東京を中心に活動しているインディペンデント・レーベルのなりすレコード、MARQUEE≠HOUSE(marble≠marble)、ミオベル・レコードは、「短冊CD発売35周年勝手に応援委員会」を結成。短冊CD生誕35周年の記念日にあたる2023年2月21日(火)に4作品の短冊CDを同時リリースします。
これは1988年2月21日に短冊CDが日本で初めてリリースされてから、今年で35周年を迎えるにあたり、懐かしの短冊CDというパッケージメディアに焦点をあてて、それを勝手にお祝いしようというもの。当時は
菊池桃子「
青春のいじわる」や
桑田佳祐「
悲しい気持ち」をはじめ約70タイトル程度の短冊CDがリリースされていました。短冊CDというと一般的には“2曲入りシングルにカラオケ音源”というイメージが強いものの、今回の4作品は、シングルはもちろんのこと、ミニ・アルバム、コンピレーション・アルバムと、各レーベルが短冊CDの可能性を追求、35周年に相応しい意欲的なラインナップが揃いました。
なりすレコードからは2作品がリリース。1枚目は、孤高の富士山ご当地アイドル、
3776『
J.S.バッハ:チェンバロ協奏曲第1番第3楽章 E.P.』。来るべき新作アルバムへの布石か、3776の久々の新曲は、
J.S.バッハ他、クラシックの名曲をカヴァーした3曲入りEP。 昨年YouTubeで発表された「J.S.バッハ:チェンバロ協奏曲第1番第3楽章」、「ストラヴィンスキー:いけにえの踊り(「春の祭典」より)」と「ベートーヴェン:交響曲第7番第4楽章」の3曲が遂に初CD化されます。プロデューサー
石田彰が前人未到の新解釈アレンジでカヴァーした驚異的内容になっています。
2枚目は、驚異のパブロック・アイドル
一色萌(ひいろもえ)の『
SINGLES 2020-2022』。これまでにリリースした3枚の7インチ・シングルを全曲収録した6曲入りミニ・アルバムが、短冊CDとして発売決定。
デフ・スクール、
ビリー・ブレムナー(元
ロックパイル)、
ザ・コーギス等、伝説のミュージシャン / バンド本人自ら全面参加したカヴァー曲から、昨年大きな話題を集めた、ネオGSムーブメントを牽引したバンド、
ザ・ファントムギフトがバッキングを務めた新曲「ハートにROCK!」まで収録した、全6曲中3曲が初CD化。
3枚目は2022年Zipper専属モデルオーディショングランプリ獲得、令和のシノラーTnakaの音楽プロジェクトである
marble≠marbleのシングル「
誰それ?!」。これまでのデトロイトテクノ・オマージュ路線を踏襲しながら、それらのルーツの一つであるクラフトワークを強く意識したものとなっています。全編にわたってクラフトワーク風のヴォコーダーヴォイスを取り入れつつ、ミステリアスでドラマティックな展開に引き込まれる意欲的な作品。カップリング「『派手!!!』」は、
中山美穂の1987年の作品をピアノハウスに仕立てたカヴァー曲。派手なTnakaにぴったりの疾走感が心地よい作品に仕上がっています。
そして、4枚目は、ミオベル・レコードによる短冊コンピレーション・アルバム『
BLUE TENTION #bt20230221』。「心が泣くなら、涙はきっとこんな色」といったイメージの楽曲を国内外から集めたもので、
プレクトラム、スリー・ベリー・アイスクリーム、グレンフェル、
ムード・シックス、
黒沢健一(ex.
L⇔R)の作品を収録。グレンフェルは2年前にリリースした1stシングルをフル・ヴァージョンで初の音源化、イギリスのバンド、ムード・シックス「I SAW THE LIGHT」は当時全米チャートで16位を記録した
トッド・ラングレンの名曲カヴァー、黒沢健一の「SHOOTING THROUGH THE BLUE -blue wo uchinuite-」は、L⇔R名義の楽曲を
マルーン5なども手がけているアメリカ人プロデューサーのエリック・ロッセを迎えたセルフ・カヴァー音源となっています。プレクトラムとスリー・ベリー・アイスクリーム含めてすべて既発曲ですが、全曲2023年最新リマスタリングを行った新音源となっており、MP3ダウンロードコード付きで1,000円(税抜)と35周年記念特別価格で提供されます。なお公式直販も予定されており、後日発表されるとのこと。
さらに、リリースを記念して、2月22日(水)には東京・タワーレコード渋谷店6F(TOWER VINYL SHIBUYA)でインストア・イベントの開催も決定しています。