人気作から日本初上陸作品まで、新旧の全9本をラインナップする〈アイルランド映画祭 2023〉が、6月2日(金)から6月15日(木)まで東京・角川シネマ有楽町で開催されます。
アイルランドの美しい自然や神秘的なケルト文化などは、これまでも日本で親しまれてきましたが、近年はアイルランド映画に対する評価も世界的に高まっており、今年のアカデミー賞では、『
イニシェリン島の精霊』が作品賞、監督賞、主演男優賞をはじめ9部門にノミネート、『The Quiet Girl』が国際長編映画賞にノミネート、『アイリッシュ・グッドバイ』が短編実写映画賞を受賞しました。
〈アイルランド映画祭 2023〉で日本初上映されるのは、アカデミー賞短編実写映画賞を受賞した『アイリッシュ・グッドバイ』(2022年)、アイリッシュ・ダンスについてのドキュメンタリー映画『ステップス・オブ・フリーダム』(2022年 / 6月4日の上映後に日本人アイリッシュ・ダンサーの林孝之が登壇)、初の女性監督によるアイルランド映画『もうひとつの楽園』(1956年)の3本。
さらには音楽に情熱を燃やす若者たちを描いた『
シング・ストリート 未来へのうた』(2015年)、ダブリンを舞台にしたLGBTQがテーマのラブ・コメディ『恋人はアンバー』(2020年)、名匠
アラン・パーカー監督によるソウル・バンド結成の奮闘劇『
ザ・コミットメンツ』(1991年)といった、多くの名曲に彩られたアイルランドの青春映画の傑作を上映。
そのほか、独自の世界観が美しいアニメーション『
ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』(2014年)、映画史にその名を刻む
ジョン・フォード監督の『
静かなる男 デジタルリマスター版』(1952年)、昨年のアカデミー賞で話題になった
ケネス・ブラナー監督の『
ベルファスト』(2021年)といった、名作の誉れ高い作品もラインナップしています。
上映スケジュールはオフィシャル・サイトで公開されています。