く名を刻んだプロデュース作の数々を収めた本作は、2枚のディスクにより構成され、それぞれ歌唱作品(Disc 1)とインストゥルメンタル作品(Disc 2)を収録。「そばにいるね」、「アメリカン・フィーリング」、「学生街の喫茶店」など時代を彩った大ヒット曲をはじめ、シティ・ポップと形容される名曲、世界的に評価された圧巻のインスト曲など音楽の真髄を心から楽しむことができる全28曲となっています。また、ボーナストラックにフラメンコギターの名プレイヤーでもある川添自身の1966年録音の音源も収録されるほか、川添と約60年間公私共に深い親交がある
村井邦彦による寄稿、
北中正和による楽曲解説という、川添象郎を知る貴重な読み物も付属しています。詳細は特設サイトをご確認ください。
昨年、川添象郎の自伝となる『象の記憶』(DU BOOKS)が出版され偉大なプロデューサーの存在が改めてクローズアップされましたが、本作は音楽による川添象郎の自伝として音楽的・資料的に価値の高いプロダクツとして注目されています。