若手ヴァイオリニストのランドル・グーズビー(Randall Goosby)が、デッカからの2ndアルバムとして
ヤニック・ネゼ=セガン指揮
フィラデルフィア管弦楽団と録音した『ブルッフ&プライス:ヴァイオリン協奏曲 他』を5月19日(金)に発表します。収録曲の「プライス:崇拝(J.Grayによるヴァイオリンと弦楽合奏編)」が先行配信中です。
アフリカ系アメリカ人の父と、日本で育った韓国人の母の間に生まれた27歳のグーズビーは、世界的ヴァイオリニストである
イツァーク・パールマンの弟子として、13歳で
ニューヨーク・フィルハーモニックと
クリーヴランド管弦楽団と共演。同じ年に、スフィンクス・コンクールのジュニア部門で史上最年少の優勝を果たしました。2020年には名門クラシック・レーベル、デッカ・クラシックスと専属契約を結び、デビュー・アルバム『ルーツ』(2021)をリリースしました。
新作の『ブルッフ&プライス:ヴァイオリン協奏曲 他』には、フローレンス・プライスと
マックス・ブルッフによるヴァイオリン協奏曲を中心に収録。ヤニック・ネゼ=セガン指揮フィラデルフィア管弦楽団との共演も聴きどころです。グーズビーはこの共演について「ヤニックは、フィラデルフィア管弦楽団とともにプライスの音楽を世間に広めた偉大な指揮者です。彼がこの音楽をどれだけ大切に思っているか、自分にとってどんな意味があるかが、オーケストラやレコーディングの音でよくわかります。これ以上理想的なコラボレーションはないと思います」とコメントしています。
グーズビーは今年7月に初来日。石川県立音楽堂で、ライアン・ウィグルスワース指揮
オーケストラ・アンサンブル金沢とともにアルバム収録曲の「ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番」を披露する予定です。
Photo by Ollie Ali